後藤田正晴と矢口洪一の統率力

著者 :
  • 朝日新聞出版
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022507099

作品紹介・あらすじ

「カミソリ後藤田」「ミスター司法行政」のことばの数々には組織と人事の核心をつかむヒントがこんなに隠れていた!"プロの作法"がわかる歴史ノンフィクション。

感想・レビュー・書評

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  • 「カミソリ後藤田」「ミスター司法行政」のことばの数々には組織と人事の核心をつかむヒントがこんなに隠れていた。(2010年刊)
    ・「オーラル・ノンフィクション」の試み
    ・はじめに プロフェッショナルとしての真骨頂
    ・一章 立身出生の階梯を昇る
    ・二章 人をよく見て判断する
    ・三章 リーダシップに磨きをかける
    ・おわりに
    ・あとがき

    本書は、警察官僚で政治家をつとめた後藤田正晴と、ミスター司法行政といわれ最高裁判所長官をつとめた矢口洪一を対比させながら、統率力について語るオーラル・ノンフィクションである。残念ながら、素材が十分に生かされているとは言えない。特に、後藤田パートについては、そのままオーラルヒストリーを読んだ方が面白いのではないだろうか。著者ならではの分析が少ないのは物足りない。反面、矢口パートについては、なかなか面白い。もっとも、矢口のオーラルヒストリーが本として刊行されていないため、目新しさがあるということはあるが。
    本書は、オーラルヒストリーにより引き出したネタをどの様にに料理するかという試みであったとは思うが、十分に成功しているとは言えないのではないか。

  • オーラルヒストリーの手法で行政のカミソリ後藤田、司法のミスター司法行政を対比させて高度成長期の日本を描くもの。評価はともかく、興味深い。

  • 警察は受身の行政、積極的に出て行ったら絶対にいかん、という基本原則がある。後手に先を取れという教育。
    警察では会計課長が最終的な折衝んおところまで見込んで折衝していくから、そこで初めて官僚として大蔵官僚や、政治家ともつきあうようになる。
    田中角栄はできることはすぐに、よしわかったという。できないことは、難しいぞ、しかしやってみるわ、といういう、それでやってくれる。見通しが確かで、必ず努力sていくれる。そして必ず結果の報告が事前にあるからから、田中ほど頼りになる人はいなかった。

    まあそういうことだよ、君な。
    田中であれ、福田であれ総理になったほうは内閣の官房に後藤田を起用しようとしていた。

  • 2010.04.25 日本経済新聞に紹介されました。

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プロフィール

青山学院大学特任教授、東京大学名誉教授
1951年東京生まれ。75年東京大学法学部卒。同大学助手、東京都立大学教授、ハーバード大学客員研究員、政策研究大学院大学教授、東京大学教授、放送大学教授を経て現職。著書に『政策の総合と権力』(サントリー学芸賞受賞)『オーラル・ヒストリー』『権力の館を歩く』『政治の眼力』『政治家の見極め方』『日本政治 ひざ打ち問答』(共著)ほか多数。

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