ブルー・ゴールド

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.13
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本棚登録 : 582
感想 : 113
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022507877

感想・レビュー・書評

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  • 大手商社から出向を命じられ、関連子会社で働く事になった薮内之宏。
    その異動は上司のミスをかぶせられて左遷扱いだと思っていた矢先に、役員からスパイの指示が・・・。
    『水』という資源を巡り、民官政がそれぞれの思惑を抱き奔走していく企業小説。

    個人的に企業小説が好きなので、この本も商社の仕事が描かれていて知ることが出来たので興味深かった。(これが全てリアルでは無いと思うが)

    真犯人の目的の真相までテンポ良く読む事が出来たが、途中から自分には登場する企業や団体などの利害関係などの関係性が複雑になってしまった。

    ただ出てくる人物はほぼ全員と言っていいくらい仕事の『デキる』人達。
    なので読んでいてどこか颯爽とした気分になれる。

  • 分け分からないくらい楽しかった。

  • 痛快ビジネス小説。若き商社マン藪内は突然名も知らぬ関連会社へ出向を命じられる。そこには強烈な個性を持つ切れ者が揃っていた。大きな仕事をやり遂げようとした矢先・・・・。そして、最後には全ての謎が解き明かされる。キャラが立っているし、しびれる台詞も盛り沢山。これはかなり面白い、ビジネスマンには是非読んで欲しい。

  • 久々の真保祐一作品。もちろん私が読むのが、という意味だ。
    相も変わらず綿密な調査に基づいてるであろう設定や幾重にも張り巡らせた謎は眼を見張るものがある。
    会社員や役人たちの一見地味に見えるような仕事であるのに、熱い。
    真保作品の中でもトップの方に位置する作品に間違いない。

著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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