米朝よもやま噺

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  • 朝日新聞社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022503619

感想・レビュー・書評

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  • 急に上昇した米朝熱。落語熱ではなく米朝熱。気が付いたら図書館でこの本を手にしていたんだぜ…
    ラジオ番組「米朝 よもやま噺」の05年から07年初頭までの放送分を書き起こしたもので、その為、内容の順番的にとくにやまもなし意味もなし落ちもないのですが、芸歴60年超の米朝師匠がはんなりとした口調で語る、上方の芸談、昔の大阪の土地や文化の話、往年の落語界や落語家達の話、弟子の話etc……その話の豊富なこと豊富なこと! かつての大阪や、かつての名人をよく知らない自分でも、その光景がひとつひとつ浮かんできました。
    米朝さんがひとつひとつ語ったものなので、文字にしてもとても温かみがある。まるで落語の高座のように、だけど一対一で話をされているようで、ありがたみもあると同時に、読み進めるのがとても惜しかったです。またこういうの出ないかなあ。

  • 米朝師匠がラジオで語ってたことを書き起こした本。自身の若い頃の寄席や講談の様子、さらには大阪の昔の様子まで様々なことが書かれていて飽きない。もちろん自分の弟子であるざこばや枝雀、米団治等の若手時代の話も満載。米朝師匠の枕をずっと聞いている気分になれる本。

  • 肩の凝らない、含蓄のある話ばかり。芸能とはなんぞや、上方文化とはなんぞや、って思います。

  • いろんな落語が聞いてみたくなる。そして、師匠の若かりし頃がかっこよすぎる笑

  • 芸談はもちろんのこと、米朝師匠の若かりし頃の写真が豊富。

  • やはり米朝さんの語り口は好きです。

    溢れる知識に分かりやすい説明。鬼に金棒。学者肌と体現者が同居できるって本当に稀有だと思います。

  • 興味深いお話が満載。
    お酒のお話に感化されまして…。実に美味しそう。
    最近は控えていたのですが、今月歓送迎会がありまして、その際は日本酒とお豆腐にしよう!と思いました。
    変なトコロで影響受けやすい。

  • 上方落語の教科書のような人。
    そんな米朝の落語人生が米朝の語り口調で書かれている。「落語ってそんなんだったのね」と思うような、米朝しかしらないような昔の落語に関しての歴史が語られている。生きてるうちに本にしておいて良かったね(不謹慎だけど)と思った。

  • ラジオの書き起こし

  • 米朝コレクション。コレクション、なかなか集まんないな…、がんばろう。

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著者プロフィール

桂 米朝(かつら・べいちょう)落語家。本名・中川清。1925(大正14)年11月6日、満州大連生まれ、兵庫県姫路市育ち。1943(昭和18)年、作家・寄席文化研究家の正岡容に師事。1947(昭和22)年、四代目桂米団治に入門、三代目桂米朝を名乗る。戦後、衰退の一途にあった上方落語の復興に尽力。途絶えていた数多くの噺を再構成して復活させ、多数の弟子を育て、サンケイホールをはじめ全国各地での独演会を成功・定着させた。上方落語四天王の一人にして中興の祖。文化勲章、重要無形文化財保持者(人間国宝)、文化功労者、紫綬褒章など受章・顕彰多数。著書『米朝上方落語選(正・続)』(立風書房)、『上方落語ノート(1~4集)』(青蛙房)、『桂米朝集成(1~4巻)』(岩波書店)など。

「2013年 『米朝落語全集 増補改訂版 第一巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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