ユダヤ人国際弁護士が教える天才頭脳のつくり方

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022504630

感想・レビュー・書評

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  • この著者、見た目が胡散臭くて損をしている?著者はユダヤ教の洗礼を受けてユダヤ人となった日本人なのだが、ユダヤ人の優秀さを語るのにabemaに出演していた時、彼が意見を言うと、共演していたひろゆきが必ず他のイスラエル人(詩雷プリオン)に意見を求めていた。信用されていないんだなと感じたが、何だか経緯も見た目も怪しくて、どちらかと言うと、ひろゆきと同じ目線で見ていた。が、本著を読んで変わった。その辺のユダヤ語り本よりも、中身が濃い。

    特に以下の内容は意識の面でも役に立ちそうだなと、メモしておいた。

    ユダヤ教では勉強が祈りと同じ宗教行為とされている。普通の小学校からトーラーは教えるが、学校の放課後や仕事の後にも宗教学校(イエシバー)に通い、トーラーやタルムードの勉強する。トーラーとはユダヤ人が1年をかけて毎週土曜日の午前中に音読するモーゼ五書と言う民俗の基本書。
    タルムードは全30数巻。チグリス川とユーフラテス川に囲まれたバビロニアで完成した。立法集、歴史書、格言集、言行録、民話伝承集、民俗学集、博物学辞典、百科事典、医学書、哲学書、文学全集を収録したユダヤ学の総合体系全集。

    絶対抽象の存在がユダヤの神であるために勉強し、頭の中で必死で考え続け、考え続けないと神は遠ざかっていくと考える。

    恥ずかしがり屋は勉強できない。だから、神の意思を知ることができない。ユダヤの賢人ヒレルの言葉。

  • 速読。
    子供はあらゆることにひたすら疑問を持つ。それは生まれたときには事前知識がほとんどないからであるが、それでも疑問を持ち、それを知りたいと思うのは人間の基本的な性(さが)だと思う。
    なので、どんどん質問をさせるというユダヤ人の教育法は非常に効率的だと思う。

    「ユダヤ人」というレッテルは、欧米と異なって日本では良いイメージの方が強い。それを利用してビジネス書とする手法もまた何とも賢い。まぁユダヤ人テーマのビジネス書は山ほどあるけども。

    いずれにしよ、僕のような大人になった凡百は、優秀な先人達からこういった知見を聞かせてもらって可能な限り吸収するのだ。

  • ユダヤ人国家イスラエルやユダヤ人が多いアメリカなど、多くの天才を輩出する国ではどのように教育が行われているかを書いたもの。ちなみに、著者もユダヤ人になったらしい。

    詳しくは本書を読んで欲しいが、ユダヤ社会ではとにかく思考すること、疑問を持つこと、反論することなどが重視されているらしい。そうしたことが家庭でも習慣として根付いているらしいのだ。

    それから、読書も重要なキーワードのようだ。過去の古典を中心にじっくり読むようだが、「批判的に読む」ということがポイントらしい。批判的に読み、議論することが本質をつかむ力を養い、知的向上を促すようだ。確かに、納得できる。

    日本でも「考える力が重要だ」と言われているけれども、やはり「暗記中心の教育」という傾向はあまり変わっていないように思う。真面目で優秀な労働者を作ることは出来ても、天才的な科学者や発明家、起業家などが少ないのはその辺に原因があるのだろう。

    ちなみにイスラエルは人口が少ないこともあってか、若者の起業率がとても高いらしい。戦争やら物騒なイメージもある国だけれども、人々が何を考え日々の生活を送っているのか、イスラエルという国にも興味を持った。

  • 石角完爾/著
    ノーベル賞受賞者や世界のトップ経営者を多数輩出するユダヤ人。その成功の秘密である教育と勉強法を紹介する。世界の「知」と「富」を握る、卓越した能力はなぜ身に付くのか。その答えがわかる1冊。

  • ユダヤ人の生活,ユダヤ教のことをこの本を通じて初めて知りました。
    ちょっとマネできない世界ですが,これから意識することはできると
    思いました。

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