新装版 パリ燃ゆ I

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  • 朝日新聞社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (613ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022504111

感想・レビュー・書評

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  • 図書館本
    大仏次郎独特の短く歯切れの良い文章。以後の歴史小説の模範ともなった作家がいる現在と歴史上の時間の間を行き来する構成。

  • 山本義隆が推薦。

  • 父の書棚にあったのだけど、父も古本屋で購入したらしくとてもではないけど埃臭くて読めた状態ではなかったため、父の蔵書で珍しく読んでなかった一冊。新装版があったので手に取りました。
    そもそも「パリは燃えているか」と内容を勘違いしていたのがそもそもの衝撃で、二つ目がこれが翻訳ものではなく日本人の書いた小説ということですかね。
    ナポレオン三世の当極と普仏戦争での惨めな敗北からパリコミューンの成立へ向けて進む(新装版)第一部。
    冗長で読むのに疲れるけど面白い。でも2巻目以降を読むかは正直微妙。長いし重いし、読んでて疲れるので、間に読み替える本ももう一冊読まなきゃいけなくなるので、通勤・出張で読む本じゃないよな。

  • 共和制の崩壊。大統領であったルイ・ナポレオンのクーデター。ナポレオン3世の即位。メキシコ出兵の失敗。ビスマルクの挑発。普仏戦争の勃発。ナポレオン3世の敗北。国民軍の犯行。バーゼル元帥の思惑。パリの混乱。迫るプロイセン軍。

  • 【08.7.5/図書館】
    普仏戦争とパリコミューンにいたるまでの経緯と結末を描くノンフィクションの第一巻。
    元の刊が1964年(大河ドラマが、まさに大佛次郎原作「赤穂浪士」の年!)という古さのためか、文体が微妙に古くさいけれども、ま、それはそれ。

  • 歴史教科書を読んでいる感じ。この先長いけど頑張りましょう。

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著者プロフィール

大佛次郎
一八九七年横浜市生まれ。本名・野尻清彦。兄抱影は天文学者。東京帝大政治学科卒業後、鎌倉高等女学校の教師、外務省嘱託を経て、一九二三年関東大震災を機に文筆に専念。『鞍馬天狗』シリーズで急速に支持を得る。『パリ燃ゆ』『帰郷』『地霊』など歴史と社会に取材した作品も多い。六七年から死の直前まで朝日新聞で『天皇の世紀』を執筆。六四年に文化勲章受章。七三年没。生涯で五百匹の猫を世話したほどの猫好きでも知られる。横浜に大佛次郎記念館がある。

「2023年 『宗方姉妹』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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