藝、これ一生 米朝よもやま噺

  • 朝日新聞出版
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022506979

作品紹介・あらすじ

藝にすべてを懸けてきた「人間国宝」の奥深さ。

感想・レビュー・書評

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  • 話も面白いが、筆も達者な米朝師匠。
    見たこともない昔の芸人さんの
    様子がいきいきと描かれている。

    枝雀師匠のことを振り返る章には
    胸を打たれた。

  • 人間国宝の桂米朝氏のよもやま噺、無条件に面白かった。

  • 米朝よもやま噺の続編。昔の話がたくさん。この本にも出てくる狂言師 茂山千之丞 が本日亡くなった。米朝もきっと悲しんでいることだろうなあ。米朝は長生きして少しでも頭の中をこうやって記録として残してほしい。この本の企画を始めた人に感謝。

  • 「米朝よもやま噺」の第二弾。今回も、上方往年の芸人・文化人、弟子、そして孫弟子たちのこと、過去の噺家や落語のことについてなど内容は多岐にわたります。
    まさに芸一筋のお人である米朝さんの頭の中を覗いているようで大変面白かったです。やっぱり読み終わるの惜しかったー。米朝一門充したい!っていう人はぜひこれを読むといいです。私もまだ知らなかったお弟子さんや孫弟子さんのこと、エピソード等を知れて本当に米朝一門は幅広いなあと思いました。そして師匠入院し過ぎw お体には本当にお気をつけて!

  • 米朝師匠は、最近は高座にあがると弟子を相手によもやま噺と称して、ネタのこと、昔のこと、弟子のこと等をとりとめと無しに話される。昔の落語を語るような声の張りや、勢いはなくなってしまったが、そこに座っておられるだけで、ひとつの世界ができあがってしまう。その世界に浸る時間がまことに心地よい。落語界のみならず、芸能全般、人とのつながり、読んでいるのに米朝さんがそこで語りかけているような錯覚を起こす一冊。

  • 人間国宝であり文化勲章も受賞した桂米朝氏の落語、笑いの世界の「仕事の人間関係」。言葉運びはさすが。
    特に印象に残ったのは、「弟子は取ったほうがいい」ということ。藝(仕事)はやはり、引きこもっていては磨けない。例え大変でも係わる人があってこそ。

  • 2010.03.14 日本経済新聞で紹介されました。

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著者プロフィール

桂 米朝(かつら・べいちょう)落語家。本名・中川清。1925(大正14)年11月6日、満州大連生まれ、兵庫県姫路市育ち。1943(昭和18)年、作家・寄席文化研究家の正岡容に師事。1947(昭和22)年、四代目桂米団治に入門、三代目桂米朝を名乗る。戦後、衰退の一途にあった上方落語の復興に尽力。途絶えていた数多くの噺を再構成して復活させ、多数の弟子を育て、サンケイホールをはじめ全国各地での独演会を成功・定着させた。上方落語四天王の一人にして中興の祖。文化勲章、重要無形文化財保持者(人間国宝)、文化功労者、紫綬褒章など受章・顕彰多数。著書『米朝上方落語選(正・続)』(立風書房)、『上方落語ノート(1~4集)』(青蛙房)、『桂米朝集成(1~4巻)』(岩波書店)など。

「2013年 『米朝落語全集 増補改訂版 第一巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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