- 朝日新聞出版 (2010年8月30日発売)
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感想 : 5件
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784022507747
みんなの感想まとめ
死者と生者の交錯をテーマにした物語が展開され、幽霊の存在が人間関係に深く影響を与える様子が描かれています。主人公の青年は、未亡人に未練を残す夫の幽霊と向き合いながら、彼女の平穏な生活を取り戻そうと奮闘...
感想・レビュー・書評
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菊地秀行氏の著作には、伝奇ものとそうでないものに限らず「生者と死者」を扱ったものが多い。
「幽明境を異に」せずこの世に死者(伝奇ものでは死人・しびとと呼ばれがちだけど)が入り乱れる。
自分の大切な人でもあちら側に行って、またこちら側に現れたら寒気が走るのかな…見えるとしても前置きが欲しいなと思ったりして。
しんだらかなしんでくれる人、惜しんでくれる人が誰しもにいるはず。
余裕がない事がほとんどかもしれないけど、ふと周りを見たら我に帰ることもあるんだと思う。
最後の数ページで少し救われた気分。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
急に話が飛んだり、会話だけで全く情景が入ってこなかったり…話もイマイチよくわからない。もう少し言葉が多くて伝わってくるものがあれべ面白かったのかもしれないけど、この状態では全く魅力を感じなかった。
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菊地秀行氏と言えば魔界ものとか、なかなかユニークな小説を発表してきたが、本作は現代の雨月物語とも言うべき、死んだ男が残した妻に未練を残し,未亡人にほれた青年の前にその姿を見せるところから話が始まる。青年とその青年にほれている美女OL,未亡人と以前より親しかったお局さんなどなどいろいろな人間が加えて登場する。
未亡人も幽霊となった夫を愛し続けるのだが、思い深い青年と幽霊の狭間で思いが揺れ始めたりして、クライマックスまで進んでいく。
菊池秀行氏のいままでの作品とは全く違うのだが、この作品は重いがけずなかなか面白く読めた。 -
達樹が想いをよせた涼子には、死んでもなお妻に心を残す夫の幽霊が憑いていた。何とか霊と切り離し、涼子を平穏な日常生活に戻らせたいと願う達樹の想いを知りながら、涼子は夫の霊に見守られながら送る静かな生活にも心を断つことができない。達樹が霊の攻撃を受け、涼子が世間と隔絶した生活を選んだとき、この奇妙な三角関係は思わぬ展開に晒されることになった。名手が描く異形の恋、平成版雨月物語。
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