本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本

著者 :
  • 朝日新聞出版
4.06
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本棚登録 : 462
レビュー : 72
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022505460

感想・レビュー・書評

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  • アイディア一杯の素敵な本です。

    そして「街の本屋さん」をスタートさせたそうです。
    http://bookandbeer.com/?page_id=85

  • ブックコーディネーターの肩書きで活躍されている内沼晋太郎氏の本。
    これまで手掛けたお仕事の数々やメルマガ等の文章をまとめた「本の未来を作る本」と、内沼氏の仕事に対する考え方を綴った「仕事の未来を作る本」の両A面…という、造本だけをとっても内沼氏の遊び心と挑戦が感じられる1冊です。

    こんなにも意外な形の、本の楽しみ方・楽しませ方があるのか!…と、読みながら驚いてばかりいました。
    自分の頭が知らないうちにコチコチに固まっていたのかも…と反省もさせられます。
    図書館でも"利用者におもしろがってもらえるような何か"を仕掛けてみたい!
    自分の仕事に対するモチベーションアップにもつながりました。

    仕事に対する考え方は、目的意識が高い人がどんな風に考え、行動し、その目的の実現を目指しているのか、ということが、とてもわかりやすく書かれています。
    自分には当てはまらないと感じる部分もありましたが、とても刺激的な内容でした。
    本書の中でまず実践できそうなことは「アイディアを口に出してみること」かな、と思っています。
    周りの反応を見てみる、協力者も現れるかもしれない、より発想の幅が広がるかも…。

  • ブック・コーディネーターである内沼晋太郎氏著で自身の経験を元に
    【本の未来をつくる仕事】と【仕事の未来をつくる本】についてを両A面仕様で読めるようになっています。
    奇抜でなんとも新しいアイデアが満載の楽しめる一冊。

    ¥2200+税と、お値段はなかなかのものですが本が好きな人と『ブック・コーディネーター』と言う不思議な職業を垣間見たいと言う方には、買って損無しではないでしょうか。

    最後にもう一つ挙げるとすれば
    頭が柔らかければなお、楽しめるかと思われます。

  • アイデア満載。紙で出来た書籍が好きな人間としては、希望が持てる本

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      内沼晋太郎の新刊が、出るらしいけど、どんな本になっているだろうね。
      「未来」も良いけど、「今」が一番興味あります!
      内沼晋太郎の新刊が、出るらしいけど、どんな本になっているだろうね。
      「未来」も良いけど、「今」が一番興味あります!
      2012/10/15
  • 「本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本」内沼晋太郎
    ブック・コーディネーターのお仕事の本。
    2009年3月30日初版。

    読んで良かったです。オススメ。
    タイトルからそうですが、リバーシブルに読める一冊です。

    1.本が、精神的にも物体的にもマスプロダクツの粗悪さから脱却して、よりその価値に特化した形を精錬していかないといけない、と思っているんですが、そのひとつの扱い方。
    本でアートってくくりはいかにも、”その場限り”感に満ちていますが、著者の内沼氏が実践しているもろもろは、本の中身と連動した活動が多い。なので、ユニークでこそあれ奇抜でなく、本の世界を広めようという雰囲気がとても好きです。
    物体的なマスプロの粗悪さ、に関して言えば、5年、10年、20年のスパンで製版・印刷・製本技術も革新しています。
    より高度な製本技術というのはどんどん実現していく。もちろん、デザインに関しても。
    一様に電子書籍の対悪として「重い・嵩ばる・値段が高い」と捉えるのではなく、もちろんそういった一面があることは事実だけれど、モノとして持つ嬉しさ、にシフトしていくべきだと考えます。
    (※極論、大量生産の市場に甘えすぎた出版・印刷業界は、今後まだまだ淘汰されていくのでしょう。しかし、淘汰とともに技術・センスの粋も失われていくことが、僕には耐えられないのです)

    2.著者は発行当時28歳。今の自分と同じ年齢と考えると非常に刺激を受けました。
    ダブルキャリアの考え方(この本の中ではその表現は出ていませんが)がやはり、ためになる。
    結局目的をどこに据えるかという問題ですが、自分がやってて面白いことにこそ強みがあって、それをいかに育てていくかというところが主眼かと思いました。
    「お金をもらう仕事/お金をもらわない仕事」「お金をもらうための仕事/お金をもらえてしまう仕事」「時間でお金をもらう仕事/成果でお金をもらう仕事」、スマートに説明されていて読みやすく好印象。
    あと、ものの本では何度か見かけますが「アイデアはアウトプットして人に話す」これはもうどんどんどんどん実践していこうと思っています。
    みんなが趣味から脱却して相互に〈お金をもらわない仕事⇒お金をもらえてしまう仕事〉サイクルが生まれればとっても面白い社会になるだろうなあ、と感じました。


    全体的に説教臭いようなビジネス本では全く無くて、訥々と本周辺の次の世代を考えている本。
    エッセイパートの point of view も読んでいて共感する内容が多くありました。オススメ。(5)

  • タイトル通り、ブックコーディネーターという仕事を切り開いてきた著者が「本の未来をつくる」ためにやってきた事例/考え方と、自らがやりたい仕事を理想の形で遂行するために「仕事の未来をつくる」上でのスタンスについて語った一冊。

    両面装丁でそれぞれのタイトルが縦書き/横書きで前後からスタートしている面白い仕立ても、本の新しいあり方を模索している著者ならではといった感じ。中の事例は、うまく稼働したものばかりではないけど、視点が非常に面白くて、自分の実業でのプランニングに役立つ気づきがたくさん詰まっていたように思う。

    あとやっぱり、自分が好きなことを働くドメインにできた人間の強さと底知れなさを改めて感じました。無論、「本当に好きなことは仕事にしない」というスタンスもあっていいと思うのだけど、もし2者が勝負しなきゃいけないことになった場合、やっぱり好きな人が圧倒的に魅力的に周りからは見えるのだよね、否応なく。その強さが本からにじみ出てた。(書き口はまったく暑苦しくないのですが、その淡々としている感じがかえって、好きな事を勝手にやっている強さみたいなのをにじませてたと思う。)

    充実の内容でした。良著。

  • 右から開けば本の未来について、
    左から開けば仕事の未来について、
    どちらからでも始められる面白い造り。
    そして全部読んだ後、その二つには強い繋がりがあることを実感します。著者の方の経験と考えがぎゅっと詰まっていて、その方自身のようです。

    仕事の方では、1か月前に就職して「辞めたい」とかすでに思ってることもありw、目からウロコ、痒いところに手が届く!といった内容で、とても参考になった。
    本の方では、泉のように沸き起こるアイデアに脱帽。
    本というものを様々な角度から飽くことなく見つめ続けているんだな、と思いました。とはいえ、本に書き込みするとか、切り刻むとかいうことに関しては私はやっぱり抵抗がある人種だ笑
    終盤に向けて、「頑固になっていても出版は発展していかない」っていうメッセージを強く感じた。

  •  自分にあった本と出会うことが難しい現在、本の売り場や本を使ったアートをプロデュースするブック・コーディネーターが注目を浴びている。注目こそ浴びるがその仕事でご飯を食べていくのはかなり厳しい。著者はブック・コーディネーターの中でも成功している人の一人である。

     一橋大学商学部を卒業後(こういう仕事もなんだかんだ学力は必要なんですね)国際見本市主催会社に入社し、出版業界の見本市を担当するが二ヵ月で退社してしまう。世間一般的にはすぐ仕事をやめてしまうやつだが、その後バイトをしながらフリーランスでウェブデザイナー、グラフィックデザイナー、ライターなどの仕事をする。そして本の世界にのめり込み本に関するプロジェクトを手がけていくうちに、ブック・コーディネーターという肩書に落ち着いた。

     本書は一冊の本だが「本の未来をつくる仕事」と「仕事の未来をつくる本」が「両A面」という扱いでそれぞれ表と裏からはじまっている。「本の未来をつくる仕事」では著者がブックコーディネーターとして手がけた様々なプロジェクトを紹介する第一章、と本に関するテキストをまとめた第2章で構成されている。

     そして「仕事の未来をつくる本」では著者が会社を辞めてから現在に至るまでの仕事のノウハウや、似た価値観をもつ同世代に向けたマニュアルが書かれてある。とくに「自分のやりたいこと」と「お金をもらうこと」の違いを少しずつすり合わせていき、最終的に著者のように自分のやりたいことと、お金をもらうことが一致するまでにどのような過程をたどるべきか教えてくれるのはありがたい。

     ところでこの本は税込み2310円とページ数の割にはちょっと高い。カバーが半透明で表紙に写っている写真がうっすらと透けて見えるお洒落なデザインだ。こういうところをこだわるからこそ今の仕事を手に入れることができたのかもしれない。

  • 説得力がさらに増しました。B&Bを雑誌なんかで見かける度に、本に書かれていることを思い出します。本当に良書。
    http://www.ne.jp/asahi/behere/now/newpage136.htm

  • ジャケ借り。

    「本」に関して、本当に色々やってる人だなぁ。
    たくさんの発見があり、学ぶことがあった。
    おもしろいことがあふれてた。

    「モノ」としての「本」が好きだ。
    改めて思った。
    まだまだ、いろんな可能性があると思う。

    今はもうなくなってしまったプロジェクトも多いみたいだけど(残念)、これからも気にしていきたい人である。

    あれこれと考えるきっかけをもらいました。

    買うには、少し高いけど(笑)

    とりあえず、本を買うときは好きな本屋で買いたいものです。

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プロフィール

1980年生まれ。ブック・コーディネーター、クリエイティブ・ディレクター。NUMABOOKS代表、下北沢「本屋B&B」共同経営者。著書に『本の逆襲』(朝日出版社)など。

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