- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022507556
作品紹介・あらすじ
男女の不可思議と人生の深遠とは?恋愛小説の名手の新たなる到達点。
感想・レビュー・書評
-
あ〜、神様つながりや。
なんとなく図書館から借りてきただけやのに。
いるのかもね、神様。気づいていないだけで。
うちは、時々遊びにくる迷い猫のにゃん吉さんかも。にゃん吉さんが来ると、仕事もくる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょっとぴんとこないままだった。
-
物語は短編、しかし全てつながっている。
人類を作った神様、だからなのだろうか性の交わりがどの物語にも書かれている。
「どうしてこんな屈強の中に自分がいるのか」。
イエスキリストのような誰にでも優しく、迎え入れてくれるそんな神様をこの物語は登場させようとする気持はさらさらない。
表紙を見た瞬間の本への先入観と実際に読んだ時のギャップは大きなものだった。 -
くるくる回る。
章ごとに主人公が変わりますが、みんな神様ひとくくりにしちゃっているのが非常に残念というか、嘘っぽいというか。
性別が、性格が、それぞれ異なるように、奇跡に対しても思い描く姿は違うはず。
判を押したように神様神様ってなっているから少し違和感が残る。
どことなくドライな文章で、海外文学の匂いがする。 -
2016.1.1
-
最終的には全部の話がつながってるんだけどそれがわかりにくく、最後になってやっと気づいた。内容も少し難しかった。
-
時系列があっちいったりこっちいったりで、理解しにくかったかもしれない。
けれど、些細なことが伏線になっていて、読み進めるのが楽しかった。
なにより、装丁が素敵、これに尽きる。 -
短編集。ちょっと不思議なことがそれぞれ起きるのですが、まあまあ面白かったかなぁという印象です。
-
わたしにとっての神様とはいったいなんなんだろう。読みながらそう考えるうちに、この話の世界にのめり込んでいった。
どの話も一見関係性がないように見えるけれど、点と点で結ばれている。「神様」というものはたぶんひとそれぞれだし、存在していようがなかろうが関係ないっていうひともいると思うけども、少なくともわたしは風のようなものであってほしいと思った。
うまく最後まで結んであって、なるほどなあと思ったけれどすべすべとした読み心地でつかみどころがなかったような気がしたけども、それもそれでいいのかもしれないとも思った。
(253P)