「震度6強」が原発を襲った

  • 朝日新聞社
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022503404

作品紹介・あらすじ

揺れも原因も「想定外」!!日本の原発はホントに大丈夫なのか?新潟県中越沖地震が襲った柏崎刈羽原発に何が起こったのか。現地取材チームと朝日新聞科学グループが、原発と地震について緊急徹底検証。

感想・レビュー・書評

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  • 2007年7月、新潟・柏崎刈羽原発を震度6強・マグニチュード6.8という「想定外」の巨大地震が襲った時の記録です。このときの教訓が少しでも活かされていれば…。

    ここに書かれてあることは、福島原発の話ではありません。07年7月、新潟・柏崎刈羽原発を震度6強・マグニチュード6.8という「想定外」の巨大地震が襲い、さぁ、日本の原発は安全なのか?ということについて、朝日新聞科学グループが一冊丸々当時の事情を総力取材して著されたのが本書です。今、福島の原発事故がどうなっているのかは僕の知る由がありませんけれど。あれだけ想定外だ想定外だとお偉いさんたちが喧伝していますけれど、何のことはない。2007年に新潟・柏崎刈羽原発でこういう事件があって「地震大国日本で原発は大丈夫か」という問題が浮上していたんですね。

    このときの教訓を何らかの形で生かしてさえいれば、今回の福島第一原子力発電所でも、あそこまで酷いことは起こらなかっただろうに、という無念さが読みながらこみ上げてきましたね。『中越沖地震はどのように起こったのか』『『原発耐震指針の改訂』はどのように行われたのか』粉れについてはぜひ本書で確認いただくとして、ここに書かれている「ゲンパツ・シンサイ」という言葉が現実になってしまった今だからこそ、読んでいただきたいと思います。

  • 新潟中越地震時の柏崎原発の話だけど、まるで今年2011年の福島原発の話を読んでいるかのようなデジャヴ。

  • 調査と情報 No.515 原子力発電所の地震対策 2006/3

    日本の原子力発電所の耐震対策
    7 原子力発電所は、過去の津波の調査などから、津波に対して十分余裕のある高さの場所に建設されている

  • 柏崎原発に地震が起こったときのレポートの本。
    非常に良い本でした。

    書き出しは、まず、実際の地震発生時のドキュメント。
    誰が、どんな行動をとったのか、また、
    どんな事が実際に起こり、どんな気持ちで動いたのか、が、
    かなりのページを費やして書かれています。
    非常に臨場感をもって読めます。

    途中からは、

    「では、この地震でどのような対策、対応が打たれようとしたのか?」

    が、浜岡原発、他の実例を持って書かれています。

    で、予想通りの「なんにもしていない」。

    気づいたのは、この時も、この他の時も、原発関係の事故発生時には

    「想定外の出来事」

    という言葉が使われていたのだということ。

    で、この想定外を極力無くそうとする動きを、とことん「止める」ということ。

    もういいのではないでしょうか?

    そんなに子孫にツケを負わせて、心が痛むことは無いのでしょうか?

    「私」が多すぎます。
    http://uchidashin1.blog117.fc2.com/blog-entry-28.html

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