ヒトラーの贋札 悪魔の工房

制作 : 熊河 浩 
  • 朝日新聞社 (2008年1月11日発売)
4.08
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  • レビュー :10
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022503862

ヒトラーの贋札 悪魔の工房の感想・レビュー・書評

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  • 今までホロコースト関係の本を数多く読んだが、これは最もリアルで強烈だった。
    先日観た映画の原作本だ。
    著者のアドルフ・ブルガーはユダヤ系スロバキア人で印刷工だった。ナチスに捉えられアウシュビッツに送られる。目の前で行われる大虐殺を毎日見ながら奇跡的になんとか生き残った。
    この本は著者の回顧録である。
    彼はナチスの秘密工場で偽札を作らさせられる。病気になった仲間は撃ち殺された。
    この本には一緒に工場で働いた全ての人の名前や出身地や職業、殺された人の名前も紹介されている。
    終戦の時証拠品はオーストリアのトプリッツ湖に沈められた。
    収容所で虐殺をしてきた親衛隊の人々は戦犯になって死刑になった人もいるが、多くは生き延びて逃げ延び平和に暮らしたそうだ。

  • ナチスのベルンハルト作戦にかかわらされた人の実話。なので、とても衝撃的です。内容的には、ベルンハルト作戦中心ではなく、強制収容所の内容が多く、そちらが主体になっている。

  • (欲しい!)

  • ベルンハルト作戦についてとユダヤ人の虐殺など・・・同じ人間がよくここまで冷酷非道なことをできるものだなと恐ろしく思いました。戦争はいけないですね。贋札の技術は高度らしい。逆に考えたら、今ってここまで熱心に贋札作ろうとする輩はいないよね?とても良いことなんですけど。

  • 本当に恐ろしい内容だ。
    ヒトラーの残虐非道な行為以外にドル、ポンドを作っていたのだ。ユダヤ人を利用して。ここまでいろいろなことが書かれているホロコーストの本を読むのは久しぶり。ここに出ている写真を見るだけで、現代日本に生きている幸せを痛感する。人類の必読書の一冊。

  • ヒトラーマネーとおんなじことを 実際にお札をつくらされた人から見ている話なんだけど 見方が違うとこんなに違うんだなぁ ものすごく 生き残ることに 一所懸命なんだけど 私だったら そんな風に なれないなぁ

  • 話題となった、映画『ヒトラーの贋札』の原案本である。以前読んだ『夜と霧』と同様の衝撃があった。話はがらりと変わるけど、いじめや自殺……目下、社会問題化しているこのような症状に対して、全篇「生きる」、「生き抜く」ことに貫かれたこの本を、特に学校教育では是が非でも取り上げてほしいものである。

  • 挫折!

  • ナチスの紙幣偽造計画に関わった囚人のドキュメント強制収容所での体験が半分近くを占め、贋札づくりはどうなった?と思う頃やっと本筋が始まる。紙幣偽造の過程やサボタージュで抵抗する囚人達、流通に暗躍するスパイなどスリリングな読み物(といって良いのか)になっている。本題にもっとページを割いて欲しかった気もしますが、当時のスロヴァキアの政情は目新しかったです。

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