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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784022502445
みんなの感想まとめ
テーマは、シオリとノゾミという対照的な姉妹の関係を通じて描かれる自己認識や他者との関わりです。シオリは自分を吟遊詩人と信じるお人よしで、周囲に利用されながらも優しさを持っています。一方、ノゾミはシオリ...
感想・レビュー・書評
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らしくない読みやすさ。
軽いタッチで一気に読める。
優しさと、可笑しさと、悲しさと。
んー。
違和感、読みこなせてない感が残る。
これ、どう読むべきなのかなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
売り文句としてはアベ版"マッチ売りの少女"とのことだが、プロットがどうこうというよりもむしろ重要なのは、マッチ売りの少女を引いて"寓話である"ということではないか。寓話の定義はわからないけれど、箱入りの構造にして無理やり寓話化されたこのオハナシが、つまり寓話の語られ方の形態としての"語り継がれてゆく(べき)こと"を主題としているのはおそらく煉獄みたいな捉え方であると思う。贖罪。
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現代のおとぎ話。人がいい女性が他人にいいように扱われてにっちもさっちもいかない状況に追い込まれる物語。初めて読む作品と思ったが、どうやら2回目の読書だった。
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導入部分がどう繋がるのか・・・と
思いつつ進んで
そこまでは面白かったのに
ふ~~~ん -
不可思議な作品。
”純文学(じゅんぶんがく)は、大衆小説に対して「娯楽性」よりも「芸術性」に重きを置いている小説を総称する”モノらしいので、芸術に意味を見出そうというのがそもそも間違いなのか?
面白いか否かで言えば、面白かった。
というか嫌いな作品ではないが、
うまく言葉にできない物悲しい霧のような何かが胸に残る。
キャプテンサンダーボルトで出会わなければ、きっと手に取ることはなかっただろうな。
最初のプロローグで惹きつけられた、
その後突然、思いもしない別次元へ連れて行かれた感じ。
ただ、置いてきぼりをくらわすような乱暴さはないので、不快さは無い。
右も左もわからぬ所ではあるが、手を引いてゆっくり進むように手探りで読み進んでいった。
”初めて見る景色”は新鮮でそれなりに面白くもあったけれど、最後の最後(作品の中で語られる物語の)で結局これはなんだったんだろうと少し途方に暮れる。ホント、何だったんだ、あれは。
本の冒頭とラストの雰囲気が好きだ。
作品全体としての是非はわからないが、
あの雰囲気は、好き。 -
小説は(皆そうかもしれないが)映像化しながら読むタイプなのですが全般的になかなかの風景がイメージされたので 結構よかったです
後半の展開が かなり唐突なところが一番の魅力ですね
そしてなんとなく寂しく(物悲しく)終るというのも好みでしょうか -
カバー写真が大好きなヴァンクリのジュエリーだったので、どんな素敵なお話かと思ったら、、、本文にはほとんど関係なく。。しかもなんだか違和感があると思ったら、もともとは携帯小説だったらしい。不思議な話。かと言ってつまらないわけではない。変な話だけどつい読んでしまったという感じ。しかも夜更かししてまで笑
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びっくりするぐらい、最後が悲しい話。
一人の気が弱くて、でも強い決断をした女の子の話です。
主人公が、好き勝手にバンドのメンバーにされるとこが切なかった。 -
阿部さんが書いたとは思えないような、軽いタッチが印象的。
エンタメ要素が強いので、本好きな人向けというよりは、普段あまり本を読まない人にオススメかも。
シオリとその妹の関係性がなかなか恐ろしいと思った。 -
阿部 和重を久しぶりに読んだ。
普通にエンターテインメントとして面白い作品。
後半のドライブ感が、早く読み進めたい欲求を煽る。
嘘なのか、真実なのか?
最後の最後まで読者に結末のジャッジを委ねるような前半の導線は圧巻。
ちょうどエヴァとか東のエデンを観た後だったので、
何となくシンパシーを感じた! -
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最後までつかみどころのないまま終わってしまった感が…
いや、最初と最後はいいし、ああーそっかそうなんだ、ってちょっとさびしくなる読後感もいいんだけど、伏線かしらーと思いながら読んでたところが別にそうではなかった。もっと最後の方でびしばし繋がるのかと期待しすぎた。
ある女の子が、にわかに世界を破滅させるか救うか、ということになる話ですが、それはものすごく最後らへんだけで、途中まではその女の子の決して幸福だったり順風満帆だったりはしないこれまでが語られます。スパイラルで炸裂する妄想が、それはそれで面白いのかもしれない。
でもいかんせん繋がるものだと思っていたから…!それがざんねん!
他の本も読んでみようと思います。 -
携帯小説として配信された作品。
現代版「マッチ売りの少女」。
うーん、悲しい物語・・・。 -
前半はそれなりに楽しめた。後半、冗談みたいな話になってしまう。色々書く中には、こういう作品もあっていいのかな。普通に家族との関係とか描いて成長させていけばよかったんじゃ?
ともあれ、後半でドSの妹が出てこなくなったのは個人的に大きなマイナス。 -
ジュエリーデザイナーがすごく良くできたイミテーションに関わり国際的な裏組織の陰謀に巻き込まれるというような話かと勝手に思い読んでみたら全く違った(笑)主人公のシオリは ひたすら不幸で本人も悲しんでいるのだけどそれほど悲壮感が漂わない(それがむしろグッとくるのだけど)はたから見たら だまされやすそうなちょっとイタタな娘なんだけど最終的には大きなことをやってのけるどういう風に着地するのかと途中ハラハラしたが そうきたか という感じ創作とはいえ 他人の人生すべてを読んだ気がしていろいろ考えてしまった
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2010/1/25購入
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一人の女性のお話。主人公は大変な人生を送ったんだなあと、フィクションだとは分かっていますが、そう思わずにいられません。
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「ピュアなストーリー」とか帯に書いてありますが、ここまで悪意のある語りは阿部和重ならでは。さらに力技で感動のラスト(?)をでっち上げ。
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近未来のお伽噺。「たったひとつの冴えたやり方」を思い出しました。
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「極限の純真小説」だの「2011年の『マッチ売りの少女』」だのといった帯文にあるような「〈奇跡〉を描いた物語」を阿部和重が書くことに単純に驚き、事実一読してみれば「アメリカの夜」や「ABC戦争」のような初期のゴリゴリの作品や近年の大著「シンセミア」らとは一線を画する作品となっている。何の衒いもなくそのまま読めば、まさに帯文のとおりとなってしまうのかもしれないが(別にいいけど)、やはりこの作品は阿部和重のものと思わせるのが、語り手の問題であって、この作品も他の諸作と同様、語り手が信用おけない。「〈奇跡〉を描いた物語」は複雑で重層化された構造によって語られ、「純真小説」の純真性は宙吊りにされている。
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