なぜ「自由」は不自由なのか 現代のリベラリズム講義

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 65
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022506290

作品紹介・あらすじ

ネオリベはリベラルか?フリーターは自由か?わかるようでわからない「自由」の正体がわかる24講。

感想・レビュー・書評

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  • 自由。むつかしいねというのがこの本の結論なのか?

    一つ一つはわかりやすいが、結局どういった見方をするかで?

  • 2年ほどの連載をまとめたもので、1章あたり8頁程度。論点を挙げるのがメインであり、「アポリア」として読むのが良いと思う。「自由意志」「自由な主体」のあたりは参考になるが、他の部分は紹介されている内容に違和感を抱くところもあった。

  • ひとつひとつが短くまとまっているため読みやすい。
    この手の知識は皆無だったので(それこそ高校公民も意味わからず暗記したレベル)
    入門編としてはちょうどいいです。
    法律がどんな前提に立って書かれてるだとか、
    世の中の枠組みの基礎の基礎がわかったというかんじ。

  • 僕が初めて読んだ仲正昌樹の著作は「不自由論」で、「イマジナリーな領域への権利」という議論を初めて知った当時の僕にはすごく面白かった。その後、彼は「自由」に関する本を何冊か出しているけど、「集中講義!アメリカ現代思想」のような「教科書」を別にすると、なんだか同じ議論を色々な本で繰り返しているだけのような印象がする。結局、今でも僕にとっては「不自由論」が仲正昌樹のベストだ。本書も新しい話題は取り入れているものの、議論の中身自体はそう目新しさを感じなかった。

    「自由」・「自由意志」・「自由な主体」が近代的なフィクションであるというのはもう前提として(仲正自身も過去にそう書いているのだし)、現在の問題は、なおそれを有効なフィクションとして擁護するのか、もう「耐用年数」を過ぎていると見切りをつけて別の社会設計をすべきなのか、という点にあるように思える。でも、この本では終始「自由ってよくわかんないよね」と混迷した状況を紹介するばかりで、その混迷の中に深入りをしない。そこが何か物足りなかった。もうちょっと本気出してもいいんじゃないか、と思う。

  • これまでの著作に目をとおしたことがあれば
    読まずともよかったかも。

    個人的には
    権利擁護を自由意志などの観点から哲学的に考察したい。

  • 読みやすく、左翼批判の仲正節炸裂。

    自由な意思決定以前に意志決定をベストな形で行える環境を整える方が大事。イマジナリ―な領域へのアクセスの重要性。

    すなわち、世界は複雑であり、まずその複雑さを知る必要がある、ということである。これだけでもだいぶ愚衆は減り、愚かなポピュリズムやメディア・リテラシーの欠如は防げるのではなかろうか。

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著者プロフィール

1963年、広島県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究博士課程修了(学術博士)。現在、金沢大学法学類教授。文学や政治、法、歴史などの領域で、アクチュアリティの高い言論活動を展開している。著書に『「不自由」論』『お金に「正しさ」はあるのか』(以上、ちくま新書)、『日本とドイツ 二つの全体主義』(光文社新書)、『集中講義!アメリカの現代思想』(NHKブックス)、『カール・シュミット入門講義』(作品社)、『精神論ぬきの保守主義』(新潮選書)、『今こそアーレントを読み直す』(以上、講談社現代新書)、『いまこそハイエクに学べ』(春秋社)などがある。

「2018年 『思想家ドラッカーを読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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