メロンの丸かじり 丸かじりシリーズ29

  • 朝日新聞出版
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022505149

感想・レビュー・書評

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  • なぜか昔、実家にやたらと揃っていた「丸かじり」シリーズ。
    久しぶりに読んだら、昔のと全く変わっていないテイストでほのぼのした。

    読むと食べたくなるのも以前と変わらず。
    韓国のりを食べた後には、こっそり唇をなめてみた。
    美味、美味。

    ちょうど自分が読んでいるのと同じ頃
    電車のホームで若い兄ちゃんが同じ本を読んでいて
    なんだか嬉しくなった。

  • 言わずと知れた、「丸かじり」シリーズ。
    本当は1冊目となる「たこの丸かじり」から読み始めたかったけど、近所の図書館で借りることのできる最も古いものがこの「メロンの丸かじり」だったので、これからスタート。
    週刊朝日で連載されている「あれも食いたいこれも食いたい」を書籍化したもので、この連載スタートは1987年だって!私と同い年(唐突な年齢カミングアウト)となると、これまた親近感がグッと湧く。
    それにしても、36年間もずっと「食べ物」を通じてエッセイを書き続けてきたってすごくカッコいいことだと思いませんか。
    衣食住の食、生きるために必要で絶対的に身近なこのテーマ。身近であるゆえに下手したら間延びしてなんともつまらん内容になってしまいそうなものですが、全然そんなことにはならない東海林先生の才能。胆力たるや。
    この「メロンの丸かじり」は、2007〜2008に連載されていたもので、クリスピークリームドーナツ新宿店が大行列になった時のことなど書かれています。あー!!あったなー!なんて懐かしむ人もいるのでは。東海林先生も並んだのですね。あの行列に。かくいう私も並びました。懐かしい…
    食べ物に対しての考察が面白すぎるのです。豆腐を噛むことに対してこんな真面目に考えたことなかったけど、丸かじりを読んだ私は次から豆腐を噛み締めるんだろうな。
    こうやってほんとにささやかなことひとつひとつを楽しむ心のゆとりを持っていたいなと、しみじみ感じました。
    たこの丸かじり〜町中華の丸かじり、全て読破することを、人生やりたいことリストの一つに加えたいと思います。

  • 今回もごちそうさまでした☆

  • 丸かじりシリーズその29。
    インスタントラーメンのお店は面白いなぁと思いました。インスタントでも具を盛れば結構立派なラーメンになるもんなぁ。世界各地のインスタントラーメンが食べられるなんて、ちょっと行ってみたいかも。
    存在理由が分からないと散々な言われようの厚揚げですが、我が家では鉄板焼きに欠かせない存在です。自信を持って厚揚げ!
    ラストが生姜焼きだったので、今猛烈に生姜焼きが食べたいです。
    東海林さんの描くおっさんおばさんは憎たらしいくらいいい表情するなぁ。

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)

    宮崎からの刺客、マンゴーの出現にメロンはどう立ち向かうか。ビールをお燗、冷やし中華電子レンジ調理法…。ニッポンを覆う閉塞感を打ち破る何かがここにある。

    カラッポのピーマンも笑ったけど枝豆は斬新。そしてちゃんと作ってくれるインスタントラーメンみせってカルチャーショックでした。

  • シリーズ29冊目☆メロン食べたい(*´д`*)甘いの食べたい。親子丼の話のトロフワでゆやーんゆよーんの中也状態に笑った。親子丼もなかなか作らないなぁ。

  • 丸かじりシリーズ29~独活から始まって豚の生姜焼きまで~読後に表題のメロンは思い出す。クリスピー・クリーム・ドーナッツも。後は,エノキダケ・メガマック・親子丼・アスパラガス・セロリ・ラーメン屋の仕草・熱燗ビール・冷やしキツネ・もろきゅー

  • 週刊誌連載のためか、時事ネタがちょこまか入っているな。

  • 丸かじりシリーズの、コレは29冊目
    長いよねぇ(笑)
    よくネタを思いつくなぁって、毎回毎回感心しちゃいます
    いつも、どれも美味しそうなんだけど
    「冷やし中華を温める」
    これは衝撃でした!
    やってみたいような、怖いような。。。(笑)

  • えのきだけは他のキノコと違って代表料理もなく、数で勝負する…なんていう話が面白かった。確かにエノキを買う時に、あ、お買い得になってると思って手にとってみると、量の少ないパックだったりしてガッカリすることがあるもんね^m^

  • 東海林さだおの名前は知っていたけど、本を読んだことが無かった。
    誰かの本でこの人を尊敬しているって書いてあったような気がして気になり手にとってみた次第。
    パラパラめくると読みやすそうだし通勤にはぴったりかなと。
    最近流行のアウトプットに長けているんだろうな。思っていること、小さなこと、をどんどん膨らまして書いている感じ。
    まぁ、作家は誰でもそうなのかも知れないけど。
    ●もろきゅうには風格がある。
    ★きゅうり揉みとの比較が面白いな。常日頃こうゆう視点でものを見てみたいと思った。

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著者プロフィール

東海林さだお=1937年東京生まれ。漫画家、エッセイスト。早稲田大学文学部露文科中退。早大漫画研究会草創期のメンバー。文藝春秋漫画賞、講談社エッセイ賞、菊池寛賞、日本漫画家協会賞大賞を受賞。漫画に『新漫画文学全集』『ショージ君』など、長期連載のエッセイに「男の分別学」「あれも食いたいこれも食いたい」など。

「2021年 『東海林さだおアンソロジー 人間は哀れである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

東海林さだおの作品

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