街道をついてゆく 司馬遼太郎番の6年間

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  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022504432

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  • 2008年6月30日、初版、並、カバスレ、帯付。

  • 街道はなるほど空間的存在ではあるが、しかし翻って考えれば、それは決定的に時間的空間であって、私の乗っている車は、過去という膨大な時間の世界に旅立っているのである。 司馬遼太郎 街道をゆく‘湖西のみち‘(第一回)より

    六年間、司馬さんを担当した記者が味わった、豊穣な司馬遼太郎ワールドを垣間見ることができます。 前にどれほどの予習を司馬さんが行っているか等、改めて、街道をゆく(全43冊)の奥深さを感じます。
    尚、週間朝日の連載は、25年間続き、5人の記者が担当された由、著者は、最後の担当者。

  • 「街道をゆく」の最後の担当者が、司馬さん、みどりさん等とのふれあい、取材での出来事、取材で出会った人々とのエピソードを爽やかに綴った著作。

    司馬夫妻の人間に対するやさしさがほんとうに伝わってくるものだった。

    とくに未完の旅における司馬さんの終焉場面での記述は涙なくして見れないものだった。

    それにしても、司馬さん亡き後、司馬さん関連の書き物を出版してくれている著者の活動はありがたいものである。

  • 街道をゆくの最後の担当、村井氏による司馬さんの回顧記。

    シリーズの中でも自分が好きな「本所・深川散歩」、「本郷界隈」「北のまほろば」などを執筆していたころの司馬さんの状況がわかって興味深かった。
    とくに同行する画家の方々と司馬さんの関係について面白く読めた。素敵な方達の、素敵な関係でこのシリーズが成り立っていたのだとわかる。

    最後まで読むと残念なことが一つある。
    それは、村井氏以外の司馬遼太郎番の方の記録も読んでみたいという欲求が湧き出てくることである。

  • 「街道をゆく」担当記者による回想録。

    司馬遼太郎という人が今なお、多くの人、社会にとって大きな存在であるかがわかります。

    以下、覚えておきたい部分を抜粋。



    「どうも国力が落ちてきているんじゃないかという心配があります」という井上ひさしさんに対し、
    司馬さんは「もう、だいたいこれで終わりなんでしょう。日本のいわゆる発展は終わりで、あとはよき停滞、美しき停滞をできるかどうか。これを民族の能力にかけてやらなければいけないんです。」と答えている。

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