告発・現代の人身売買 奴隷にされる女性と子ども

  • 朝日新聞出版 (2010年12月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784022505033

みんなの感想まとめ

国際的な人身売買の実態を深く掘り下げた本作では、売買された少女たちの実体験や、彼女たちを救おうとする活動家の奮闘が描かれています。具体的な国や地域の事例を通じて、どのようにして弱者が騙され、逃げられな...

感想・レビュー・書評

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  • 3.73/73
    内容(「BOOK」データベースより)
    『拉致、売春、強制労働…囚われの3000万人を搾取地獄から救い出す。戦慄の実態を描く迫真のルポ。』

    原書名:『Not for Sale』
    著者:デイヴィッド・バットストーン ( David Batstone)
    訳者:山岡万里子
    出版社 ‏: ‎朝日新聞出版
    単行本 ‏: ‎344ページ
    発売日 ‏: ‎2010/12/17

  • 国際的な人身売買の実情について知りたくて購入。

    具体的にどの国でどのような事が行われているのか、売買された少女たちの実体験や保護団体の活動実績を通じて様々な事例が紹介されている。

    人権や法律が未発達の社会で警察ですら頼りにならない国で弱者や子供、若い女性がどのように扱われる事になるのか、どのような手口で騙して逃げられなく洗脳するのか、世界各国のどの国がどういう環境に置かれて誰が人身売買で買っているのか、など、社会の裏側の文化的側面を知れる面もあり興味深く読んだ。

    こういった出来事は人類の長い歴史の中で世界中で当たり前のように起きていたに違いない。

    憲法の職業選択の自由がどれだけ尊いかを実感せざるを得ない。

    こういう状況を見過ごせずに手を差し伸べる勇気ある活動家たちの存在が唯一の救いだ。

    実行が出来なくてもまずは多くの人が現実を知って問題意識を持つ事が大事だと思う。

  • 第一章 タイ・カンボジアの性産業と児童労働 だけ読んだ。

    統計データ中心でなく、個別の被害者の体験談と救援者の体験談がドキュメンタリー仕立てで書かれている。
    売られてから脱出し、また宛がなくなり売られ、裏切られ、また脱出し、、、という手に汗握るストーリー。
    かなりハラハラドキドキで、一気に読んでしまった。良書。

    アンコールワットで多くの観光客で賑わうシェムリアップの売春宿(カラオケクラブ)でのエピソードなど、自分も食べ歩いていた繁華街での話により身につまされる。

    小学生くらいの年齢から売られていく子どもたち。多くは貧困から親に売られることも多い。
    海外からも多くの買春客が来るが、カンボジア人男性もかなり買っている。

    支援団体を率いて、駆け込み寺となって彼女たちに仕事を与えその仕事を成功させている人たちマジリスペクト。

    ちなみに日本もタイと同じランクになっている。
    ずっと人身売買に対する法律もなく、国際社会に避難されて2000年代にやっとできたが弱いもの。
    日本人同士の売買はあまりわからないが、風俗産業にいる女性たちや農業研修生たちの悲惨な状況など。

  • 著者が取材した各国の奴隷にさせられた被害者とそれを助けた当事者のストーリーを交互に織り交ぜ最後にそれぞれが交わるといった構成になっており、現代社会における衝撃的な人身売買の実態を描写するとともにそこに一つの救いがある。訳者もあとがきで触れているが、これを遠い国のお話と解釈するのではなく現実に起きていること、どれだけ自分たちの問題として捉えることができるのか。身売買報告書によると、2013年においても日本はレベル2としてランクされておりこのことを持っても決してこの問題が他人事ではないことを示している。

  • 300323060  368.4-バツ

  • 普段、ノンフィクションは読まない。
    けれど、この本は一気に読み終えた。

    人身売買の餌食になった人、それを助ける人など、様々な人のエピソードが入れ代わり立ち代わり現れ、テレビのルポタージュよろしく物語は綴られてゆく。この形式も、ノンフィクションに馴染みのない人には読みやすい一因だろう。

    現代の奴隷については無知だった。その後、TEDなどでも取り上げられていることを知る。
    本書の中に出てくるアイビーリーグの学生が、自分がこれほど巨大な問題の存在を知らなかったことに驚くシーンがある。私などが知らないのも、ましてをやなのかもしれない。けれども、具体的な事例ひとつひとつに目を通してゆくにつれ、自分の無知を恥じ入る気持ちが強くなっていった。作中に登場するどの国も、テレビで観たり、旅したことのある身近な場所だったからだ。本書では触れられていないが、日本にも奴隷が存在することを、訳者の山岡氏はあとがきで補足している。

    読みながら気になったところに付箋を貼っていったら、付箋だらけになった。どれも知っていると知らないとでは、物の見方が大きく変わるような指摘だ。

    著者は、人身売買の惨状を訴えながらも悲観することなく、前に進み続け、実際に私たちが行動するための手段を紹介している。
    「現代の人身売買?何、それ?」と思う人がいたら、一読をおすすめしたい。

  • きちんと現実を知る。

  • 衝撃的な内容がたくさん続く。
    人身売買は世界にまだ蔓延しているということを直視しなければならない。

    内容としては、様々なケースと、それに対する取り組みが書かれていて、わかりやすい。

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