13日間で「名文」を書けるようになる方法

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  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 486
レビュー : 68
  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022506337

感想・レビュー・書評

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  • 『間違いだらけの文章教室』がとても面白かったのでこちらも読んでみました。
    大変、面白くはあったのですが、『13日で名文を書ける』というタイトルは誤りで、13日間にわたる、大学での「言語表現法」といった方が正しいと思います。

    一日目の講義
    ・本をたくさん読む。二度読む価値のない本は読む価値はない。
    ・動き回る。旅をする
    ・「文章」というものはとりあえず、他人に読まれるものだということに気づくことはとても大切。
    三日目の講義
    ・つまり誰もが「書く」ような「文章」でなく「重要」な何かを、「決定的な」何かを「胸を震わせるような」何かを、つかまえるような「文章」をこそ書ききたとい願ったりする。
    ・つまり「文章」というものが、「赤の他人」になにかを伝えるために存在しているのなら、よりよく伝わったものが「名文」であるという意見には説得力がある。
    ・要するに「名文」とは長い間、人々が読んできたもの、あるいは一気に人々に読まれることになった「ベストセラー」の中に存在している。
    四日目の講義
    ・あらゆる「文章」には「自己紹介」であるといってもいいのかもしれない。なにかを「書く」ためにもっとも必要としているのは「読む」能力だということ。
    五日目の講義
    ・まず「部外者」として「見る」こと。それから「考える」こと。その時、なにかを「考える」ためには、ことばが、「文章」が必要であることに気づく。

    この本に出てくる学生さんが課題として提出した文章はとても独自性があって面白く、上手い!と思いました。講義を受ける前から十分に「名文」ばかりだと驚きました。
    出された課題は「私」「ラヴレター」「憲法」「もし一日しか記憶がもたないという仮定の下で、一日分の日記」他です。
    学生さんは、頭が柔かいのだろうなと思いました。
    この本で一番面白かったのは、学生さんが提出した課題文でした。

    • 5552さん
      まことさん、こんにちは(^-^*)

      高橋さんの本は昔『一億三千万人のための小説教室』を読んでものすごく感動した覚えがあります。前にレビ...
      まことさん、こんにちは(^-^*)

      高橋さんの本は昔『一億三千万人のための小説教室』を読んでものすごく感動した覚えがあります。前にレビューされていた『間違いだらけの文章教室』も今回の本も面白そうですね。

      ブクログ始めて思ったことは「プロではない方でも、皆さん個性的な文章を書かれるんだなあ」でした。
      いろんな文章を読めそうな高橋さんの本、また読んでみたいです。


      2019/05/27
    • まことさん
      5552さん。こんにちは(^^♪

      私も『一億三千人のための小説教室』読みました!面白いですよね!今、本棚を思わず探して、もう一度読みた...
      5552さん。こんにちは(^^♪

      私も『一億三千人のための小説教室』読みました!面白いですよね!今、本棚を思わず探して、もう一度読みたくなってしまいました。
      ブクログでは、私も、皆さん文章も上手だけれど、ずいぶん深く読まれている方もいらっしゃるのだなあ、凄いなあと思っています。

      5552さんの紹介してくださる本もいつも、楽しみにしています。♫
      2019/05/27
  • PDF
    名文

  • まだ1日目を読んだばかりですが。
    問いかけられる感がとても素敵です。
    タイトルで引かずにぜひ中身を少し読んでみてもらえればと思う次第。
    本のタイトルでひっぱってくる人と、これを読んでぐっとくる人、これを読んでなにかを見出して実践していく人が、ずれまくりそうな気もします。

    ともあれ、自分としては
    出される課題を自分で実践してみた上で
    少しづつ読み進めてみようかと思います。
    講義を受けるみたいに。

    「名文」を書けるようになる必要性はそこまでないですが。。。
    おすすめです。

  • こんな授業,大学で受けたかったなぁと思う。
    けど,実は受けてた(受けられてた)のに気づけていなかっただけな気も。
    人生っていいかも,と思える本だった。今年の5冊に入るかも。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「実は受けてた(受けられてた)のに」
      明学の学生さんかぁ、、、私もチャンスが巡ってくるなら聴きに行きたいな。。。
      「実は受けてた(受けられてた)のに」
      明学の学生さんかぁ、、、私もチャンスが巡ってくるなら聴きに行きたいな。。。
      2012/09/12
  • 大学でやった講座の記録
    学生が書いた文章が載っている
    これを読んでも文章はうまくならないけど、文章を書くのに抵抗がなくなるかもしれまい

  • 自己啓発

  • 4

  •  明治学院大学における、13回に及ぶ「言語表現法」講義を本にまとめたもの。
     講義なので、先生としての高橋源一郎とその生徒たちの会話や、質疑応答も載せられている。
    「一億三千万人のための小説教室」の続編的な一冊になるのだろう。
     ここには、「名文」を書くための具体的な技術や方法は書かれてはいない。
     それに13日間で名文が書けると信じてこの本を手に取った訳でもない。
     高橋源一郎のファンであれば、そんな「ハゥ・トゥ本」ではないだろう、と手に取る前に気が付く。
     万が一、この本が「教則本」のコーナーに置かれていたら、そして高橋源一郎という作家を全く知らない人が手に取って、何かの間違いで「名文が書けるんだ、しかも13日間で!」と喜び勇んで購入してしまったら……激怒する人もいるだろう。
     でも、そんな何も知らないでこの本を購入した人でも、書かれていることをじっくりと読んでみれば、「いやいや、タイトルに偽りなしだな」と思える人も出てくるはず。
     さすがに13日間で、というのは難しいだろうが、ここに書かれていることを熟考し、実践していけば、「自分のコトバで書かれた名文」は書けるのだ、と信じることが出来る。
     ここには、「コトバ」に対する考察が、予想以上に感動的な内容として、書かれている。
     こんな講義だったら、僕もぜひ受けてみたい。

  • この本を読んで良かったことはいっぱいあるけれど

    スーザンソンタグの言葉に出会えたことが一番よかった

  • 【閲覧係より】
    明治学院大学で実際に行われていた講義録。学生と共に文章を読み、学生の書いた文章を考える。小説からラブレターや履歴書まで、様々な文章をゲンちゃん流に読み込んでいきます。
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    所在番号:816||タカ
    資料番号:10212648
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著者プロフィール

高橋源一郎(たかはし げんいちろう)
1951年、広島県生まれの作家、評論家。明治学院大学国際学部教授。1981年『さようなら、ギャングたち』で群像新人賞優秀作を受賞しデビュー。『優雅で感傷的な日本野球』で第1回三島由紀夫賞、『日本文学盛衰史』で第13回伊藤整文学賞、『さよならクリストファー・ロビン』で第48回谷崎潤一郎賞を受賞。

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