なみのひとなみのいとなみ

  • 朝日新聞出版 (2008年9月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784022504746

みんなの感想まとめ

日常のエピソードをユーモアたっぷりに綴ったエッセイ集で、著者の独特な視点が光ります。散漫な内容であるものの、そのとりとめのなさが逆に魅力的で、読者を引き込む要素となっています。会社員時代のエピソードは...

感想・レビュー・書評

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  • タマキングの普通のエッセイを集めて1冊にまとめた本。
    あとがきにて「なんのとりとめもない本」「面白いほど何の本かわからなくなった」等々、自分で言っちゃっていますが、確かにそんな感じなのです。
    でも、そのとりとめのなさがタマキングらしいな、とも思うのです。

    会社員時代のエピソードが面白おかしく綴られているのですが、実は結構励まされることも多かったです。
    つらかったであろう出来事も、笑いをまじえて昇華してしまうところがすてきです。

    随所で炸裂するタマキング論ににやにやしながら読了。

  • 文学

  • すべてがあるあるすぎて読むのがおもしろくもツライ。
    寄せ集め的な内容だからまとまりはないけど。
    文章はおもしろいんだけど、内容はちょっと暗くて、でも前向きな感じがいいんだろうな。

  • 個人的には氏の旅行記なんぞよりも面白いかも? 僕は興味のある人の日常を知りたい傾向にあるので当作品はまさにうってつけでしたね!

    旅行記も嫌いではありませんけれども…日常のエッセイを書いたらどんなものに仕上がるんだろう? という僕の氏へ対する期待に当作品は応えてくれましたね、ええ…。

    まあ、あとがきでも述べられている通り、かなり散漫な内容でして、このエッセイが果たしてどんな趣旨なのか? 説明できないほどにまとまりがありません…けれども、面白いから良し! というわけで、さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • もう都合20年ほど前から、環境問題に関心があって、経済成長とか、資本主義(つまりいらないものまで作って無理やり売ってのサイクル)に漠然と疑問を持っていました。成長しないと給料入らない、と言われると、そうかそういうものかと不本意に納得しながら、誰か天才が全く新しい経済の仕組みを考えてくれないかなあ、と小さい我が子を育てながらもんもんと不安を感じていたのでした。そもそもこの著書にあるように、営業職って何だろうと思うのです。成長をやめる=営業職の廃止の実現 だと思うのですが、乱暴でしょうか。成長しないというと後退するイメージですが、そんなことはない、今の社会の成長、が良い方向への成長じゃないから問題なんじゃないでしょうか。良い方向への成長が見込まれる分野だけ規制を撤廃し、次世代へつけを残すような産業は大いに規制したらいいんじゃないでしょうか。たとえ少しづつでも。

  • 紀行文以外の詰め合わせ。意味のないことがしたくなる。中国でそこまで開放的なトイレには出会わなかったよ、良かった良かった。

  • 小倉旅行に持っていった本。

  • 笑いたい、と思って読んでみたのです。
    文体が入ってこないのか、
    内容の所為なのか、
    どうにも共感を覚える点がなかったものですから。

    誤解のないように言っておくと
    不快になることはありません。

  • 部分的にすごく面白い。

  • 図書館で借り。
    脱力系日常エッセイ。プラス会社員時代のエッセイのような自伝のような。

    「おつかいナプキン」で殿方の大変さを知った。私も夫に何か頼む時はもうちょっとわかりやすくしようと思う。

    やっぱり、この人の軽妙でなんだか面白くむずむずしてくる文章が好きだなあ。図書館にあるタマキングの本はあらかた読んでしまったのでこれからどうしようか。

  • ゆるい感じで、まったりと読むのにちょうど良かった。
    背伸びすることなく、まったりと自分が自分でいることの幸せを思う。

  • 2010 12/9

  • 何を言いたい本なのかまったくわからない。
    筆者が会社員時代の仕事感について語ってみたかと思えば映画のレビュー、人生観についてと、まったく軸がわからない。わざとやってる。

    「先祖無限大に発散」の項では、たしかにその理論に納得させられ うむむ と考えこまされたかと思えば、「トイレのドアを確保せよ」では、家のトイレにドアをつけない現代の建築家への警笛として、中国のビッグベンを例に俺の腹をよじれさせたりと迷惑極まりない展開。

    ちなみに「先祖無限大に発散」の理論とは、
    俺の親は2人。両親にもそれぞれ2人の親がいるので、その世代の先祖は4人。さらにその親もそれぞれ2人の親がいるので、その世代での先祖は8人。仮に1世代を平均25年と考えると、1000年遡って平安時代になったころには、自分の先祖が1兆人以上いる計算となる。それなのに、人類の起源はアフリカの一人の女性に集約されるというのは、どういうことか?という理論である。うむむ。

    テレビなどパブリックな場で喋らなければいけない立場となったときの、個人的捏造に関する問題(美味くもない料理を、あたかも自分の感想のように「美味い!」と言わなければいけない問題。自分の捏造センサーを下げて対応する。)、そして営業という仕事に関する洞察(営業という仕事は客の要請というより売る側の論理で誕生し、徐々に正当化され、いつの間にか社会になじんで世の中の主流の仕事になっていった。お客様第一とか、こそさらに喧伝しなければならないことがそれを証明している。)、生活の中でわからない言葉に遭遇したときの越えがたい壁(ブルゾンとジャンパーの違いなど、わからないことが出てきたらすぐ人に聞けば判明はするだろうが、その先に無尽蔵にわからない言葉が待機しているに違いないので、いちいち聞いていられない。)など、人生の役に立つ示唆で溢れている。

    買う価値がないのに買いたくなるから困る本です。

  • まだ彼の紀行エッセイを読んでないが、
    緩い日常エッセイの方が面白いんじゃないだろうか。
    http://takoashiattack.blog8.fc2.com/blog-entry-1470.html

  • 旅のエッセイに比べるといささかパワーダウンが否めない日常エッセイ。
    この人は旅ネタの方が面白いからその感覚で読むとちょっと物足りない。

  • 装丁 / 佐藤 孝洋(ソニックバン)
    装画 / 中村 隆
    初出 / 『一冊の本』2006年4月号〜2008年7月号掲載「なみのひとなみのいとなみ」加筆再編集。産経新聞大阪本社発行分夕刊2006年4月13日〜2008年2月28日掲載「手のひらを太陽の塔に」抜粋・加筆再編集。『楽天マガジン』2002年1・2・4・5月号他

  • 長年の本の雑誌読者なのに、遅れてきた宮田珠己ファンの私。「ときどき意味もなくずんずん歩く」で、なんて面白いんだぁ〜〜〜と衝撃を受け、今ようやく二冊めを読んだばかりです。考えてみると、タマキングといえば辺境の旅エッセイというイメージが強く、ハードな旅はちょっと辛いかなぁ、という私のヘタレな性格から敬遠していたのかも。で、今回も手に取ったものは、「著者初の日常エッセイ集」。(#^.^#) そして思ったとおり、すごぉ〜〜く面白かったです。宮田さんの文章って、さらさらと普通に読ませてストンと異次元に落とされるところがいいんですよ。普通の文章の流れというものを無意識に頭に置いて読んでいる読者としては、次にこんなフレーズが来るだろうと思っていると真逆のストンがやってきて、それがなんていうか、気持ちよくてたまらないという・・・。(#^.^#)でも、あまり細かいことに拘泥しないお得な性格の自由人、という、まぁ言ってみれば私なんかとは全然違う面白い人、なんて思ってたのが、子ども時代の「正しいことばかり言いすぎて融通のきかない」優等生ぶりとか、工学部を出たのに不動産の営業職につき、朝礼で「今日も一日がんばるぞ、オー!」とかけ声をかけたとか。もちろん、その後で色々動いたから今のタマキングがあるわけであり、やはりそこは一般人との違いなんだろうけど、出発点が普通人だった、ということの嬉しさとそこからどうやって現在に至ったか、という過程の面白さで、ふふふ・・と笑いつつも、じっくり読ませられてしまいました。まだまだ未読の著書が残っているのが嬉しい!少しずつ読んでいこうと思います。(#^.^#)

  • 久しぶりに宮田珠己さんの文を読んで、おもしろかったです。日常思うこと、ふと気づいたこと、なんともいえずおかしさの漂う文なのです。大ファンです。筆者とはすごく波長が合うような気がします。なのでこの本の自伝的なエッセイで、サラリーマン時代のことを書いたくだり、ずんずん心に入ってまいりました!最近のアニメブームに足りないものは…”必殺技”!!!!!(?)子供の頃みた必殺技のでてくるテレビ番組についての所がつぼにはまってしまいました。

  • おもろい!
    マンガのように読み進めて、ちょっと戻ってまた笑って。

  • 読みやすいので一気読み。
    普通以上には面白かったけど
    昔に比べるとパワーが落ちたかなぁ。

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著者プロフィール

旅と散歩と石ころと変な生きものを愛し、いかに仕事をサボって楽しく過ごすかを追究している作家兼エッセイスト。その作風は、読めば仕事のやる気がゼロになると、働きたくない人たちの間で高く評価されている。主な著書は『いい感じの石ころを拾いに』(中公文庫)、『東京近郊スペクタクル散歩』(新潮社)、『アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険』(大福書林)、『明日ロト7が私を救う』(本の雑誌社)など。

「2023年 『路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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