- Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022507082
作品紹介・あらすじ
いじめ研究の第一人者が送る「いじめが起こる仕組みを理解し、それに対処する」ための画期的な一冊。
感想・レビュー・書評
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多くのいじめに悩む人間が見てほしい書物。
よくわかってないで、いじめている人らにも詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いじめと戦う必要はない。距離を取れ。
「警察に行け」「病院で診断書書いてもらえ」「法律を使え」っていう考え方は、「いじめは学校病理だから、学校で解決すべき」という固定概念を覆す良い考え方だと思った。
先生は頼りにならないなら、もっと上の機関に相談しろって、朝日新聞のコラムで誰かが言ってたっけ。
表題にもあるいじめの直し方としての結論は「罰」と「報酬」を与えるというもの。
いじめっ子に「罰」を与えるのは当たり前として、「報酬」として、いじめより楽しいこと、やりがいのある事を与えるというアプローチは見事。
教員志望ですが、読んでよかったと思いました。 -
この本に引用されている、さかなクンの『広い海へ出てみよう』を読んでみたくなった。
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「「治す」という漢字は、人間に問題があるときに使い、「直す」という漢字は、しくみに問題がある時に使う。今日起きているさまざまないじめの実態を分析した上で、いじめの直し方」を提案する。
一章では、「いじめの作られ方」を説明
二章では「いじめの見つけ方」対処法も
三章は「いじめの直し方」現実的な対応、「いじめの記録のつけかたと要求のリスト」 -
学校に置くべきだね、この本。いや読むべきは生徒ではなく教師か…職員室に置くべきだ。
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小学校高学年の子ども?中学生に向けて書かれたような本。内容とはあまり関係ないが挿絵や表紙のイラストのセンスが抜群だと個人的に想う。
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<閲覧スタッフより>
いじめは「治す」のではなく、「直す」ことで改善される。大切なことは「いじめが起きる環境を変えること」「いじめが起きる環境から脱出すること」人間関係が作り出す「環境」がいじめを引き起こしたという画期的な発想で、対処法を伝えます。
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所在記号:371.42||ナイ
資料番号:20095837
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そう、大人は、いじめを引き起こしやすい環境を変えないといけない。
そして本人はスルーすること、距離を置くこと。
いじめる方が、絶対に悪い。
いじめっこは自分を正当化するためのオキテを作る、というくだりがすごく腑に落ちた。
それが正しいと思わせる卑怯なやり方。
それって大人のDVと一緒の構造に思える。
だとしたら、尚のこと、当事者だけの解決は難しいよね。
第三者の、適切な介入が必要。 -
いじめは『直す』もの、という主張が斬新でした。人が悪いのでなく、環境が悪い。いじめを起こりにくい環境を整えることの大切さをわかりやすく書かれていて、納得できました。
『あなたにも悪いところがあるから、いじめられる』教育現場で未だによく使われるフレーズですが、これは間違っています。口に出してはいけない言葉です。