レバレッジ英語勉強法

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022504234

作品紹介・あらすじ

「思考法」を変えれば、英語は短期間で確実に身につく!3カ月でマスターするか、一生やらないか-。選択次第で人生の「格差」が大きく開く。何度も挫折したけど、やっぱり英語を使いたい人に贈る実践書。

感想・レビュー・書評

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  • いつまでも話せるようにならない英語…この本の勉強法なら話せるようになるかも、と思える内容だった。

  • 著者の本田直之氏は、より少ない労力でより大きな効果を目的とした「レバレッジ」について色々書いていますが、この本は英語学習に関するもので、範囲を限定して学習することで、短時間でとりあえず使える英語を習得しようという「レバレッジ英語勉強法」について説明している本です。

    ちなみに英語学習と言っても単純に読む・書く・聞く・話すに分けられますが、この本では聞く・話すと言ったコミュニケーション系を中心に取り扱っています。

    しかも、とにかく範囲を絞って、単語は100個、言い回しは20個、自己紹介文は暗記、すべてアウトプットを前提し成果を出すことだけに集中する、という徹底して無駄を省くことで、3ヶ月で絞った範囲内について「とりあえず」使えるようにしましょう、というスタンスです。

    それ以外の、例えば英語の映画を字幕なしでみたいとか、あらゆる分野の英語をバリバリ使いたいとか、そういうのを目的にはしていません。

    自分的には、英語はインターネットを介しての情報収集のために必要と考えているので、コミュニケーション部分はあまり力点を置いていないのですが、情報収集の分野がそんなに広くはないので、このレバレッジの考え方は応用できそうです。

    読書状況 読書時間30分、ページ数197ページ

    【参考図書等】
    ・「完全英語上達マップ」(森沢洋介)
    ・「いつでもやる気の英語勉強法」(三宅裕之)
    ・「成功する英語勉強法」(安河内哲也)

    【引用】

    ・帰国子女でもなく、英語が得意なわけでもない
    ・面倒くさがり屋で、コツコツ努力するのが苦手
    ・仕事が忙しくて時間がない
    ・英語を話せるようにするまで何年もかかると思うと、うんざりする
    ・しかし、今すぐ話したい! (P3)
    ビジネスパーソンにとっての英語は投資アイテムではなく、最低限持っているべき資本となりつつあるのです。
    英語を勉強するのは面倒くさいけれど、勉強しなければもっと面倒くさいことになるというのは確かでしょう。 (P20)
    英語を自由に話したいのなら、まず、「正しい英語を話す」という思い込みを捨てることです。 (P37)
    「忙しくて英語などやる時間がない」という思考停止グセを、「どうやったらできるか?」と自分で采配する自己コントロールグセに変換していきましょう。
    つまり、上司や取引先に振り回されるのではなく、いくら忙しくても、自分の時間や自分のやることは自分で決めるという考え方です。 (P48)
    「狭い範囲の偏った英語なら、短時間で大人でも話せるようになる」という点を、見落としてはなりません。
    「偏った英語」を目指すこと、これが最小限の労力で「役立つ英語」をマスターする、キーサクセスファクターです。 (P78)
    英語を効率的に勉強するには即効性と遅効性という二つの種類に分けて考える必要があります。
    「即効性」の勉強アイテムとは、偏った範囲の単語やフレーズのインプット。
    (中略)もともと知識がある分野に関して、範囲を絞って偏ったインプットをするので、すぐに頭に入っていくるでしょう逆にいえば、むやみに時間をかけるとダレてしまい、効果も上がらないので、一気に集中してやってこそレバレッジが効きます。
    即効性の勉強アイテムは、文字通りすぐに効果が上がるので、勉強のスタート時にチョイスしましょう。 (P86)
    忙しいビジネスパーソンが短時間のうちに、最小限の労力で最大限のリターンを取るには、「狭く絞る」ことが重要です。
    そのためにはアウトプットから逆算し、何をインプットするのかを決めます。
    「やらなくていいことは、徹底してやらない!」と強く決意しましょう。 (P89)
    単語にしろ、フレーズにしろ、私がおすすめする記憶法の基本は三回転です。「レバレッジ勉強法」でも書いたとおり、完璧に理解し、覚えるためのもっとも効率良いやり方なのです。英語に応用する場合は五感ならぬ「四感」を駆使することもポイント。これが「レバレッジ英単語暗記法」となります。
    ・一回転目:「偏った英単語」100個に目を通し、わからないものをあぶり出す。(中略)
    ・二回転目:「偏った英語」のうち、わからなかったものだけをチェック(中略)
    ・三回転目:覚えにくい単語をカード化する(中略)
    偏った英単語100に関しては、うろ覚えでは意味がありません。徹底的に刷り込み、自然と口をついてズラズラ出てくるくらい完璧に覚えましょう。 (P109)
    単語、フレーズ、発音のすべては、「知っている」→「完全に暗記」→「使って定着させる」という三つのステップを経なければすべての努力が無駄になります。 (P124)
    レバレッジ英語勉強法がおすすめするTOEIC活用法とは「マイルストーン」です。 (P135)
    英語をマスターするには、一年に八〇〇から一〇〇〇時間必要という意見もあります。しかし、それは広い範囲の英語の話です。
    偏った英語であれば、その二〇%、つまり一八〇時間でOKなのです。それを三ヶ月でこなせば、レバレッジポイントは必ず訪れます。 (P151)

    【内容:アマゾンから転記】
    何度も挫折したけど、やぱり英語を使いたい人に贈る実践書!
    「思考法」を変えれば、英語は短期間で確実に身につく!
    3カ月でマスターするか、一生やらないか――。
    選択次第で人生の「格差」が大きく開く。

    【内容】
    ■仕事にレバレッジをかけたいなら「思考法」を変換せよ!
    なぜ、努力しても英語ができないのか。短期で確実に英語をマスターするための戦略、目標設定、配分など「レバレッジ英語勉強法」の基本について解説しています。
    ■「偏った英語」でレバレッジポイントを目指せ!
    特定分野の「偏った英語」にターゲットをしぼることで、ヒアリング力、スピーキング力を確実にアップさせる方法をまとめています。今まで忙しくて、勉強が長続きしなかった人でも、少ない労力で英語の実力が身につきます。
    ■「従来の勉強法」を「レバレッジ勉強法」に切り替える
    英語に挫折した人たちが繰り返してきた従来の勉強法の「七つのウソ」を指摘。中学生から勉強しながらも活用できなかった「含み資産」を、リターンが取れる「自分資産」に変えるためのアドバイスが紹介されています。
    ■本当にレバレッジが効くインプットをする
    すぐにリターンが得られる「即効性の勉強」と効果が出るまで時間のかかる「遅効性の勉強」の理想的な配分方法が収められています。
    ■三カ月で壁を破るレバレッジ・スケジューリング
    「語学は短期集中で一気にやったほうが大きなリターンが得られる」というのが著者の持論。三カ月で英語が話せる「レバレッジポイント」に到達するためのスケジューリング方法が解説されています。
    ■ポイントが一目でわかる「レバレッジ英語」体験記
    勉強法にレバレッジをかけることで、留学経験がなくても英語が話せるようになったビジネスパーソン5人の経験を収めています。
    ■レバレッジが効く! 英語勉強アイテム20冊
    レバレッジが効いた英語勉強ができる参考書を巻末で紹介しています。著者のお薦めコメント付きで、自分のレベルや目標に合った本を選ぶことができます。

    【著者メッセージ】
    ●帰国子女でもなく、英語が得意なわけでもない
    ●面倒くさがり屋で、コツコツ努力するのが苦手
    ●仕事が忙しくて時間がない
    ●英語を話せるようになるまで何年もかかると思うと、うんざりする
    ●しかし、今すぐ話したい!

    かつての自分の姿を飾らずに描写すれば、こんなありさまでしたから、「英語の先生」が書く「優等生的な英語の本」についていくことは不可能でした。
    しかし、それがかえってよかったと、今では思っています。
    「完璧でなくても役立つ英語を、短い時間で効率よく、話せるようになる」
    わたしのような怠け者には、そういった方法しか役に立たないと悟り、そのための方法を自ら編み出すことができたのですから。

  • 読みやすい。読み返すほどではないかな。

  • この本で伝えたかったことは本文の半分程度ではなかろうか。残りの半分は冗長に感じた。
    しかし、ここで述べられた方法は英語に限らず「習慣化したい」「手っ取り早く身につけたい」という願いに対し普遍的な回答になるのではないだろうか。
    ・自分の境遇に特化した内容に絞ることで時短&アウトプットの機会を得る。
    ・速効性のあるものと遅効性のものと両方に取り組むことで、満足感を維持し継続しやすくする。
    ・徹底的に隙間時間にねじ込めるよう工夫する。
    この気付きは大きい。
    audiobook.jpで聴き放題、しかも3時間半なので、少しでも気になればサクッと聴いてみると良いと思う。

  • レバレッジという言い方をやめたら、もっと分かりやすくなるのではないかと思うのだけど、とにかく持論へのこだわりがすごく強いなあ。もちろんそれは当たり前だし悪いことではないのだけれど、読み手として書き手の意図するレバレッジが共有できていない感覚がずっと付き纏っていた。ただ、ところどころ共感できる部分はあったし、いくつか勉強になる点もあった。気がする。どこが?って聞かれたらひとっつも出てこないけど。

  •  レバレッジ・ライフ:梃を使えば小さな力で地球を動かせるかも?

     本田さんが推奨するのは、偏った範囲で単語・言い回しを憶えるというレバレッジ勉強法

    ◆詳しい話題を教材に…
     自分が興味を持っていることなら、英語力の足らない分を知識がフォローしてくれる。たった1枚のCDでも、毎日暗記するほどリスニングすれば、そこで覚えた言い回しは使える?

    ◆話せない、読めない、書けないでは…
     「ビジネスパーソンにとっての英語は必須アイテムではなく、最低限もっているべき資本になりつつある…英語を勉強するのは面倒くさいけれど、勉強しなければもっと面倒くさいことになる…英語を自分資産にしてしまえば、投資によってリターンが生まれても減ることは絶対にない」

    ◆日本語が話せない外人には、優しくするよね(・・?
     「失敗はゆるされないという思い込みが上達の邪魔をしていた…正しい英語など、話さなくていい。自分は勉強不足で英語がしゃべれないのではなかった。メンタルブロックがかかっていたから、英語でコミュニケーションが取れなかったのだ!…多少間違っても通じるのだ」

    ◆アウトプットは、最高の勉強法
     「ささやかなものでも『アウトプット』のトレーニングを積まないと、本番の試合で戦えるような実力はつかない…アウトプットのいいところは、『失敗』という最大の学びを経験できること…間違えればなにが悪いのかわかります」

  • 英語学習に戦略をもたせる。

    本書では学習戦略の一つとして、ごく狭い範囲の英語に絞り、それをクリアできたら徐々に徐々に範囲を広げていく。そんな戦略を提唱している。

    あと一ヶ月後には海外出張でとにかく乗り切らないと!な人も。漠然と英語話したいけど何からやっていいかわからないよ!な人にも使える戦略で面白い。

    多分誰でもすぐに結果が出る勉強の仕方ってこういう勉強の仕方なんだろうな。
    仮にその狭い分野だけの学習で力尽きたり飽きちゃっても無駄にならないし。
    英語学習だけでなく、汎用的な勉強法としてもっと広まってほしい考え方。

  • この本は
    「英語を話せるようになるための勉強法」
    について学べます。

    触れられている重要な点として、
    ・ネイティブは外国人に完璧な英語を求めない。
    ・興味がある狭い範囲の英語を短期集中で勉強する。
    ・自分のことは話す機会が多いため自己紹介を極める。
    という三つを重点的に学ぶことができます。

    日本人はお国柄なのか、”完璧な文法”を使おうとしすぎてるようなので
    とりあえず覚えた単語やフレーズを実際に使ってみることが大事。ということがわかっただけでも収穫でした。

    海外でのコミュニケーションに不安を抱いている人のメンタルブロックの解除にも役立つ一冊です。

  • オーディオブックで聞きました。①偏った英語と②短期集中、③何よりも大事な目的(目標)、④朝一番に勉強すること。
    仰る通りだと思う。あとは実践あるのみ。

    新しく何かを学んだ、ということが感じられ難かったので、5ではなく評価は4にしていますが、自分が大事だと考えていることを、著者も大事にしているんだ、と思うと、自分は間違ってない、という自信に繋がりました。読んで良かったし、出会えて良かったです。

  • レバレッジがかかる教材を選定し、自分の興味がある分野を徹底的に学習する。ある程度デタラメな英語でかまわない。
    とりあえず話せるようになるために最短の方法を示している。巻末に英語上達体験記とお勧め英語教材が紹介されている。

    ・ネイティブは外国人に完璧な英語を求めない。
    ・興味がある狭い範囲の英語を短期集中で勉強する。
    ・自分のことは話す機会が多いため自己紹介を極める。

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著者プロフィール

レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役。ハワイ、東京に拠点を構え、日米のベンチャー企業への投資育成事業を行いながら、年の5ヶ月をハワイ、3ヶ月を東京、2ヶ月を日本の地域、2ヶ月をヨーロッパを中心にオセアニア・アジア等の国々へ食およびサウナを巡る旅し、仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを送る。食やサウナのイベントのプロデュースも行う。コロナ禍では各地方にある酒蔵のPR支援などにも取り組む。オンラインサロン「Honda Lab.」主宰。

「2020年 『パーソナル・トランスフォーメーション コロナでライフスタイルと働き方を変革する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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