ぜんぜんたいへんじゃないです。

  • 朝日新聞出版 (2010年3月19日発売)
3.51
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784022506863

みんなの感想まとめ

ユニークで質朴な文体が魅力のエッセイは、著者の独自の視点や発想が随所に散りばめられ、読者を引き込む力を持っています。特に、「動かせない言葉、替えがきかない言葉、洗いにかけた言葉を使いたい」という思いが...

感想・レビュー・書評

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  • もう10年くらい前の朝倉かすみさんのエッセイ。傑作だなぁ!と思っていたものは、今読んでも傑作です。エッセイには作者の「視点」とか「発想」が垣間見られてとても興味深い。
    「動かせない言葉、替えがきかない言葉、洗いにかけた言葉を使いたい。」
    NHK札幌放送局のインタビューに載っていたこの言葉、
    「静かにしなさい、でないと」などのタイトルのつけ方にも表れていると思います。このタイトルだけで思わず手に取るでしょう。
    エッセイにも「朝倉かすみ」ならではの発想が随所に見られて、Ah!体験が散りばめれられています。湊かなえさんの時もそうでしたが、小説よりエッセイ読むほうが多めです^^;
    これ以来エッセイの本は出ていないようです。まとまったら、ぜひまた本にしていただきたいのですが。10年前のエッセイを再再々・・・くらい読んでるけど、読むたびに禁断症状が悪化します。

  • 150cmないちびだけどぜんぜんたいへんじゃないです。
    ユニークで質朴な感じの文体がたまらない。
    今回も真夜中の読書会おしゃべりな図書室のバタやんさん紹介の本。
    ちょっとたいへんな時だったけど読むとたいへんじゃない気がしてくる不思議さがあった。

  • 読み止し

  • 1960年小樽生まれ、6歳下の恋人と8年交際し、1999年に結婚した朝倉かすみさん、初エッセイだそうです。「ぜんぜんたいへんじゃないです」、2010.3発行。面白かったです。爽やかで外連味がない。陽気でユーモアたっぷり。いい人だなという印象を受けました。道産子なんだw!ファンになりました。

  • 途中挫折

  • 期待通り。

    「もっと聞かせて!」
    っておねだりしたくなるくらい。

    エッセイでは、ちょっとトホホな所があるお人が好きなんだな、あたし。

  • 2015/7/12 読了

  • ええ意味にもわるい意味にも読み流そう系のエッセイ。

    ええ意味
    エッセイであまり含蓄があるのは好きじゃない。人生教訓・恋愛指南・料理や家事のスキル・趣味の深入り…いずれもあまりに熱く強く濃い中身を語られると「エッセイやなくてハウツー本書いてや。こっちはそこまで構えてないのに」って引いてしまうのだ。
    この本は、作者自身への言い訳以外に熱く語る部分はなく「うんうん、日々が平和でそれなりに充実してるっていいねぇ」と気楽に読める部類の本である。

    悪い意味
    視線が文章を漂うようなイメージの読み流し本は好きじゃない。あとで未読OR既読の判別がつかなくなるからだ。
    この本は、作者自身への言い訳以外に熱く語る部分はなく「うんうん、日々が平和でそれなりに充実してるっていいねぇ」と読み流して、内容を忘れてしまいがちな部類の本である。

    ご主人、ご両親はなかなかに良いキャラクターをしておられるようである。特にご主人がよい。型にはまった日々の行動をしっかり踏襲しながら1日1日1年1年を過ごしていく生き方は、欲を捨てた究極のストイックかもしれない。すべてを見習うのは到底無理だが、ちょっとカッコ良いなぁと思った。

  • こういう作家になりたかった。

    作品はさほど読み込んでいるわけではないけれど、ああいう文章を書ける理由がなんとなくわかったような。
    独身のままだったら違う作風だったのだろうな。良い悪いでなく、自分の境遇がストレートに文章にでるタイプなのでしょう。

  • 脱力具合が心地良い

  • 178 敵わないひとがいて、ぜんぶカバーできないのなら、知らないままでいるほうが安らかな気持ちでいられる。
    233 つい、順番を間違ったらどうしよう、と不安になる。その前に、なぜ間違わないのだろう、と不安になっている。

    主に書くこと身内のことばかりだし〜である〜だといわれてあまり共感はできなかったかなあ。

  • 再読914.6

  • 面白いところ
    スイートテン

  • 朝倉さんのエッセイと言いつつも普段の作品もエッセイの様だしな。いつもの作品はこういう生活からきているのか。
    もう少し1話1話が長くてもいいと思う。白髪抜き屋含め京子の話がおもしろい!

    締め切り前、急いで書いた時は文体にもその焦りがでるというのが今回の発見。

  • 朝倉氏らしい、日常を語ったエッセイ。起こってることは決してゆるくないと思うんだけど、ゆる~っとしたいい日常だなぁと思わせるところはさすが。

  • 朝倉さん初のWEB連載エッセイ。

    ぜんぜんたいへんじゃないと言いながら、常に書くことの締め切りに追われている(もしくは既に過ぎている)ので、書くお仕事ってやっぱり大変そうですね、と思う。

    決めたテーマがないからか、だいぶ取り留めのない自由日記な感じだけど、朝倉かすみさんという作家さんを知るという意味では面白かった。

  • つまらなかった。

  • 朝倉さん初のエッセイ。
    Aeraに連載されていたものをまとめたもの。

    とっても率直に自分自身のこと、家族、日常、仕事を描いている。
    小説と同じく、淡々、淡々と綴っているのに、不意に笑いを誘うエピソードや表現が。

    うーん、いいなあと思う。
    本当に比喩がうまい。
    幼稚園児のお昼寝の様子を「品評会のさつまいも」って表現したのがすごいツボ。
    ごろごろ転がってるよねえと目に浮かぶ。

    よいエッセイを読むと「楽しい人生だなあ」と羨ましい気持ちにもなる。
    でも確かに一部特異な人もいるけれども、
    ほとんどの場合、別に特別なことばかりを経験しているわけではなくて、
    モノゴトへの感度が高く、視点が違うんだろうなと思う。
    更に表現力が加わって、日常が鮮やかに切り取られる。
    そんなことを感じさせられたエッセイ集。


    それにしても本当にあけっぴろげ。
    作家になりたかった理由のひとつに、
    「おかあさんになりたかったけど、もう子供は持てないだろうと思ったから」
    って書いちゃうところがすごい。
    しかもまだ3ページ、ぜんぜん気持ちあったまってない。
    直球過ぎて読んでるほうがどぎまぎしちゃう。
    でもぐっと距離が近づく、いいよ朝倉さん。
    ちゃっかり(?)40歳目前で6つも年下のだんなさんをゲットしているところも、意外性があって面白い。
    それに結構ノロケてるのもよい。

    本文でも触れられているけど、
    10代、20代で颯爽と登場する才能がいる中で、
    「40歳だけど新人です」って、とても素敵だなと思った。

    強いメッセージがあるわけではなく、爆笑でも号泣でもない。
    ネタは小粒、でも粒ぞろい。
    いくつになっても「人生まだまだこれから」なんだな、とちょっと楽な気分になれる。

    小説家エピソードも多いので、作家の生態に興味がある人にとっても、すごく面白いのではないでしょうか。

  • 文章がきちんとしている人の本は、読んでいて気持ちが良いなあとしみじみ……。短い文も多いので、てきぱきしゃべっている気っぷのいい姐さんを思い浮かべながら読んだ。
    さすがに作家さんだけあって、気になる言葉があるとすぐに辞書をひく習慣があるようだ。でも、しっかり者かと思いきや、普段の生活ではダメ人間な様子もかなり伝わってきて、ほほえましい感じがする。
    沖縄旅行で原稿を書いている回は、やっつけ仕事的に感じてしまった。これも不快感というより、苦笑いで「がんばってね」と言いたくなる。
    まだ一冊目だけれど、私、この人、好きだな~と思った。

  • 著者初エッセイ。
    本人も文中に書いているが、まとめ下手というか、焦点がどんどん流れていく、女性特有のお喋りを上質な日本語でお届けって感じ。
    小説の不思議な味はこっからきてるのか。
    きっと愛らしい女性なんだろな。

    【図書館・初読・1/4読了】

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著者プロフィール

1960年北海道生まれ。2003年「コマドリさんのこと」で第37回北海道新聞文学賞を、04年「肝、焼ける」で第72回小説現代新人賞を受賞し作家デビュー。09年『田村はまだか』で吉川英治文学新人賞、19年『平場の月』で第32回山本周五郎賞を受賞。他の著書に、『ロコモーション』『静かにしなさい、でないと』『満潮』『にぎやかな落日』など多数。最新刊『よむよむかたる』が第172回直木賞の候補作に。

「2025年 『棺桶も花もいらない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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