- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022503879
感想・レビュー・書評
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トカゲの活躍は微妙だったが、SITはかっこよかった。
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2020年8月15日
まわりくどい表現で一瞬読むのを諦めかけたけど、知恵と経験を重ねて犯人に対峙していく、そう、本文にも書いていた将棋の対局のような捜査に、はらはらしながら、読み進めていた。
組織の不自由さ、頭の堅い上司、自分の実力不足などままならない現実もとても理解できるし、共感できる。
途中で狂言犯行と看破できたので、満足感アップ。
その後、のトカゲの活躍は目を見張るばかり。
爽快な読書になった。 -
TOKAGEシリーズ 第1弾
誘拐やテロの捜査を担当する特殊犯捜査係に所属するTOKAGE(特殊遊撃捜査隊)の物語。
3人の銀行員が誘拐され、10億円もの身代金を要求される銀行。
犯人との一進一退の交渉を展開する。
警察と新聞記者、双方で事件の真相に近づいていく。
全体的に誘拐身代金事件の犯人とのやりとりが8割、TOKAGEの内容が少なかったような。
TOKAGEの活躍を短編作で読んでみたいと思いました。 -
普通の刑事物とは全く異なる作品だ。おそらく初めてのシリーズだと思う。特殊な事件(誘拐、ハイジャック等)が発生した場合に、バイクで出動して、事件周辺の先行情報活動を行うバイクチームの活動を描くが、もちろんそれだけの小説ではない。事件全体も迫力の展開で進む。最初の作品は企業誘拐事件。TOKAGEの若手メンバー上野数馬と年下の女上司白石涼子の活躍がすごい。
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作者は刑事・公安・キャリアの様々な視点から作品を書いているが、今回はSITらしい。
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期待したほどではなかったが、サクッと読めて楽しめた。設定はいいが、キャラの描写とか浅いし、ストーリーもありがちかなぁ。
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TOKAGE1
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初めての今野さん作品。しかし、返却期限が来たので、読まずに返しました。
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えっなにこれ?メチャつまんない。トカゲの連中全然活躍しないじゃん。バイク何のため?物語の進行役?つか事件の顛末も盛り上がらないし、一体どこが面白かったんだろう。あとインターネット電話は逆探知できないとか言ってるけど、考証甘くない?
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娯楽小説としてはそこそこ楽しめた。人物描写は先も感じさせて良かった。ストーリーは最初から先が読めてしまうので盛り上がりにかける。
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主役は誰なのか?タイトルを期待して読むと裏切られる感じがする。次回作以降では活躍するのか?せっかくの設定が生かされていない感じがもったいない。シリーズ化されているものなので、次回作を見てから判断かと。ミステリーとしては謎も浅いし、警察小説として読むくらいがちょうどよい感じ。
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誘拐ものって大体こういうパターンだよね。
警察と新聞記者の2視点で進む感じで、TOKAGEの活躍はそんなに見れなかったので、もっとTOKAGE主体の話も読んでみたい。 -
警視庁捜査一課には「TOKAGE」と呼ばれる覆面捜査チームが存在する。オートバイで行動し、捜査中は表に出てはいけない。
チームを率いるのは、冷静沈着、容姿端麗な女性捜査官。とくれば役者はそろったはずなのに、また題名になるくらいなので、チームが主役のはずなんだけど、銀行のお偉いさんだったり、新聞記者だったり、場面場面で主人公が変わったりして、その役割通りなんだか印象が薄い。
登場人物も多くて、人物像が把握しづらい。 -
最後の50ページくらいから結末が読めてきた。犯人の動機に期待したが、イマイチ。
また、主人公の上野の活躍が少ないように思える。
全体的にもう少し盛り上がりが欲しい。
26年1月 読了。 -
特殊捜査班SIT。メンバー達のキャラクターもいい。
「トカゲ」というバイクの遊撃隊の名前がタイトルになっている
けど、もう少し活躍してもよかったかも。
企業誘拐事件を警察側と新聞記者側と両方から描いているのも
おもしろい。
でも正直なところ、序盤で思ったとおりのオチ(犯人)だった。
あーやっぱりかあ(笑) -
は~。長編ドラマを見た後のようです。
特殊捜査係、通称「SIT」
バイク部隊の一番の若手、上野が主人公。
冒頭から誘拐事件が発生し、犯人との駆け引きが始まり、
読んでいるこちらも、緊張し気が抜けない。
文中にもあるが、殺人事件は過去を追うのに対し、
誘拐事件は現在進行形の事件が題材だから。
事件の結末だけがすこーし物足りない気がするけど、過程で十分に楽しめました。
かっこいい。なにせ、かっこいい。高部係長。
手元にはすぐ、TOKAGE2が控えています。楽しみ! -
潜入裏切
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続編あるんだ!早速チェックしなきゃ♬
TOKAGE隊。派手な活躍はないけど、冷静沈着にそうさに当たる様がかっこいい♪最初はあんまり今野敏さんすきじゃなかったけど、最近どっぷりハマってる(*^▽^*) -
市立中央図書館。少し前に読んだ「天網・TOKAGE2」の前のお話。まづこれから読み始めるかな。
TOKAGE(警視庁特殊遊撃捜査隊)のリーダー白石涼子。なかなか魅力的な人物造形だと思ふけど、仕事で愛用の単車がヤマハFZX750、若手の上野数馬のがスズキGSX400インパルス、といふのが大幅に面白みを減ずる。バイクのテクニックについての記述はほとんどないが、これはまあつまり作者がバイクのことをあまり知らないのと、取材不足なのだらう。
話としては面白い。無能な管理官相馬のキャラクターも重要。 -
淡々と事件の核心に近づいていく様が描かれている。
若干引っ張りすぎかな?と思うこともあったけど、
優秀な人物を丁寧に描こうとしている感じがした。
伝えたいことがつかめなかった。 -
銀行が被害者となった企業誘拐に向かう特殊捜査係とトカゲと呼ばれるバイク部隊の活躍。
特殊班の有能な刑事たちと、自尊心の塊のような管理官とのやりとりや、犯人たちとの駆け引き。銀行の人間とのやりとり。
新聞社の遊軍記者も独自のルートで真相に迫っていく。
ストーリーがテンポよく進んでいくし、トカゲの後輩男性の視点で書かれている女性先輩刑事や、その上司たちがカッコイイです。
ドラマを見てるような感覚で一気読みできました。 -
TOKAGEの捜査に対する考え方・動き方も独特でした。
その捜査本部の動きに対して記者の調査・聞き込みが並行して進んでいく様子も目が離せなかった。リズム感があって一気に読み進み気分良く読了しました。 -
銀行員が誘拐されるという、企業誘拐事件が発生。ストーリー自体に目新しいものはないけれど、バイク隊のトカゲや、交渉人の仕事が書かれていて面白い。
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警察物も面白くて読んでいますが、普通の刑事じゃなくって特殊任務のそれも覆面バイクっていう仕事があるんだぁ~と初めて知りました。
物語だから「トカゲ」なんて呼び名は違っているんでしょうが、面白い世界だなぁーと(笑)
でも、ちょっとだけ残念!!スピード感もあるし、いつもと違った目線で事件解決に近づくんだけど、あまりにも犯人の意図が分かりやすくって、途中でカラクリが分かってしましました(^-^;)
でも、ほんとに新たな切り口の刑事物だったので、評価は★3つ♪ -
なんとなく警察小説が読みたくなって、そうなるとこの作者だろうということで・・・w
おもしろかったかと聞かれれば読んでる最中はそれなりに夢中に読んだのでおもしろかったし楽しめたんですが。。。かなり序盤でなんとはなしに真相がわかってしまい、まあ自分に気づかれるくらいだから他にもいっぱい気付いた人いるんでしょうが、名うての警察特殊部隊の面々がなかなか気付かないものなのだろうか?と。真っ先に疑ってよくね?と。
あと、多分大半のレビューで言われてるんじゃないかと思うんですが「終わりがえらくあっさり」。
過程が書きたかったのであってその後は適当で、という作者の思いでもあるのでしょうか? -
警察庁の特殊班係の中でもバイク部隊を主としたもののようですが、少なくともタイトルから考えれば物足りないです。
銀行員誘拐事件を解決するまでの活躍、という割にはさらっとこういうお仕事してるんだよ的な流れだけで終わってしまう。内実は隠密に行動ということであればそれも仕方がない流れなのかもしれません。
ひたすら係長の活躍ぶりが素晴らしく目立っております。でもそんな上司がいたらいいな。
そしてあの管理官、誰か締めてやって…。 -
今シリーズの主役は特殊犯捜査係の中の覆面捜査専門のバイクチーム「TOKAGE」。のはずなのだが、他の方も指摘するとおり、実際はさほど活躍しておらず。彼らが主役だと思うとちょっと拍子抜けするかも。でも、誘拐事件における犯人との交渉術とか、特殊犯捜査係としての捜査模様は興味深く読めた。事件の真相も半分くらいで読めたかな。でも無理矢理こじつけなどんでん返しは正直苦手なので、安心して読める今野先生の作品は皆好きです。今作もタイトルを無視すれば結構面白かった。このままシリーズ化して、次は「TOKAGE」本来の活躍が見られる本を期待したい。
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堂々と現場に乗り込み、聞き込みをする通常の捜査とは違う、トカゲの捜査が新鮮。
特命班と高部係長との信頼関係も、頼もしい。
不可解な事件の謎と、捜査の展開から目が離せず、一気に読んでしまう。
続編も探してみたい。
http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/tokage-c7f9.html