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Amazon.co.jp ・本 (348ページ) / ISBN・EAN: 9784022505200
みんなの感想まとめ
最恐に酔狂な冒険記が描かれる本作は、1963年にコロンブスのニーニャ号を復元し、15世紀の装備や食料を携えて大西洋を横断した男たちの物語です。食料や水の不足、嵐に巻き込まれる中、彼らがサンサルバドール...
感想・レビュー・書評
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最恐に酔狂な冒険記です!
どう酔狂なのかは読んで御確認ください(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1963年にコロンブスのニーニャ号を復元し、装備や食料まで15世紀のままでスペインから
大西洋を横断した男たちの物語。食料、水不足に悩まされ、嵐に巻き込まれながらも
何とかサンサルバドール島に辿りつく。
いやぁ、本当に面白い。 -
コロンブスの航海を再現したいと考えるアメリカ人(著者)と、
コロンブスが航海に使用した「ニーニャ号」を再現した
「ニーニャⅡ世号」を所有するスペイン人が出会ったことから、
無謀とも言える冒険が始まる。
しかし、ニーニャ号を忠実に再現したという帆船は明らかに
小さ過ぎ、乗り込むことになった9人のなかに航海術を習得
している者はひとりもいない。
積み込む道具や食糧、身につける衣装までコロンブス時代を
忠実に再現することにこだわるのは立派だが、寄港地では
どんちゃん騒ぎにうつつを抜かし準備不足で出航するはめに
なる。
しかも、大西洋という大海に漕ぎ出すのに海図の用意さえ
していないんだなぁ。
船は勿論のこと、道具は次々と壊れ、積み込んだ食糧と水は
早々に腐り、常に飢えと乾きが9人を襲う。そんな航海を
通じて人間関係は徐々に悪化し、著者の愚痴がまんべんなく
散りばめられている。
最終的にはアメリカ海軍機から投下された水と食料に救われ、
「そっくりそのままの再現」はならなかったが、どうにかこう
にかサンサルバドルに辿り着く。
全編通じて「何やってんだかなぁ」と感じさせるおバカな
航海記である。遭難することなく目的地に辿り着いたから
いいようなものの、単なる勢いだけの挑戦だ。
冒険譚は大好きだが、ワクワクドキドキがなかったので
△というところか。
本書がアメリカでベストセラーになったのは1963年。
なんで今頃、日本での翻訳出版なんだろう。 -
高野秀行と角幡唯介の対談本『地図のない場所で眠りたい』を読んでから、どうやら探検家という生き物には「バカ枠」があり、その「バカ枠」が探検家のごく一部というわけではなくかなりの大多数であることに気づきつつある今日このごろ。この本は1960年代の、立派なバカ枠探検家本。バカすぎてページをめくるごとに脱力する。たまらん。
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コロンブスの時代と同じ船、同じ装備、同じ食べ物で、大西洋横断を目指す航海もの。
船は欠陥だらけ、装備は壊れ、水も食べ物もすぐに腐る。よく生還できたなと、あきれながら読み終えた。 -
●:引用
●夜明けにベッドに倒れこんだとき、疲労のためになまくらになっている念頭に数多くの想いがよぎった。とりわけ、成し遂げようと思って始めたことを達成できたことにくめどもつきぬ充足感を、そしてかの偉大なる冒険家がとった歴史的な針路からできるだけはずれないようにして航海をしたいという満足感を覚えた。けっきょくのところ、この満足感こそ、緊張と恐怖、疑念、渇き、飢え、そして海を相手の果てしない苦難に対する値千金なのである。
原文が優れているのか、翻訳がうまいのか、非常に読みやすい文章だった。
新刊だったので、”コロンブスそっくりそのままの航海”は、最近の出来事なのかと思っっていたら、なんと自分が生まれる前の事だったので驚いた。
冒険(冒険家)と無謀は、ほんの紙一重なのではないか。
陸でも海でも飲み続け、問題解決を後回しにするクルーたち(→素人集団?)、凪や暴風雨などの自然の驚異、ニーニャ二世号の構造的な問題、これほどのトラブルに見舞われながらよく無事に大西洋を横断できたものだと思う。 →フィクションとして読むべきなのだろう。 -
コロンブスがアメリカ発見に使った船を再現、航海した男達の話。こんな冒険ができるのは志の高い愛国者かバカなんだろう。
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●構成
1 切実な計算
2 冒険にいたる経緯
3 複製の国
4 勇壮な牛追い祭り
5 ヤギ皮と蚤の市
6 動かない船
7 アメリカへ航行中
8 混乱と恐慌
9 心もとない始まり
10 ワイン、女性、そして歌
11 沈まぬクルミの殻
12 ニーニャⅡ世号での1日
13 精密な航海
14 食糧問題をめぐる論争
15 凪ぎ模様
16 執念の釣り
17 貿易風
18 ジョゼフ・コンラッドの『台風』さながら
19 「天の恵みの水?」
20 「ハロー、アメリカ海軍機……」
21 悲劇と悲劇寸前
22 上陸――サンサルバドール
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1492年のクリストファー・コロンブスによる「新大陸」の「発見」は、多くの人が耳にしたことがあるだろう。カナリア諸島からほぼ真西に向かった航海は、乗組員にとって、もちろんコロンブスにとっても大変な冒険であった。現在では地中海からカリブへ行く為には、飛行機でも豪華客船でも、苦労することなく行くことが出来る。しかし、コロンブスが行った航海を、その船や艤装、食料や四文儀などの道具類に至るまで全て当時のものを再現するとしたら、果たしてやり遂げられるだろうか。
本書は、1962年に著者を含む総勢9人で、コロンブスが乗った船と同様の製法、同様の形で再現し(但し全長当時の船の半分であった)、スペインからサンサルバドルまで行った航海の記録である。
航海はその準備段階から苦労の連続であった。出来上がった船体は、製法や形など基本的には当時の船と同じに作られたが長さが半分しかなく、レジャー用のヨット程度の大きさとなった。道具類も当時のものと同様にするため、調達に難儀した。乗組員も中々集まらず、満を持して行った試験航海では殆ど帆走できないことが明白になった。それでも著者らはめげず、なんとか本航海に乗り出すが、出発以後もありとあらゆるアクシデントに見舞われることとなった。
著者自身の、その時々の率直な感情(特に荒天時などの苛立ち、焦り)、艤装や船体自身の不備、さらには「当時と同じ物を使う」という強固な信念があったにもかかわらず、どうしてもやむを得ずに持ち込むことになる現代の道具――マッチや水中銃、腕時計など、ただし水中銃は殆ど使い物にならずに使用できなくなった――といった、著者としては隠したくなるようなことまで記している。
厳密な意味でこの航海が成功と言い得るかどうかは、議論の分かれるところであろう。しかし、著者らがともかくもやり遂げたことは、大きく誇れることである。包み隠さずに記されたドキュメンタリとして興味深く読むことが出来た。 -
1960年台に敢行されたアツい男達のノンフィクション冒険譚。船という限られた空間で展開される危機一髪と喜怒哀楽の連続が、読者に緊張感を与える。ムチャクチャな挑戦を見たり聞いたり自分でやってみたりするのが好きな人にはおすすめ。
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