いじめの直し方

  • 朝日新聞出版 (2010年3月19日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022507082

作品紹介

いじめ研究の第一人者が送る「いじめが起こる仕組みを理解し、それに対処する」ための画期的な一冊。

いじめの直し方の感想・レビュー・書評

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  •  この本に引用されている、さかなクンの『広い海へ出てみよう』を読んでみたくなった。

  • <閲覧スタッフより>
    いじめは「治す」のではなく、「直す」ことで改善される。大切なことは「いじめが起きる環境を変えること」「いじめが起きる環境から脱出すること」人間関係が作り出す「環境」がいじめを引き起こしたという画期的な発想で、対処法を伝えます。
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    所在記号:371.42||ナイ
    資料番号:20095837
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  • そう、大人は、いじめを引き起こしやすい環境を変えないといけない。

    そして本人はスルーすること、距離を置くこと。
    いじめる方が、絶対に悪い。

    いじめっこは自分を正当化するためのオキテを作る、というくだりがすごく腑に落ちた。
    それが正しいと思わせる卑怯なやり方。

    それって大人のDVと一緒の構造に思える。
    だとしたら、尚のこと、当事者だけの解決は難しいよね。
    第三者の、適切な介入が必要。

  • いじめは『直す』もの、という主張が斬新でした。人が悪いのでなく、環境が悪い。いじめを起こりにくい環境を整えることの大切さをわかりやすく書かれていて、納得できました。
    『あなたにも悪いところがあるから、いじめられる』教育現場で未だによく使われるフレーズですが、これは間違っています。口に出してはいけない言葉です。

  • いじめについて、どういうものなのか?どうしたら防げるのか?巻き込まれた場合に、どうしたらいいのか?子どもにもわかりやすいように書かれていた。

    この本の中に一貫して流れている価値観として、「人をあまり信じすぎるな」といったものがあるように感じた。私もそう思う。人間は流されやすい。人の良心を過大評価するのは、あらゆる場面において危険。仕組みを利用したり、かんきょうをかえることが、問題解決には効果的だ
    と、子どもにわかりやすく書かれてある良書だと思った。

    自分の身近に、いじめにあっている子がいたら、是非勧めたい本。

  • 「治す」のではなくて、「直す」。こうした観点からなら子どもたちにも取っつきやすいだろうなと思いました。なるほど、です。教師の「みんな仲良く」という台詞に違和感を感じまくっていましたが、納得しました。自分もある時期上司から徹底的ないじめをうけ、はぶられたことがありました。あのときの経験が今、後輩たちに「絶対あんな思いはさせない」という行動規範になっています。「みんな仲良く」なんぞ子どもに話してはならない、と改めて思いました。生徒たちには「それぞれが幸せに過ごす権利が絶対ある」ことを第一に、その次に「でも、お互いがそのように過ごすためにはやんなきゃいけない(またはしてはならない)決めごとが世の中にはあるよ」といった感じの進め方をしていくことがいいかなと。

  • 今まで、いくつかのいじめを受けたし、いくつかのいじめをしたと思う。全くいじめを経験せず生きてきたという話はあまり聞いたことがない。
    子供を思う親の映画を見て涙したり、ドラマの残虐な犯人に怒りながら、一方で誰かを自分より下にみて優越感に浸る。悲しいけれど、人間はとても複雑な感情の中で生きている。
    自分の過去が、そのまま子供の未来に当てはまるわけではないが、おそらくは、子供もまたいじめを全く経験せずに生きていくことは出来ないだろう。

    本書は、僕の世代では、「ダメ」だとされたきたこを徹底的に推奨する。
    ・いじめが起きる環境を変えることといじめが起きる環境から脱出することが重要になる。
    ・みんなで仲良くするってとても不自然なこと。だから学校は「正しい距離の取り方」を大人のマナーとしてちゃんと教えてやるべき。
    ・暴力系のいじめは、医者で診断書をもらって、弁護士とともに警察にいくと、暴力犯罪として警察は動かざるを得なくなる。
    ・コミュニケーション操作系のいじめは、証拠が残りにくい。だから、どんなことをやられたのか、どんなつらいめにあったのかを自分で記録していく必要がある。

    僕が昔よく聞いた言葉たちは、
    ・逃げるな!
    ・みんなと仲良くしろ!
    ・負けるな!戦え!
    ・こそこそせずに堂々としていろ!
    だった。

    本書を読み終えた今もなを、どちらが正しいのかはわからない。人間はどこかでは戦わなくてはならないし、かといっていつも戦ってばかりいたらいつかは死んでしまう。戦うべきときではないときには積極的に逃げることも戦うこと。
    「正解」は自分自身で作っていくしかないんだろうな。
    それでもなを、本書は、気持ちのよいくらい「いじめ」を真っ正面から捉えて、飾り立てることなく正直に言葉に置き換えてくれている本だと思う。

    「いじめ」の問題は、子供の問題である以上に、大人の問題だ。大人が真剣に、人間が持つもうひとつの顔を認め、正論ではなく自分自身の言葉と認識と態度を持たなければ、子供はきっと、救えない。

  • いじめと戦う必要はない。距離を取れ。

    「警察に行け」「病院で診断書書いてもらえ」「法律を使え」っていう考え方は、「いじめは学校病理だから、学校で解決すべき」という固定概念を覆す良い考え方だと思った。
    先生は頼りにならないなら、もっと上の機関に相談しろって、朝日新聞のコラムで誰かが言ってたっけ。

    表題にもあるいじめの直し方としての結論は「罰」と「報酬」を与えるというもの。
    いじめっ子に「罰」を与えるのは当たり前として、「報酬」として、いじめより楽しいこと、やりがいのある事を与えるというアプローチは見事。

    教員志望ですが、読んでよかったと思いました。

  • いじめにあっている子がいたら、是非、読んでみて。

    僕は今40歳になるけど、中学時代、いじめにあったときに、この本があったら良かったな、と心から思う。

    内藤さんの癖で、ところどころ難しいところがあるかもしれないけれど、そういうところは飛ばして構わないから。

    数あるいじめ本の中で、当事者である子ども向けではピカイチの出来です。

  • 難しい人間関係の話。私はとてもよいと思った

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