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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784022506740
みんなの感想まとめ
仕事の進行をスムーズにするための具体的な方策が提案されている本で、渋滞のメカニズムを仕事に応用したアプローチが特徴です。全体は三部構成となっており、個人、部内、社内のそれぞれの詰まりの原因と解消法が論...
感想・レビュー・書評
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渋滞学の祖である西成氏の仕事本。
渋滞が起きる原因を仕事の詰まりに応用し分析している。
全部で3部構成となっており、第1部は個人の仕事、第2部は部内の仕事、第3部は社内の仕事の詰まりの解消法を論じている。
個人の仕事の詰まりは、日程を窮屈に詰め込み過ぎている事が原因であり、これがまさに車間距離が短く渋滞が起きやすい状況と酷似している。これを解消するためには、リードタイムを予定表上きちんと設けることが大切である。力の入れ方としても常々肩肘張って取り組むのではなく7割程度の力で取り組みゆとりを持つことの重要性が強調されている。
部内の仕事の詰まりは、適切にコミュニケーションが行われないことに起因している。ある程度の自由度を持って仕事をさせつつも、野放しにするのではなくきちんと話し合い・コミュニケーションの時間は確保することが重要と述べる。ここら辺は、リモートワークが普通になってきた今においては特に重要な点になると思われる。
社内の仕事の詰まりについては、仕事という枠組みを超えて、社会に対してどう価値を提供するか・どう関わり合っていくか、ということが述べられていた。当パートは仕事に取り組むにあたっての心構えを説いている部分と言える。
最近は、仕事の進め方が難しくなってきたところもあったので読んでみたが、どのようにゆとりを意識的に組み込むか、その上でどう仕事と向き合うか、ひいてはその結果としてどのように社会と関わっていくかということを細かい視点から大きな視点まで幅広な視点で描かれていて面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一番ぐっときたのは「ほとんどの人にとって「いい」と思える政策こそが非常に危険である。」というもの。
たとえば、「自転車に乗るときにはヘルメットを着用しましょう」などという安全のための政策を否定する人はなかなかいません。しかしフタを開けたら「自転車に乗るときにヘルメット着用を義務づけたことで、死亡事故が増えた」例もでてきました。なぜなら「運転手は、ヘルメットをつけている自転車を見かけると安全だと思い込んでしまって、より自転車の近くをすりぬけるようになったから」とわかりました。 -
仕事をスムーズに進めるためのコツを著した本.車間が詰まりすぎるから渋滞する,車間を適切にあければ渋滞は解消するということのアナロジーで,仕事の間隔を詰めすぎない,7 割程度の力で仕事をする,成功を譲り合う,など,具体的な方策が語られている.
最後は「全体最適」に向けた筆者の考え (妄想) が書かれているが,全体最適って難しいな,と改めて実感した. -
後半にちょこっとある著者の自分の過去の話(貧乏話)が人間臭くて良い。こんなに若くて東大卒業で一流雑誌に論文も掲載されるような人が就職に苦労する日本って変だよな。
<b>個人は社会の問題を解決しなければ社会につながれないのです</b> (P224)
実感がこもっているな? -
図書館
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112:「渋滞学」の第一人者としてテレビ等でもお馴染みの西成先生の本。テレビで見た「車間距離を開けると渋滞が解決していく様子」が衝撃的で、飛びつくように本を読みました。どのビジネス書にも言えることですが、本の内容があてはまる職種とそうでない職種があるでしょうが、私の職種ではかなり当てはまりますし、自分が無意識にしていたことにも「流れ」の観点から解説がなされていて、なるほどと唸らされました。仕事だけでなく、勉強や趣味にも応用できることだと思うので、ご興味がある方はぜひ。
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こういう類の本にしては、アプローチが理系で興味深い。結局は同じところに落ち着いていくが納得感はある。
個人、部門、会社に分けて語っているが、最後の会社の部分は何が言いたいかわからなかった。
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いいんですが、中身がうすいかな。
渋滞学の応用編で、仕事の滞りを無くすには?無駄を無くすには?ということにスポットを当てています。
結局、余裕を持つこと、全体の利益のために使う時間を設けるということでした。
理屈はわかるし、納得もしてますが、どれだけ成果が上がったかのデータがないので、もう一つ凄さを感じないかな。
後半は、研究テーマの見つけ方という自慢話になっちゃったので、それを実際の企業の成果報告としてくれたら★4つでした。
あくまでも概念や手法という所で終わってしまったのが残念です。
ただ、全力で仕事をしているのに、成果が出ない組織の方は一読の価値有りだと思いますよ。
まぁまぁオススメです。 -
渋滞学の専門家による、
「仕事の渋滞をなくすための思考法と実践法」を
個人→部内→社内の3段階にブレークダウンして伝える一冊。
ちょうど、本書を読む少し前に、
エイドリアン・ベジャンの「流れとかたち」を読んだあとだったので
その考え方に通じるものが非常にあるなと思って、大いに納得した。
ベジャンは、自然の原理とは「流れをよくするように形作られる」と
打ち出し、自然現象から社会分析まであらゆるものにその原理が
生きていることを示してみせた。
本書の著者、西成氏は、「なぜ良き流れにならず詰まるのか?」という
視点から、道路渋滞から組織論までの渋滞のメカニズムをひもとき、
それに実戦的な解決策を打ち出してくれる。
そういう意味では、相補的な捉え方をすると、実に良いなと思った。
本書で一番面白いのは、著者が自分の学生時代から
不遇(?)の研究者の駆け出しの時代を語る部分であった。
そこで著者は「社会の誰からも必要とされない密室の研究」に
打ち込むことの空しさを噛み締め、「社会の難問解決」へと
研究、そして生き方の舵を切っていくことになる。
様々な科学分野を横断的につなげながら、
独自性を打ち出し、かつ世の役に立つ研究に取り組むという
スタイルを確立していくのである。
ここのエピソードの本音感が、苦労を感じさせるとともに
とても示唆に富んでいると思うのである。
これだけ「無駄とり」の研究を重ねている人は、
さぞ生き方に無駄がないのかと思うと、著者はむしろそういう
「勉強」(=他の誰かによって踏み固められた安定的な道)に
留まることには否定的で(少なくとも社会に出たあとには)、
それこそ悪戦苦闘して渋滞の中を前進していくことこそ「仕事」で
あると強く主張している点は、
よく理解しておくべきことである
(というか、本書のようなスマートな題名を見せられたら、
そう思ってしまうリスクがあるんじゃないかなぁ…笑)
とりあえず渋滞を起こさないコツだけメモっておこう。
渋滞は、自分だけが早く着こうという利己の姿勢から
車間距離をつめすぎてしまうことから起こる。
他者の動きを良く見て、広めに車間距離をとれば、先行車が
ブレーキをしても、その影響を吸収することができる。
結局のところ、利己意識を抑えて、余裕を持つことが
自分も周りも結果トクをすることになるというのは、
工学が道徳に科学的根拠を与えるとも言えて、なるほど、すばらしい。 -
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渋滞学の教授らしく、仕事の出来、不出来を「流れ」と考えるところがユニーク。
「成果が出ない」のは「仕事が渋滞している」から。「成果を出す」のではなく「流れを滞らせない」ようにすれば、ふんばらなくとも成果は勝手に流れ出てくる。
仕事の渋滞を解消するためには「仕事の車間距離」を開けることが必要。もっと具体的に言えば本気を出さない、スキマ時間を設定する。
常にフルアクセルで仕事をしていると急な割り込みには対応できないし、突発的なハプニングが起こると、後ろに控えている仕事も滞ってしまう。
スキマ時間に何もすることがなければ、利他的な行動に向けてみる。つまり、平準化。
こうすることで、組織のパフォーマンスが1+1+1=2になりがちなところが0.9+0.9+0.9=5にもなるのだ。 -
格差や年金、高齢化、人口減少、不況等様々な社会的な問題を解決するには、従来のようにその分野の専門家だけで議論をしていても問題は解決できないのかもしれない。
これからは、渋滞学の研究過程で得た知見を仕事の改善に応用したように多様な分野を応用し、複眼的な視点で問題解決に取り組んでいく必要性を感じた。 -
私が社会人になった20年前と比較して、間違いなく全体の仕事量は増えているのですが、それをこなすための人員は確実に減っていると思います。
当時は職場にコンピュータがワープロの代わりに導入され始めた頃で、文書を作成したり回覧するシステムは確実に進歩していますが、肝心の人間が仕事をこなす能力は上がっているのでしょうか。
シゴトが溜まっていく(渋滞)状態だった私ですが、昨年の夏頃から、会社の方針で「Outlookカレンダー」に予定を入力することが義務付けられました。
会議を勝手に入れられたくなければ事前に入力する必要があり、その対策として、仕事に集中したい日にはあらかじめ仕事(予定となる仕事)を入れるようにしたところ、仕事がはかどるようになっています。この本では、それと同様のことが書かれてあり(p39)、共感を覚えました。
以下は気になったポイントです。
・渋滞を解消するためにクルマとクルマの車間距離をあけたように、スケジュールとスケジュールの合間も「車間距離」をあけて、仕事の安全運転をしておくべき(p27)
・仕事の計画を作成するための鉄則は、はじめは余裕を持って確実にできる計画にすること、仕事の質や量よりも、「継続」を求めるべき(p33)
・会社についたら、「就業時間を分割させる、例:午前午後各2つずつの合計4区分」がポイント(p39)
・90分から2時間ほど集中したあとには、約30分の休憩を入れることまでを予定する(p45)
・仕事を継続させるために渋滞学を生かすとすれば、1)未来を予測する、2)今週、来週の予定を踏まえて仕事を進行させる、である(p51)
・ランチタイムの待ち時間は、「行列の人数」÷「1分間の到着人数」=「待ち時間」となる(p76)
・アイディアの管理方法として、「ホームランにあたるネタ」と、「ヒットかなというぐらいのネタ」を同時並行で狙うことがポイント(p90)
・自分や周囲をうまく乗せられる言葉こそが、言霊と言える(p130)
・ムダ取りの第一歩は、出勤から退社するまで、1日のあいだに何をやるのかをまず先に決めて、その進捗を記録する、ことである(p149)
・残業を減らすために、1日の仕事を4つに分割する(p160)
・トップが現場全体を上手く束ねられないと機能しない、トヨタ生産方式を導入出来ているのは製造業でも25%程度(p184)
・渋滞学の公式として、「速度×密度=流量」、距離の間(ある時間に進んだ距離)にクルマが何台いるか(ある時間に通過したクルマの数)、速度に密度をかければ良い(p186)
・自分の全力とは、個人のパフォーマンスを最大にするのと同時に、自分のエゴも最大限に発露させることになる(p205)
・新発見をするには、複数の分野のテクニックを、あたらしい組み合わせでつないでみることがポイント(p216)
・コンピュータが計算できるのは、簡単に現実をモデル化したもののみ(p259)
・問題を厳密に解くことは実際には無理で、厳密に解ける問題は、大学2年生くらいまでの問題(p260) -
仕事が滞ることを「渋滞」と称して、どうやって解消するかを考える。仕事でも、車でも滞るものを解消するのは大きく違うところはないということか。
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社内の先輩に紹介頂いた本です。
僕は誰かにお勧めしてもらった本は必ずその場で
ネット購入して読むというルールを決めています。
で、この本も読んでみました。
「渋滞学」というなかなか馴染みのない
論理で物事の法則を定義されています。
細かな話はさておき、最近、何かの物事を
成し遂げるには「遊び幅」「ゆとり」みたいな
ものが絶対的に必要だなと感じておりました。
特に請け負う仕事が大きくなればなるほど、
そういうことに必然性を感じます。
なるほど、そこに渋滞の論理を当て
はめているということなのですね。
渋滞は前の車との車間距離を広げるだけで
自然に解消されるそうです。
このたとえは「ゆとりのない行動が自らの首を
締める」ということを示すものとして実に
最適ですね。
実は僕、一昨年辺りから仕事のやり方を
変えているんです。
それまでの僕は移動中も含めて、とにかくやれる
ことは何でもやる。ずっと動き続ける。
そんな感覚で対応しておりました。
ですが、最近は定期的に「ほけ〜」っと緊張感の
ない顔をして、頭を空っぽにする時間を取るように
しています。
(あまりオフィスの中では見せたくないので。
移動の時間が中心ですけど)
すると、仕事の質が前よりも良くなって
いることに気付きました。
なるほど、そういうことか。
この本を読んで整理できましたね。
この考え方は人とのコミュニケーションにも
活かせますね。
目の前の問題にカリカリするよりも、
「何が前に進めない妨げになっているのか?」
を意識して冷静に物事と向き合うと、人生は
とても良い方向に流れて行くような気がします。 -
「渋滞学」非常に面白い学問です。
・道路交通においての渋滞は、日本の国内だけでも年間に12兆円もの経済的な損失をつくりだしている
・12兆円という金額は日本の1年間の国家予算の約7分の1にものぼっています
この解決策に旧来式では車線を増やすなどカネのかかる政策ばかりが目に付きましたが著者の西成さんのアイデアでたった8台のペースカーを走らせることで高速道路の渋滞を見事に解消した
この解決策が素晴らしいのはコストや手間がないこともあり会社の渋滞解消に大人気の著者である
通常、会社が危機の場合はリストラがお決まりのパターンでけれども西成さんの対処法は部署内における「ムダ取り」・・・。
詳しくは本に紹介されているけれど目からウロコの情報も多いし呼んでいて単純に楽しい
渋滞学は世界でも注目されているようで日本発のアイデアで世界の様々な困難(渋滞)を解消してもらいたい
願わくは政界の渋滞を解消してもらいたいし日本サッカー界を含めたスポーツ界の渋滞を解消してもらいたいものです -
セクション3はなぜ書いた??
セクション1,2とテンション違うよね。
もう少しかくしねたがあるんじゃない?と思うのは私だけ!? -
言いたいことはわかるんだが、そんなに画期的か?
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「渋滞学」という珍しい分野の研究をしている教授が書いた効率化の本。
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