田舎暮らしに殺されない法

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022504401

感想・レビュー・書評

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  • 田舎暮らしに憧れる定年間近の男性たちをただひたすら罵倒し続けるだけの本。
    建設的な話も客観的なデータも一切なく、自分の経験だけを基に毒と呪いの長ーいセンテンスを吐き続ける。
    何かいやなことがあったのかおっさん。

  • 都会人の田舎暮らしに対する辛口注意本というより、定年オヤジに対する厳しい批判本。

  • 定年を機に田舎へ移住を考えている貴兄へ贈りたい、現に田舎で暮らしている丸山氏本音満載の本。いやぁ〜これ田舎に来る前に読まなくてよかった(笑)。
    長い感想文はブログに↓
    定年後に田舎暮らしを夢見ている人必読『田舎暮らしの殺されない法』http://zazamusi.blog103.fc2.com/blog-entry-743.html

  • 長野県安曇野で生活を営む著者が、
    定年を迎え、第二の人生を田舎で暮らそうと夢見る、
    60歳の男性・女性に向けた警告書。
    「幻想を打ち砕く」ことに主眼が置かれた本なので、過激な表現も多々。
    これに少し笑いを加えれば綾小路きみまろの漫談になる。

    「絆」と「しがらみ」は表裏一体なところもあるからなあ。

  • 田舎をここまで悪く言わんでも、、。
    退職してからの田舎への移住を考える人を思いとどまらせるのには、いい本かも。
    そういう人が最後まで読むかどうかはわからないけど。
    作者主観の内容で、具体的なデータなし。
    著者は作家らしいがとにかく読むのが苦痛な文章。
    読了しなくていいかな。
    半分くらいで放棄。一生読み終わらなくてOK

  • 同じ年代をこけにしている、腹立ちをずっと感じながら読みました。最後は何かフォローがあるか、期待したのが、甘かった。残念でした。

  • 安曇野暮らしの丸山健二さんが、第二の人生に田舎暮らしを夢見る(安易に考える)人々に、これでもかという位、田舎暮らしの厳しさを伝えようとしている本です。少なくとも悪意は感じられませんw。①「自然が美しい」とは「生活環境が厳しい」と同義 ②年齢と体力を正確に把握せよ ③田舎は犯罪の巣窟である ④田舎にプライバシーは存在しない ⑤老後の現実を直視せよ など。有難うございました! 私には到底無理です。私には埼玉・大宮が一番です(^-^) なお、埼玉には、「都会」と「ほどよい?自然」がミックスしています。

  • タイトルのわりには、田舎暮らしを褒めている

  • 目が覚めました
    田舎暮らしに夢をいだいていたけど具体的に苦労することを教えていただいてなるほどなと思いました
    どこに行ってもユートピアなどないですね
    こういう視点で書いた本をはじめて読んだので良かったです
    今までベニシアさんや、ターシャさんの本を読んでいたので田舎暮らしに妄想をいだいてしまいました
    そういう本はいいところだけ切り取っています
    それにのせられて何も知らない自分が田舎に行かなくてほんとうに助かったと思いました

  • これでもか!これでもか!と、田舎暮らしのデメリットを書き連ねている本。
    私は生まれも育ちも田舎、といっても、決して小さくはない中堅クラスの地方都市です。それでもなお、ここに書かれている田舎のあれこれは、うんざりするほどその通り。ここに書かれているようなことが理由で地元には帰りたくないですから。
    そしてそれから、第二の人生を満喫するための田舎への移住にあたっては、本当の意味での自立が必要だと、結構厳しく書かれています。私自身はひと通り考えていたことですが、自分の見解が裏付けられてしまったために改めて厳しさを思い知らされてしまいましたね。
    生まれも育ちも都会の人がカントリーライフを夢見るなら、実行する前の必読本でしょう。
    星をつけるのは難しいです。内容は全くその通りだと思いますが、全国の田舎すべてがこうだとも思わないので。ただ、読後の失望感増幅は避けられないでしょう。
    蛇足ですが、作家としてのこの人は全く知りませんでした。いつか読んでみようと思います。

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著者プロフィール

1943年、長野県飯山市に生れる。国立仙台電波高等学校(現在の国立仙台電波工業高等専門学校の前身)卒業後、東京の商社に勤務。66年『夏の流れ』で第23回文學界新人賞を受賞。同年、同作で芥川賞を受賞し作家活動に入る。68年に郷里の長野県に移住後、文壇とは一線を画した独自の創作活動を続ける。また、趣味で始めた作庭を自らの手による写真と文で構成した独自の表現世界も展開している。近年の作品に長編小説『我ら亡きあとに津波よ来たれ』(上・下)。『夢の夜から口笛の朝まで』『おはぐろとんぼ夜話』(全3巻)、エッセイ『人生なんてくそくらえ』、『生きることは闘うことだ』などがある。

「2020年 『ラウンド・ミッドナイト 風の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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