13日間で「名文」を書けるようになる方法

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022506337

感想・レビュー・書評

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  • 『間違いだらけの文章教室』がとても面白かったのでこちらも読んでみました。
    大変、面白くはあったのですが、『13日で名文を書ける』というタイトルは誤りで、13日間にわたる、大学での「言語表現法」といった方が正しいと思います。

    一日目の講義
    ・本をたくさん読む。二度読む価値のない本は読む価値はない。
    ・動き回る。旅をする
    ・「文章」というものはとりあえず、他人に読まれるものだということに気づくことはとても大切。
    三日目の講義
    ・つまり誰もが「書く」ような「文章」でなく「重要」な何かを、「決定的な」何かを「胸を震わせるような」何かを、つかまえるような「文章」をこそ書ききたとい願ったりする。
    ・つまり「文章」というものが、「赤の他人」になにかを伝えるために存在しているのなら、よりよく伝わったものが「名文」であるという意見には説得力がある。
    ・要するに「名文」とは長い間、人々が読んできたもの、あるいは一気に人々に読まれることになった「ベストセラー」の中に存在している。
    四日目の講義
    ・あらゆる「文章」には「自己紹介」であるといってもいいのかもしれない。なにかを「書く」ためにもっとも必要としているのは「読む」能力だということ。
    五日目の講義
    ・まず「部外者」として「見る」こと。それから「考える」こと。その時、なにかを「考える」ためには、ことばが、「文章」が必要であることに気づく。

    この本に出てくる学生さんが課題として提出した文章はとても独自性があって面白く、上手い!と思いました。講義を受ける前から十分に「名文」ばかりだと驚きました。
    出された課題は「私」「ラヴレター」「憲法」「もし一日しか記憶がもたないという仮定の下で、一日分の日記」他です。
    学生さんは、頭が柔かいのだろうなと思いました。
    この本で一番面白かったのは、学生さんが提出した課題文でした。

    • 5552さん
      まことさん、こんにちは(^-^*)

      高橋さんの本は昔『一億三千万人のための小説教室』を読んでものすごく感動した覚えがあります。前にレビ...
      まことさん、こんにちは(^-^*)

      高橋さんの本は昔『一億三千万人のための小説教室』を読んでものすごく感動した覚えがあります。前にレビューされていた『間違いだらけの文章教室』も今回の本も面白そうですね。

      ブクログ始めて思ったことは「プロではない方でも、皆さん個性的な文章を書かれるんだなあ」でした。
      いろんな文章を読めそうな高橋さんの本、また読んでみたいです。


      2019/05/27
    • まことさん
      5552さん。こんにちは(^^♪

      私も『一億三千人のための小説教室』読みました!面白いですよね!今、本棚を思わず探して、もう一度読みた...
      5552さん。こんにちは(^^♪

      私も『一億三千人のための小説教室』読みました!面白いですよね!今、本棚を思わず探して、もう一度読みたくなってしまいました。
      ブクログでは、私も、皆さん文章も上手だけれど、ずいぶん深く読まれている方もいらっしゃるのだなあ、凄いなあと思っています。

      5552さんの紹介してくださる本もいつも、楽しみにしています。♫
      2019/05/27
  • 名著。これは全日本人にお勧めの一冊。

  • PDF
    名文

  • まだ1日目を読んだばかりですが。
    問いかけられる感がとても素敵です。
    タイトルで引かずにぜひ中身を少し読んでみてもらえればと思う次第。
    本のタイトルでひっぱってくる人と、これを読んでぐっとくる人、これを読んでなにかを見出して実践していく人が、ずれまくりそうな気もします。

    ともあれ、自分としては
    出される課題を自分で実践してみた上で
    少しづつ読み進めてみようかと思います。
    講義を受けるみたいに。

    「名文」を書けるようになる必要性はそこまでないですが。。。
    おすすめです。

  • こんな授業,大学で受けたかったなぁと思う。
    けど,実は受けてた(受けられてた)のに気づけていなかっただけな気も。
    人生っていいかも,と思える本だった。今年の5冊に入るかも。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「実は受けてた(受けられてた)のに」
      明学の学生さんかぁ、、、私もチャンスが巡ってくるなら聴きに行きたいな。。。
      「実は受けてた(受けられてた)のに」
      明学の学生さんかぁ、、、私もチャンスが巡ってくるなら聴きに行きたいな。。。
      2012/09/12
  • 未感想

  • f

  • 大学でやった講座の記録
    学生が書いた文章が載っている
    これを読んでも文章はうまくならないけど、文章を書くのに抵抗がなくなるかもしれまい

  • 自己啓発

  • 4

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著者プロフィール

作家・元明治学院大学教授

「2020年 『弱さの研究ー弱さで読み解くコロナの時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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