特捜検察vs.金融権力

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.21
  • (1)
  • (7)
  • (17)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 76
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022502483

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 世の中には悪い事する人多いんだなぁ。

    お金は悩ましいですね。あっても無くても… 正当に儲けたものであれ、不正に儲けたものであれ、お金を求め始めると終わりがない様ですね。これで十分と思えないのがお金の怖いところですね…

    皆が知っている有名な事件を追っているのにも拘らず、物語としての展開に欠けるため、読み物としての魅力には欠ける。

    結局パラパラと斜め読みで終わってしまった。

  • バブル期から現在まで、時代を象徴する経済事件とその背後にある社会の歪みを検察の動きを中心に追ったドライブ感溢れるノンフィクション。
    国の行政機関である検察が国の政策に沿って権限を行使すること、所謂「国策捜査」は極めて自然な刑事司法の姿である、という著者の姿勢は賛否の分かれるところだが、現に検察(及び表裏一体の法務官僚)が日本社会の転換点にあって常にその進む方向をリードしてきた事実は否定し得ない。中でも本書が扱う、「省庁の中の省庁」大蔵省が絶大な権限を振るった「護送船団」型の事前規制行政システムから、ライブドア事件に象徴される事後チェック型の行政システムへと大きく舵を切ったこの20年の「国のあり方」に検察が果たした役割ははかり知れない。
    一方で犯罪摘発を社会設計の手段として用いるというエリート主義は常に独善と紙一重だ。調査活動費問題では内部告発者の口封じ逮捕疑惑なども含め、検察の恥部が露になった。「天皇の認証官」として強烈なプライドを持つ彼らの仕事をチェックするはずの裁判署は「有罪率99.9%」という数字を挙げるまでもなく、検察の追認機関としてしか機能していないのが現実だ。
    他にも、誰かが傷つくことを前提とした「事後チェック」なる仕組みが事前規制に比べてそれほど優れたものなのか、また「一罰百戒」を当然とする感覚は「法の下の平等」という大原則とどのように折り合いをつけているのか、など検察官らに問うてみたい疑問は尽きない。立場の違いを超え、様々な視点で考えさせられることの多い良書だ。

  • 期待したほどの出来ではありません。新聞記者には、名文家であるライターと事件を追い求めるハンターという二つのタイプがいるそうです。両者を兼ねる人もいますが、例外に属します。著者は、後者に属します。この10年の金融行政に関する舞台裏を綿密な取材により、明らかにします。この取材力は本物です。ただし、材料と比較すると、面白くありません。ライターとしての能力が欠けているのでしょう。

  • 平成24年2月4日図書館リサイクル(第1刷)

  • 護送船団方式が崩壊し、法務・検察と大蔵省の蜜月も終焉をむかえ、敵対、摘発、意趣返しなどが続いた。

    バブル崩壊以後の特捜検察と金融権力の15年を追った作品である。

    霞が関の高級官僚と政財界との切っても切れない関係とノンキャリアとの確執などについて、まさに現場で起こった事象について踏み込んだ取材活動で得た情報が綴られている。

    政財界の上層部での密室でのシガラミを勘案しながら、事件にするのか起訴するのか社会情勢が激変する中で、その都度困難な判断を求められる。

    しかしながら、正義感の強いノンキャリアの現場の検察との確執は根深いものがある。

    そんな中、ダブルスタンダードな価値観で逮捕・起訴される人々の人生はどうなるのだ。

    取り返しのつかない人生を歩まされる人びとの視点では描かれていないのが、この作品の限界なのかもしれない・・・

  •  検事たちの発言、会合の様子が実に詳しい。かなり内側に食い込んで取材していることが伝わってくる。
     だからこそ、彼らの言い分が無批判に引用されている面もある。
     この手法を取る限り、国策操作の問題、裁判員制度への疑惑などは追及できないのではないか。(工業高校卒の検事がいたことにびっくり)。

  • 朝日新聞(なかなか面白いが内容が理解できないな)

  • 検察の首脳人事の年表が全て

  • ムラ社会の小競り合いに見える。
    でもそんなもんかもね。

全10件中 1 - 10件を表示

村山治の作品

特捜検察vs.金融権力を本棚に登録しているひと

ツイートする