生命徴候あり

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.21
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本棚登録 : 52
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022503954

感想・レビュー・書評

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  • 久間十義『生命兆候(バイタルサイン)あり』読了。へき地医療から心臓カテーテルからITバブルまで、ものすごく話が広がりすぎて疲れた。

  • 初めは面白そうだったが、最後はグダグダ

  • ジェットコースターのような物語でした。主人公の耀子は、それこそ『波乱万丈』などと言う言葉では言い表せないほどの激しい人生を送ります。物語の中で、これでもかっ!これでもかっ!ていうくらい持ち上げておいて、次の一手は持ち上げた両手をパッと離して耀子を突き落とすのですから。もお心臓に悪い・・この本を読んだ人には分かると思いますが、もちろんジョークじゃなく、そう思いました。

    特に譲の事故の時は肝を冷やしました。(やめてやめてお願いだから譲くんまで奪わないで!)と真剣に願いました。それからミッキー。もちろん彼も最後はきっと耀子の想像した通りになるんじゃないかな?

    だけど、この本に出てくる人物の中で誰が許せないって、とにかく岩下だけは絶対許しません!女の敵!彼が次に生まれ変わる時はカマキリの雄に生まれればいいんだわ!

    ストーリーはとても面白かったです。途中、登場人物が白い巨塔に出てくる人たちと重なったりしましたが、まだまだあの頃と医療体制はちっとも変わってないってことなんでしょうね。

  • 大著だが、非常に読みやすい。
    そして、面白いといっては語弊があると思うが(シリアスな話なので)、話の山がいくつもあって、どんどん引き込まれる。

    女として、医師として、ひとりの女性医師がさまざまな周囲の思惑に翻弄されながら、しかし、強い心を持って生き抜いていくといったストーリー。

    終盤まで一気に読者をのめりこませる話だが、ラストはちょっと尻すぼみだったような。ぼかしが多いままに終わってしまって、少し残念だった。

    描写が非常に細かく、大変リアリティがある。かなり多くのスペシャリストを取材し、監修を受けたそうだ。著者は相当に粘り強い方なのだろうな、と思う。

  • 帯付き。

  • 心臓医療の現況、

    心臓カテーテル、ロータブレーカー、マルチスライスCT、エキシマ・レーザーシステム・・・

    土地バブル・ITバブル・・・
    猛烈に未公開企業に賭け金を張っている
    ネット賭博の行く末・・・

    運というのは万人に等しく与えられている、死ぬときに振り返ってみれば誰にも平等に分け与えられている

  • 読みやすくて悪くはないんですが、登場人物が主人公もふくめてあまりにステロタイプ過ぎです。絵に描いたように正義感あふれる女医、絵に描いたように責任回避に長ける大学病院医師、絵に描いたように慈愛あふれる祖父などなど、あげたらきりがありません。心カテのオペシーンなど臨場感にあふれていて、素人の僕が読んでもドキドキするほど面白いだけに、人物造形の薄っぺらさが余計に目立ちます。

    加えて結末も気に入りません。がんばった主人公に報いるような結末にしてくれていれば、★をもう一つあげられたのに…

  • 心臓手術や派閥争い、病院を金で買収したりするのはテレビドラマ「医龍2」。
    大事な人が植物人間になるってトコは「救命病棟24時」。
    死んだ家族達と会ったりするのもどっかで見たような展開だし、男性遍歴や物語の目まぐるしさはは昼ドラのよう。
    さすがに子供が事故に遭ってからはボロ泣きしながら読んだけど、「医療モノ」の味付けをした「昼ドラ」かな。

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著者プロフィール

1953年北海道生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒業。87年豊田商事事件を扱った『マネーゲーム』で第24回文藝賞佳作。『世紀末鯨鯢記』で第3回三島由紀夫賞受賞。『刑事たちの夏』では警察小説ブームに火をつけ、警察小説の金字塔となる。主な著書に『放火(アカイヌ)』『刑事たちの聖戦』『ダブルフェイス』『禁断のスカルペル』など多数。

「2017年 『笑う執行人 女検事・秋月さやか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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