ごはんのことばかり100話とちょっと

  • 朝日新聞出版
3.77
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本棚登録 : 813
レビュー : 130
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022506573

作品紹介・あらすじ

よしもと家の日々のごはん、行きつけのお店の味と雰囲気は?ごはんを共にする大事な家族や友人にふれながら、食いしん坊である著者のまるごと食エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • いつもの家ごはん、いきつけのお店のごはん、たいせつな友達と食べたごはん、小さい頃の思い出ごはん…食いしん坊な著者のつれづれ食エッセイ。

    ごはんを食べながら、ふと思ったことを書き留めたようなエッセイ集。著者はもちろん料理も作るけれど、近所のお店で外食もするし、デパ地下でお弁当も買う。幼い子供を育てながら仕事をしており、家のことに手が回らないこともしばしばで、お手伝いさんを雇っていたこともあったようだ。だから食べることは好きだけれど、有名店の○○だとか○○産の有機栽培だとか、そういうことはこだわらない。おいしいものが食べられて、家族や友人、大好きな人たちが笑顔になれればいい。肩ひじ張らないいつものごはんが最高なんだ。そんなメッセ―ジに共感を覚えた。

    また、エッセイは著者の子供が2歳半~6歳くらいまでの間に書かれたということで、子供の成長も垣間見れて楽しい。その時々に好きな食べ物、苦手だったのに食べられるようになったもの、一緒に囲んだ食卓の思い出…「食」という視点だけで切り取っても、子供の成長を感じられる。それだけ「食」とは人間が生きる上で欠かせないものなのだ。

  • こういう本はいいねぇ。美味しいものがいっぱい食べたくなる・・
    彼女はどちらかというと庶民派くいしんぼ。キタナシュラン系なのね。
    作家さんだから表現はお上手です。
    高校生だった頃、家では食事中ほとんど口をきかなかった自分を反省し、「後悔はしてないけど、あのころの不安だった自分には「未来を信じろ」と言ってやりたい。そして今日一日のテーブルを大事にしろ、笑顔を家族に向けろと。」と書いている。
    むすっとしてできるだけ早くご飯をかき込み、あっという間に自分の部屋に消えていく高校生のうちの息子にも言ってもらいたい。

  • よしもとさんの小説は「キッチン」しか読んだことが無く、あまり作家自身の人となりの想像がつかなかったのだが、「ごはんのこと」は、私の読みたい話なので手に取った。

    お子さんが2歳から6歳の頃に、隙間時間を見つけてはこつこつと書かれたというから、重い話あり、かわいいエピソードあり、「お店」というものに対するあれこれの感想や、もちろん、お子さんのことも時々出てきて、『こんな本でした』とひとまとめに紹介するのは難しい。

    そもそも、人間の生活を語ろうとしたら、食べ物の話題は切っても切れないのだから、なんというか、「全ての道はローマに続く」と同じように、食べ物の話に通じるのかもしれないな…
    などと思いながら読み進むと、やがて、あとがきと思われる、最後の話になった。
    やはり、「食べ物の話を書こうと思った」とは書かれていない。
    日常、思ったり感じたことを書きためたら、食べ物の話ばかりになってしまった、という所ではないのだろうか?
    体が弱く食の細い母上に「あなたのエッセイを読むといつも食べもののことばっかりで、具合が悪くなる」と言われ、イヤミでこの本を捧げますと書かれているから、明るいイヤミと開き直りで「ごはんのことばかり…」というタイトルにしたのだろう。

    私も、「美しいアジアの一端を担う日本人」として、自分なりにごはんに小さなこだわりを持ちたいと思う。

    ごちそうさまでした。

  • わたしにとって、食のバイブルになりそうな本。

    この本にある価値観で、わたしのお店は築き上げてゆきたい。

  • はらへの帰りの電車なんかで読むとウゴォオ!とかなるw
    ばななさんと子供さん、旦那さんやまわりの人々との食にまつわる話…というより生きていくことと食は切り離せないんだな、と実感する
    おいしく食べれることはしあわせだ。人々の食べる情景を思い浮かべると、ああこの人たちは生きているんだな~と思う
    ハワイや根津の串揚屋さん、フォー、焼きそば、パン、コロッケ…食べに行きたくなるw
    体はおいしいものを求めている

    餃子とコロッケのレシピおいしそうなんだけど大量すぎて一人じゃムリw

  • 食事を大事にするのって、なかなか難しい。一人暮らしだとペロッと食べちゃうこともおおい。でもどうせ1日3回もしくはそれ以上食べるんだから、1回1回大事にしていきたい、と思えた本でした。

  • こんな風に家族と、友人と「食べる」事を楽しめたら幸せな人生だな〜。飲食店で働いている人も是非読むべき。きっと大事な事に気づけるはず。なんて思うのは私が食い意地張ってるからかな?作ることも母として大事にしようと思った。

  • 超ごはんたべたくなるよー

    そして、らぶちゃんのはなしが。
    うちの茶美さんを思い出して泣けました。

    やはりペットが年老いていくことはどうしようもないけれど
    その人生を預かる者として
    全力で愛情をそそいであげるのが飼い主の使命だと思うし
    ばななさんはちゃんとそれをしていることが伝わるから
    こんなに共感できるし同調できるんだと思います。

    凄くわかる部分が多くて たくさん泣きました。

  • 桃が!なぜ、全部?もったいない!
    ばななさんの食に対する熱心さが、綴られていて、楽しい。
    私はこんなに食べることに熱心にはなれないな、と思いつつ、食べることの楽しさ嬉しさは見習いたい。
    お姉さんの噂のコロッケレシピがある。ジャガイモの量を見て、ウチでは作れない。。。と諦めた。

    お弁当。食べることに熱心でない私は作ることにも今一つ興味が持てず。
    子供のお弁当が辛くて仕方が無かった。
    こんな私がお弁当を作るように気持ちを上げていくのが、いわゆるキャラ弁。批判もよくわかるけど、工作や手芸のようにお弁当作りを楽しめる方法なんです!
    と、大好きなケンタロウさんに言い訳したい。

    「秘密の食べ物を出すとき、青森のおじさんもおばさんも、ちょっと色っぽい顔になる。そこがまたとってもリアルでよかった。」
    「彼女はごはんが大好き、だからごはんも彼女のことが大好き、この世の中はそういうものなんだ」

  • 気になっていたけど、ようやく読んだ本。
    「カフェのごはんはなぜ見た目ほどおいしくないのか」など、
    なるほど、と思うポイント多数。

    確かにカフェのごはんって、
    おしゃれな雰囲気で食べてるけど
    味の印象が残っているお店って少ない。
    定食はやっぱ定食屋に限る。

    気分や雰囲気に惑わされず
    本当においしいと思うものを
    感じるのって案外むずかしい。

    ツレが「おいしい~」と言ったら
    小心者の私は「そうだね」と言ってしまう。

    正直者の食いしん坊でいたい。

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