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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784022504616
みんなの感想まとめ
テーマは、人気ファンタジー作品を通じて現代社会の問題を考察することにあります。読者は、ハリー・ポッターの物語が持つ深い意味や、その背景にある社会学的視点に興味を持ち、さまざまな研究や論文が存在すること...
感想・レビュー・書評
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最近になってハリポタ研究や論文が既に多数存在することを知ったり、読んだりしているけど、最初に触れたハリポタと社会学(?)を結びつけた本。自分は911が記憶にない世代であるから、この本をきっかけに調べたり他の作品に当たれたので良かった。
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「前田敦子はキリスト」の向こうを張って(なわけないが)、「ハリーポッターは聖書」とまで言い切る島田氏。ファンタジー小説数あれど、トールキンなどの三大ファンタジーを超えるのはハリーポッターだけ、とまで言い出しそうな勢いだ。
「イニシエーション」「象徴的父殺し」等々、宗教学っぽい用語でハリーポッターの内容を分析するが、特に目鱗的な発見はなかった。氏がハリーポッターにたいそうな思い入れぶりなのは分かった。
ただ、「自爆テロ」の時代にこの本が書かれたと言うことに重要な意味を見いだし、ハリー、あるいはヴォルデモートと自爆テロ犯たちとの共通点などを指摘するくだりは、さすが島田先生という感じ。2000年に4作目が出てから3年ほど間が空いていることについて、そこに911事件の影響を読み込もうとされている。
これから(映画ではなく)原作にチャレンジしてみようという人には、1巻からだと子ども向けすぎて飽きてしまう恐れがあるので、まず4巻当たりから読み始めて、1〜3巻は映画ですませちゃっても良い、なんていうアドバイスもあり。ひとつ、参考にしてみるか…ってまだ読んでなかったのかよ!>自分 -
善悪の概念がなくなった今、何が悪で何が善かを考える。
ヴォルデモートは孤児院で悲惨な生活を送るが、自分には力があり不当な扱いを受けていると感じていた。
実際に魔法使いだと分かりその考えが裏付けされるが、魔法界では特別ではないとダンブルドアに知らされる。
さらに本来純血の家系であるはずなのに母親のせいで今自分は不当な扱いを受けていると考える。
全ては「本来の自分」を認めさせるための行為。
ヴォルデモートは独裁者として君臨する悪ではなく圧倒的な暴力によって自分の優位を認めさせるための行為。魔法界の支配者になることではなく、ハリーを打ちのめすことで優越感にひたりたい。
ハリーにもそのような傾向は見られる。監督生に選ばれない自分、5年で自分だけ魔法界の事を知らされていない自分、は不当な扱いを受けていると感じる。
二人の差はハリーが愛を知っているか。ハリーは母親の断末魔やまもりの魔法で自分が愛されたとしる。また、リリーがマグル生まれのため、マグルを否定出来ない。
またハリーはずっと周りから評価される立場だったため、ウソを付くことができない。
ハリーとヴォルデモートは自分を理解してくれる人がいないという「孤独」の中にいた。 -
ハリーポッターシリーズが何故そこまで人々に受け入れられたのかを、世相と絡めてハリーに感情移入する現在の人々の不安定さを引き受けたからだという主旨で展開。
如何にハリーが成長していくかを丹念になぞっているのでそういう意味では興味深い。
メインというかほぼハリーが主体で書かれているので、それ以外の人の話がないのでちょっと残念。
神話とか聖書とかそういった概念を現代風に焼き直せたことが受け入れられた理由じゃないかなと結んでいる。 -
うーん、ハリー・ポッターをそう解釈するのか。なるほど。
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展示期間終了後の配架場所は、開架図書(2階) 請求記号 933.7//Sh36
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