かーかん、はあい 子どもと本と私

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 100
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (103ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022505095

感想・レビュー・書評

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  • 朝日新聞に連載中も楽しみにしていたけれど、こうしてまとめて読んでみると、あらためてそのよさがじんわりと伝わってくる。たくみん(俵万智さんの息子)も、万智さんも実に感受性が豊かだ。そして、子どもの心や感情ってこんなだったと微笑ましくなったり、こんな風に十分につきあってやったかなあと反省したり。子育て中の人にも、これからの人にも、そしてもう子育てが終わった人にもお薦め。

  • 大いに参考になった。

  • 短歌集プーさんの鼻がおもしろかったため購入。

    本を書くことでごはんを食べているひとが、本を読むことをどうやって教えているのか、すごく興味があった。

    絵本を買う時の参考にさせてもらっています。

  • 一冊一冊に微笑ましいエピソードをつけながらうまく絵本を紹介してくれる.その絵本もはずれなし.

  • 子供が絵本と、どんな風にふれあうのか?

    また子供がどんな風に世界を認知しているのか?

    お母さんの感動にそれ含まれていて、

    とても参考になりました。対象年齢に合わない長い物語も

    俵さんが、内容を要約して伝えたりするところが

    作家らしいなぁと。絵本のキャラクターにお母さんがなりきって

    子供とお話したりするのも、微笑ましかったです。

  • 歌人・俵万智さんの、母視点の絵本セレクト。
    本好きだけれど絵本界にはうといワタクシ。
    実に参考になりました。

    歌集「プーさんの鼻」に出てきていた歌もいくつか登場していたので、ちょっと懐かしく思いましたね。

    色玉が転がるだけの話『ころ ころ ころ』の主人公を「この子」と表現する子供に驚いたり、
    『きんぎょがにげた』は、金魚の自分探しの旅なのだと大人になってから発見したり、
    『がらがらどん』のラスト、「チョキン、パチン、ストン。はなしはおしまい」に、瀬田貞二さんのセンスを感じてみたり、
    しろくまちゃんシリーズの『たんじょうび おめでとう』で、失敗することの魅力を学んだり、
    薬嫌いなこどもの目を輝かせた『よーするに医学えほん からだアイらんど おなか編』に感謝してみたり、
    『かみさまからのおくりもの』を読んだこどもから、「おかあさんがもらったのは≪たくみんが、うまれる≫じゃない?」と素晴らしい答えをもらってみたり、

    思わずハッとさせられるエピソードも満載です。
    柳田邦男さんの、
    「絵本は、人生で三度読むものですよ。一度目は子ども時代、二度目は親になったとき、三度目は人生の後半に自分のために・・・」
    というセリフも印象的でした。
    私が子供時代に読んだ絵本たち。
    どうやら人生後半に、再度出番があるようです。
    今からゆっくりと、実家の押入れを捜索してみましょうかね、うふふ。

  • 母が借りてきてくれた本。
    俵万智といえば、サラダ記念日しか知らない私だが、いつのまにか男の子のママになっていらしたらしい。
    その息子さんと絵本のエピソードがつまった本。
    今後の絵本選びの参考にもなりそうだし、エピソードもほほえましいものばかりで楽しい。
    私も、自分が母からしてもらったように、息子にたくさんの本を読み聞かせてあげたい。

  • 連載中から楽しみに読んでいました。お母さんにオススメの一冊。自分の息子にも取り上げられている絵本を読んであげたくなりました。

  • こんなとき自分もあったのかなぁ
    こんな親子っていいなぁ
    今からでもいろんな絵本に触れたい!

  • 2009/2/12

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著者プロフィール

1987年の第1歌集《サラダ記念日》はベストセラー。歌集に《かぜのてのひら》《チョコレート革命》《プーさんの鼻》《オレがマリオ》《未来のサイズ》《アボカドの種》、評伝《牧水の恋》、エッセイ《青の国、うたの国》など。2022年、短歌の裾野を広げた功績から朝日賞を受賞。読売歌壇選者のほか、宮崎で毎年開催される高校生の「牧水・短歌甲子園」審査員もつとめる。

「2023年 『旅の人、島の人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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