日本破綻 「その日」に備える資産防衛術

著者 :
  • 朝日新聞出版
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感想 : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022507884

感想・レビュー・書評

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  • 日本の債務超過によるデフォルトの危険性
    デフォルトの発生は日本国債の引き受けが満たされなくなるとき
    ハイパーインフレによる、借金の棒引きのシナリオ
    ハイパーインフレ時の防御:保険として考える
     資産の海外移転・不動産・借金

  • 1

  • 藤巻氏の評価は賛否両論分かれては激しいようだが、外資金融機関でのトップクラスの運用を行ってきた方でも、おっしゃっていることはそれほど間違っていないように思う。

    藤巻氏の著作を読むのは本書が初めてだが、誤解される最大の原因は、その文筆力の低さだろう。結論は納得できるのに、ところどころ、因果関係の説明がおかしな点や、意味不明な点が散見する。その理由は、

    1.本質的に理解していない。
    2.理解しているが表現力が足りないために表現できていない。
    3.理解していて表現もできるのだが、あえて煙に巻いている。

    のいづれかと思うが、1であればトップクラスの成績を残すことができないはずだし、3をあえて行う理由も分からない。つまるところ、表現力が足りないのではないかと思う(★一つ減点)。ひらたく申せば、文筆業には向いていない。ゴーストライターが必要なのか、はたまた雇っているゴーストライターが下手なのか。

    資産防衛術の処方箋は、
    1.住宅ローンは変動金利から固定金利へ借り換えすべし
    2.国債の先物市場での空売り
    と理解したが、国際の空売りはプロでないとなかなか手が出せない。まずは、変動金利から固定金利への借り換えを行うべきだろう。

    <目次>
    はじめに
    第1章 欧州の財政危機を読む
    第2章 日本の財政を直視する
    第3章 楽観論に対する反論
    第4章 なぜこのような状況に陥ってしまったか
    第5章 解決方法はあるか
    第6章 「市場の反乱」のシナリオ
    第7章 「その日」は国債未達に始まる
    第8章 「その日」に備える資産運用の原則
    第9章 これで完璧!預金封鎖対策
    第10章 ハイパーインフレに備えるー基礎・中級編
    第11章 どの国、通貨、金融商品に投資するか
    第12章 ハイパーインフレに備えるー上級編
    第13章 未来は暗いわけではない
    第14章 為替政策の重要性ー私たちの投資が国を救う
    おわり

    2013.01.22 読了

  • 経済学やファイナンスの知識がある人ならば,本書を読まずとも同じような考えに至るであろう。

    公的債務残高が先進国中ダントツでトップの200%,国家予算92兆円に対して税収は30兆円であれば,複雑な説明が無くても破綻するのは明白である。それに対して,外貨資産を増やす,固定金利での借入れなどの対策は多少コストがかかってもそれは保険だということだ。破綻はいつ訪れるかわからない,巨大地震のようなものだ。ドイツは過去300年の間,10回財政破綻を繰り返しているという。つまり,ありえない話ではないということである。

    為替ディーラーとしての経済・政治分析を主業としてきただけあって実践的である。しかし,タイトルにある防衛術と呼ぶには少々具体性に欠ける。もちろん自己責任が大前提の資産運用であるから,本書を読んだ上で自らにフィットする運用方法を探すべきであるのは当然。

  • 市場原理主義者の外貨分散投資のお勧め
    同じ主張の本ばかりです。

  • いつ起きるか分からない「市場の反乱」。大地震と同じで、起きる確率は高くても予知はできない。いかに自分の財産を守るか、考えることができた。韓国のように日本も同じプロセスを踏んで大回復できるのか。現在では想像できないことが起こり危機回避されることを望みたい、もし「市場の反乱」が起きてしまっても日本に素晴らしい未来がまた開けることを信じたい。

  • 著者は元外銀支店長時代「伝説のトレーダー」と言われた人。藤巻兄弟のお兄さんです。

  • 日本が実際に破綻するかは、あと5年もすれば明らかになっていると思いますので、どちらでも良いと思っています。日本が破たんするという話題はすくなくとも15年間は続いていますので。

    この本のタイトルではその日本破綻に備えて資産を守るための方法が書かれていると思ったので、この本を手にしてみました。

    結論としては米ドル関連の資産を持っておきましょうとのことだと認識しています。円高が続くこの頃で、ドルで持ち続けていると円換算では目減りが続いていますが、ある程度は持ち続けたほうが良いのでしょうか。

    以下は気になったポイントです。

    ・ユーロのように「同じ地域で同一通貨を使っている」とは、「為替の損がない」という点で固定相場制と同じである(p19)

    ・デフォルトを宣言すると、二度と外国が金を貸してくれないと思われがちだが、20年も経過すると国際社会はそれを忘れて金を貸し始めるのが歴史である(p22)

    ・日本のバブル期でさえも、租税及び印紙収入は、60兆円に過ぎない、消費税を10%(=20兆円)としても、金利が5%になった場合に支払うべき国債利払費(50兆円)を考えると財政は持たない(p34)

    ・世界の常識では、福祉と成長は、相反するものであり、管首相の述べている「福祉によって国を成長させる」のは難しい(p41)

    ・グローバルスタンダードでは、世帯収入:45万円以上を中間層、330万円以上を富裕層と認識されている(p44)

    ・1946年の預金封鎖=財産没収は、新憲法施行の前であり、明治憲法下であったのでできたのであり、現行憲法下では私的財産権の侵害となり憲法違反(p78)

    ・95%が国内保有されている日本国債は、売り浴びせは先物市場で行われる(p85)

    ・グローバル債券インデックスにおける日本国債のウエイト付けが変更になったとき、長期金利が急騰(価格は急落)する可能性がある(p91)

    ・サブプライムローン市場は流動性がなかったがゆえに理論値より値段が高く取引されてしまった(p120)

    ・預金が最も安全な資産なのは「デフレ」の時のみ(p131)

    ・韓国の危機はギリシアと同じで、固定相場制の弊害が起きたもの、韓国の98年の政府債務残高は対GDP比=15%に過ぎず、200%近い日本とは異なる(p133)

    ・日経平均株価は1950年に計算が始まり、1950年は「100円」、今はおよそ1万円であり、この60年間のインフレ率(30倍程度)よりも大きい(p135)

    ・米国は世界で唯一、いつでも強い通貨を欲している国である(p155)

    ・円高とは、モノの他に、日本の労働力、サービスの値上げである(p196)

    2011/3/5作成

  • 2011.4/11にブログで書評書きました。
    http://kumafx.seesaa.net/article/195179030.html

  • 生きているうちに破綻するかはわからないけど保険として外貨投資しておく。

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著者プロフィール

一九五〇年、東京生まれ。一橋大学商学部を卒業後、三井信託銀行に入行。一九八〇年、社費留学にて米国ノースウエスタン大学大学院ケロッグ・スクールでMBAを取得。帰国後、三井信託銀行ロンドン支店勤務を経て、一九八五年に米銀のモルガン銀行に転職。同行で資金為替部長、東京支店長などを歴任し、東京市場屈指のディーラーとして世界に名を轟かせ、 JPモルガンの会長から「伝説のディーラー」と称された。二〇〇〇年、モルガン銀行を退職後、世界的投資家ジョージ・ソロス氏のアドバイザーを務めたほか、一橋大学経済学部で十三年間、早稲田大学大学院商学研究科で六年間、半年間の講座を受け持つ。日本金融学会所属。現在(株)フジマキ・ジャパン代表取締役。東洋学園大学理事。二〇一三年から一九年までは参議院議員を務めた。二〇二〇年に旭日中綬章を受章。

「2021年 『藤巻健史の資産運用大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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