- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022507365
作品紹介・あらすじ
今やおじさんとおばさんになった元同級生たちに、いったい何が起きたのか?同時代のテレビ番組、漫画、流行歌を思い出すと懐かしさに気持ちが温かくなる。新たな恋の行方は?50歳を過ぎた人々に愛をこめて贈る、思い出と希望の長編小説。
感想・レビュー・書評
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平 安寿子 『おじさんとおばさん』
おじさんとおばさんの熟年恋愛小説w
悲壮感漂い哀しくもあり、加齢臭漂う美しい内容?(笑)
50代オーバーの恋愛シミュレーションに成るのかw
2014年読破詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2010/5/18
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50歳を過ぎ今やおじさんとおばさんになった元同級生たちに、一体何が起きたのか?
更年期、老眼、介護にボランティア、韓流、そして恋 どのネタも面白く、テンポの良い会話と文章で楽しみながらあっと言う間に読み終えました。
おじさんとおばさんになっても色々と悩みのタネは尽きないけれど、満更悪い事ばかりじゃないかな?と微笑ましい気持ちになれる一冊でした。 -
小学校の同級生6人が
同窓会をきっかけに再会する。
その間の人生での
仕事、結婚、親子のことや
いろいろなこと。
それぞれの心の中の声など
楽しく読めました。 -
久々に昔の同級仲間と顔を合わせる機会があって、中年を少し過ぎた時期の男女が何とも今更な展開になる…というお話。
恋心はもちろん青春時代だけのものじゃないし、昔の憧れの存在が年を重ねたらえらく身近な位置にいた、てこともあり得る話だと思うので、かなりリアルに受け止めてしまいました!
ただこの話に限って言えば、年を重ねてからの恋は、見栄、打算、焦り、欲望などなどが少しずつ(いやかなり?)混じって、なかなかすっきりな結末を迎えるのが難しそうだな~なんて。
勝手にも感じてしまいました( ̄◇ ̄;) -
平 安寿子(たいら あすこ)さん、確か初読み作家さんです。平安 寿子(へいあん すみこ)さんかと思ってました。失礼しました。「おじさんとおばさん」、2010.4発行です。一クラス50人の時代、昭和28年生まれの旧6年3組の男女6人が代議士応援のきっかけで40数年ぶりに再会してからの物語。人生の風雪に耐えてきた重みを感じさせながらも、50代の大台にのった6人、おじさん、おばさんが板につき、もう意地は張れなくなる。不意に訪れる恋愛モード、それは6人の男女を幸福に導くのか、それとも混乱を招くのか・・・!
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さらりと読めて読後感も悪くない。平さんの作品好きだなぁ。
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漫談調の語り口が面白かった。私より少しお姉さま方達だか、ふんふん、なるほど、わかるわ〜って共感出来てる私もおばさんで、笑い飛ばせない。苦笑しながら読んだ。けど、大人の本音と建前が面白くて大人の恋愛の駆け引きも若い時にはなかった打算的な感情が動いてる所に、もう勢いだけでは前に進めない大人の諦めと小狡さを感じた。読んでいて、ため息が出てきたが最後の同じ時間を共有した者たちはいつでも子供時代にトリップ出来る事は幸せな事なんだなって思った。思わずネットで小学校と中学校の事ネット検索しちゃった!
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平さんのエッセイかと思ったら
ユーモアあふれる長編小説だった。
恩師の息子が選挙に出馬することになり、
その壮行会に呼ばれた元教え子たち。
昭和28年生まれの元6年3組の同級生たち。
女子3人、男子3人。
同窓会をきっかけにおこる
淡い初恋の思い出や三角関係。
身体の不調も省みて、
それぞれの悩みや現実問題を切実に書かれていた。
どれもこれも身に覚えのある事情ばかり。
主人公たちと等身大で読むことができた。
ラストシーンでは、
なんとなく丸く収まった6人が同窓会を結成すべく
再び集結して、カラオケへ行く。
そこで謳われる歌は文字通りナツメロのオンパレード。
そして彼らは
それで過ぎ去ったあの頃へタイムスリップ。
同じ時代を過ごした仲間たちと再び一緒に過ごす時間は
なんと貴重なことなのだろう。
50代から同窓会がやたら多くなるのもわかるような気がした。
今会わなければもう会えないかもしれない。
そんな切羽詰まった気持ちにさえ、なってくるのだ。
ドキドキした淡い初恋の思い出も
胸のときめくようなアバンチュールも
私の場合はほとんどないのだが、
今度同窓会があれば、必ず参加したいと思った。 -
少しドロドロしていて、気持ち悪かった。
いくら年を取っても聖人君子にはなれない。
自分勝手な思いを持ち続けている。