老後も進化する脳

  • 朝日新聞出版 (2009年3月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (168ページ) / ISBN・EAN: 9784022505590

感想・レビュー・書評

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  • 読み物として面白く、後半の偉人たちの挿話も天分が年齢で衰えぬ象徴として参考にはなったが、果たして老後も脳が進化すると言えるのか、根拠と解説は物足りない。ただ、脳の可能性をテーマに人類、人生の本質を考えさせられ、勇気を与えられた気がする。

    文化的により進んだ社会では、集団ヒステリーに巻き込まれる危険から身を守るため、個人が批判的能力を発揮するようにと促されている。絶滅させないため理性を使うことが人間には求められる。批判、反対意見は、種の自衛的本能なのだ。

    ー自分の人生の外へ関心が広がれば広がるほど、人生の残りがわずかかもしれないと言う思いが気にならなくなる。これは老年期の幸せのとても大事な要素。貧困も狂気も人間が避けることのできない運命ではない。自滅的な事でもしない限り、人間は知性と忍耐と言葉を尽くせば、いつの日か自分で自分を苦しめている拷問から解放されるものと信じる。バートランド・ラッセル

    人間の脳は歳をとるに従って一部のニューロンを失い、生化学的に変質するのは事実だ。しかし、その変化は多くの個体に於いて認識能力や創造力の減退をほとんどもたらさないばかりか、生き残った細胞は樹状突起を増加させシナプスレベルで脳神経を増強させることさえできるらしい。ホモサピエンスの脳ではこの働きが老齢期においても衰えを見せず、質的にも同じように維持される。この部分が、本著のタイトルを濃縮した解説だ。希望を持とう。いや、老化を気にするには早いが。

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