卜部日記・富田メモで読む人間・昭和天皇

  • 朝日新聞社 (2008年3月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784022504036

みんなの感想まとめ

昭和天皇の内面に迫る貴重な視点が提供されている本書は、元宮内庁長官や侍従の残した日記やメモを通じて、天皇の考えや行動を探求しています。堅苦しさを感じさせない軽やかな語り口で、著者たちの自由な対話が展開...

感想・レビュー・書評

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  • ★2008年4月26日 34冊目読了『卜部日記・富田メモで読む 人間・昭和天皇』半藤 一利, 御厨 貴, 原 武史著 評価B

  • 元宮内庁長官(富田朝彦氏)、元侍従(卜部亮吾氏)の残した日記やメモから「昭和天皇がどう考え、行動したのか」を探る。


    これらのメモ・日記が世に出たことは「歴史上、重要な発見」ではあるのだが、本書はあまり堅苦しいかんじにはなっていない。3人の著者が、メモと日記をネタに自由に語り合っている、という印象。
    貞明皇后(昭和天皇の母)との確執、宮中の「魔女」の話など、なかなか興味深い話題が多い。

  • 側近の日記から読み解く昭和天皇像。昭和天皇が何をおそれていたのかを知ることが、安保や靖国、沖縄の歴史につながっていくことを思い知る。

  • 宮内庁長官や侍従の日記やメモで読み解く昭和天皇を座談会形式で解説してあるので分かりやすい。母親や弟高松宮との確執の様子が読み取れる。結構露骨なメモがありました。北海道のローカル線にお召し列車が走った話などもオモシロいです。車両は天皇が来るより先に青函連絡船で運んだとか。年齢を重ねても祭祀をできてこその天皇。数々の祭祀が天皇の体を慮り簡略化する方向にもっていく侍従の判断もあるなか、三島由起夫と石原慎太郎の対談で話される三島由紀夫の祭祀のこだわり発言が異様に思えました。昭和天皇が見たTV番組一覧まで登場しNHK朝の連ドラ見てました。澪つくしとか。

  • ここ数年のうちに出てきた『富田メモ』と『卜部日記』で綴る『昭和天皇』の晩年の行動。
    非常に興味が持てます。てか、面白い。
    ここまで明確に出来る物は他にはないかと思います。
    もっと若い時の資料はないのかしらと、不思議に思うけれども『報道管制』が布かれていた らしい ので出てこないのかな?

    何故あの長い『昭和』を天皇として行き抜いたのか、ちょっと分かる。
    そして最後に掲載されている『見ていた番組』が結構笑える。

    昭和天皇は、何を考え、何を意図し発言したのだろうか?

    結構考えさせられる 一冊 です。

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著者プロフィール

半藤 一利(はんどう・かずとし):1930年生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋社入社。「文藝春秋」「週刊文春」の編集長を経て専務取締役。同社を退社後、昭和史を中心とした歴史関係、夏目漱石関連の著書を多数出版。主な著書に『昭和史』(平凡社 毎日出版文化賞特別賞受賞)、『漱石先生ぞな、もし』(文春文庫新田次郎文学賞受賞)、『聖断』(PHP文庫)、『決定版 日本のいちばん長い日』(文春文庫)、『幕末史』(新潮文庫)、『それからの海舟』(ちくま文庫)等がある。2015年、菊池寛賞受賞。2021年没。

「2024年 『安吾さんの太平洋戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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