TOKAGE 特殊遊撃捜査隊

著者 :
  • 朝日新聞社
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感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022503879

感想・レビュー・書評

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  • 高速バスがジャック。3台同時。バス会社を前線基地に。
    若い上野と所轄刑事と衝突。先輩美人捜査官がライダー姿で登場したので
    チラチラ見ているのにいらついた。
    もう一人の交渉担当女刑事も所轄に「じゃましないでください」
    キャリアが捜査本部に登場。犯人から何も連絡がない。
    ネット系の情報をすべて遮断しているので位置が不明。
    ネット上ではバスの位置が掲載。投票もされていた。
    中堅記者が現場を知らない若い記者を連れて現場へ。若い記者が
    ネットで検索し、バスから犯人が位置情報を発信?と推理。
    これをネタに女刑事と電話で交渉。
    情報が少なったバスからは被害者がでていることを確認
    マスコミもフェリでバスが止まり、救急車がきたのを見ている
    最後まで走るバスはどれかを賭ける登録サイトを発見
    TOKAGEチームは全員帰還。
    若い上野は年上の二人が指示をきかないことに苛立ちと自分へ経験不足
    で落ち込んでいた。事案終了後、「このチームはよかった。リーダーが我々を
    信頼して自由にやらせてくれた」真逆のことを言われた
    ガス欠と運転手の体力限界でバスが止まる。
    ネットが炎上。書き込みから主犯の名前が判明。
    実行犯も自供。
    殺された被害者は柔道有段者。
    乗っ取り犯ともみあいナイフが刺さった。事故死を強調。

  • トカゲの活躍は微妙だったが、SITはかっこよかった。

  • 2020年8月15日
    まわりくどい表現で一瞬読むのを諦めかけたけど、知恵と経験を重ねて犯人に対峙していく、そう、本文にも書いていた将棋の対局のような捜査に、はらはらしながら、読み進めていた。
    組織の不自由さ、頭の堅い上司、自分の実力不足などままならない現実もとても理解できるし、共感できる。
    途中で狂言犯行と看破できたので、満足感アップ。
    その後、のトカゲの活躍は目を見張るばかり。
    爽快な読書になった。

  • TOKAGEシリーズ 第1弾

    誘拐やテロの捜査を担当する特殊犯捜査係に所属するTOKAGE(特殊遊撃捜査隊)の物語。

    3人の銀行員が誘拐され、10億円もの身代金を要求される銀行。

    犯人との一進一退の交渉を展開する。

    警察と新聞記者、双方で事件の真相に近づいていく。

    全体的に誘拐身代金事件の犯人とのやりとりが8割、TOKAGEの内容が少なかったような。

    TOKAGEの活躍を短編作で読んでみたいと思いました。

  • 普通の刑事物とは全く異なる作品だ。おそらく初めてのシリーズだと思う。特殊な事件(誘拐、ハイジャック等)が発生した場合に、バイクで出動して、事件周辺の先行情報活動を行うバイクチームの活動を描くが、もちろんそれだけの小説ではない。事件全体も迫力の展開で進む。最初の作品は企業誘拐事件。TOKAGEの若手メンバー上野数馬と年下の女上司白石涼子の活躍がすごい。

  • 作者は刑事・公安・キャリアの様々な視点から作品を書いているが、今回はSITらしい。

  • 期待したほどではなかったが、サクッと読めて楽しめた。設定はいいが、キャラの描写とか浅いし、ストーリーもありがちかなぁ。

  • TOKAGE1

  • 今野さん原作のドラマがおもしろかったので
    いつか読もうと思っていた。
    あいにくお目当てのシリーズはなかったのでこちらを手にとる。

    誘拐事件もの。
    結局は狂言誘拐で、私は銀行の上司も関わってるのかと思っていたのだが、そこまでの裏はなかった、残念。
    題名のトカゲが大活躍~!とゆーほどでもなく、
    まあ、狂言誘拐であることを暴く突破口的なものを
    トカゲのメンバーが見つけはするのだが、
    あんまり起伏のない話だった。
    どっちかっていうと新聞記者さん側の話の方がおもしろかった。
    でも、事件によっては面白い展開のありうるシリーズだと思う。

  • 初めての今野さん作品。しかし、返却期限が来たので、読まずに返しました。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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