なみのひとなみのいとなみ

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 145
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022504746

感想・レビュー・書評

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  • タマキングの普通のエッセイを集めて1冊にまとめた本。
    あとがきにて「なんのとりとめもない本」「面白いほど何の本かわからなくなった」等々、自分で言っちゃっていますが、確かにそんな感じなのです。
    でも、そのとりとめのなさがタマキングらしいな、とも思うのです。

    会社員時代のエピソードが面白おかしく綴られているのですが、実は結構励まされることも多かったです。
    つらかったであろう出来事も、笑いをまじえて昇華してしまうところがすてきです。

    随所で炸裂するタマキング論ににやにやしながら読了。

  • 文学

  • すべてがあるあるすぎて読むのがおもしろくもツライ。
    寄せ集め的な内容だからまとまりはないけど。
    文章はおもしろいんだけど、内容はちょっと暗くて、でも前向きな感じがいいんだろうな。

  • 個人的には氏の旅行記なんぞよりも面白いかも? 僕は興味のある人の日常を知りたい傾向にあるので当作品はまさにうってつけでしたね!

    旅行記も嫌いではありませんけれども…日常のエッセイを書いたらどんなものに仕上がるんだろう? という僕の氏へ対する期待に当作品は応えてくれましたね、ええ…。

    まあ、あとがきでも述べられている通り、かなり散漫な内容でして、このエッセイが果たしてどんな趣旨なのか? 説明できないほどにまとまりがありません…けれども、面白いから良し! というわけで、さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • もう都合20年ほど前から、環境問題に関心があって、経済成長とか、資本主義(つまりいらないものまで作って無理やり売ってのサイクル)に漠然と疑問を持っていました。成長しないと給料入らない、と言われると、そうかそういうものかと不本意に納得しながら、誰か天才が全く新しい経済の仕組みを考えてくれないかなあ、と小さい我が子を育てながらもんもんと不安を感じていたのでした。そもそもこの著書にあるように、営業職って何だろうと思うのです。成長をやめる=営業職の廃止の実現 だと思うのですが、乱暴でしょうか。成長しないというと後退するイメージですが、そんなことはない、今の社会の成長、が良い方向への成長じゃないから問題なんじゃないでしょうか。良い方向への成長が見込まれる分野だけ規制を撤廃し、次世代へつけを残すような産業は大いに規制したらいいんじゃないでしょうか。たとえ少しづつでも。

  • 紀行文以外の詰め合わせ。意味のないことがしたくなる。中国でそこまで開放的なトイレには出会わなかったよ、良かった良かった。

  • 小倉旅行に持っていった本。

  • 笑いたい、と思って読んでみたのです。
    文体が入ってこないのか、
    内容の所為なのか、
    どうにも共感を覚える点がなかったものですから。

    誤解のないように言っておくと
    不快になることはありません。

  • 部分的にすごく面白い。

  • 図書館で借り。
    脱力系日常エッセイ。プラス会社員時代のエッセイのような自伝のような。

    「おつかいナプキン」で殿方の大変さを知った。私も夫に何か頼む時はもうちょっとわかりやすくしようと思う。

    やっぱり、この人の軽妙でなんだか面白くむずむずしてくる文章が好きだなあ。図書館にあるタマキングの本はあらかた読んでしまったのでこれからどうしようか。

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著者プロフィール

旅と散歩と石ころと変な生きものを愛し、いかに仕事をサボって楽しく過ごすかを追究している作家兼エッセイスト。その作風は、読めば仕事のやる気がゼロになると、働きたくない人たちの間で高く評価されている。主な著書は『いい感じの石ころを拾いに』(中公文庫)、『東京近郊スペクタクル散歩』(新潮社)、『アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険』(大福書林)、『明日ロト7が私を救う』(本の雑誌社)など。

「2023年 『路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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