国がダメでも「脳」がある 自分を高度成長させる55のヒント

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  • 朝日新聞出版
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レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022508393

感想・レビュー・書評

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  • のほほんと日々暮らしてたらダメなのね
    意識して脳を使う努力が必要

  • 脳の科学的性質を踏まえたうえで、自立した人生を形成していく方法を教えてくれる本。ビジネスの成功者が語る成功のコツとも重なる部分が多々あって、やはり成功するにも有効な方法が一定数あるのだなと感じた。

  • 121015 読了

  • キーワード

    ・ディカップル

    ・偶有性


    p.6
    「ただ、普段からいかに人と違った行動をとれるかどうかで、
    いざというときの生き方が変わってくる。
    普段から自分の行動をほかの人の行動と変えておくと、
    周りの景気がどう変わっても、自分の活動は変わらないでいられるものなのです。」


    p.8
    「人が成長するには、自分と異なる人の存在を許さなければならない。」

    p.21
    「インターネットというものが、むしろ日本社会の同調圧力を
    助長する方向で機能してしまう。
    他人に合わせる必要はないという考えがいっこうに浸透しない。」


    p.80
    「脳が直感的に欲しているものは、
    自分にとっていま必要なものだと考えたほうが、
    人生は何倍も楽しくなる。
    脳や身体の声に従って動くことを理性で邪魔しない方がいいのです。」

    p.142

    「失敗することを恐れて、
    自分で自分の可能性に対して壁をつくる生き方こそが、
    人生最大の失敗であると思います。」

    p.147

    「「とにかく始めれば、それよりいい状態はない」というもの。
    いつ作業が終わるのかはわからないけれども、
    少なくとも何もしないよりも、終わりには近づいてる。」

    p.172
    「自分がどういうことに対して嫌だなと感じるのかがわかることで、
    より自分の考えが明確になるからです。
    それと同時に、他人の誤った言動が鏡となって自分を戒める材料になります。」


    p.188
    「感動する人としない人との違いは、
    それに気がつくかどうかだけです。」

    「日本には昔から「だまされたつもりで○○してみなさい」という言い方もあります。
    先人たちは、じつは「人にだまされてしまうくらい素直な人の方が、豊かな人生を送れる」
    ということを伝えたかったんじゃないでしょうか。」

  • 現在の日本、日本人の状況を的確に捉え、茂木先生自身の習慣、そして、長年の研究をもとに何をすべきか、した方がいいかについて教えてくれました。

  • 茂木さん好き(^^)
    「偶有性を避けることが一番のリスク」

  • 脳科学者・茂木健一郎氏の最新の著書です。書店で平積みにされていたのですが、タイトルに惹かれて購入してしまいました。
    タイトルに込められた著者の考えが、自分のそれと共鳴した気がしました。つまり、この国の将来、そして世界の未来を案じる人は多いのですが、自分自身をそこから切り離して成長することが今の私たちに必要なのではないか、という感覚で、作者と共感できるように感じたのです。
    会社が、景気が、政治が、などなど、自分が満足する成果を上げられない理由を外部に求めることは簡単ですが、それではいつまでたっても成長することはできない、というのが1点。もう1点は、「国がダメ」とタイトルに明示して、国への期待を断ち切ったことです。

    この書籍は発行日が今年の3月30日となっていますが、本文では東日本大震災について全く振れられておらず(偶有性や予想外の出来事の事例に、2010年からのギリシャ財政危機や2001年の米国同時多発テロが上がっていますが、東日本大震災への言及はありません)、震災前に原稿ができていたものと思われます。
    震災前後でいろいろな変化はありましたが、日本という国の本質は何も変わらなかったといえます。政府は問題を先送りし、国民は痛みを恐れて責任を国に丸投げし、マスメディアは前者横並びで、政治批判を繰り返すのみ。天災は誰かが原因で起こったものではありませんから、それを機に自分たちの行動や思考を改めるのは難しいのですが、これでは「国がダメ」と断じられても仕方がないと思います。

    話がそれました。結局のところ、日本に住んでいる以上、周囲の環境がリスクを回避する傾向にあることは間違いなく、周囲と同じようにリスクから逃げていては成長は望めない、ということです。
    常にリスクのある行動をとり続けなければいけないのかどうか、私にはわからないし、自分もそこまではできていないと思います。ですが、リスクを取らなければいけない状況が目前に現れたとき、リスクを承知でその状況に立ち向かう覚悟は必要なのではないでしょうか。
    「偶有性」という言葉が、本書には何度か現れます。哲学には詳しくないので正確な定義には触れないでおきますが、本書では「半ば必然、半ば偶然」というくらいの意味で使われています。これまで私たちは偶有性を避け、必然に起こることを選んできましたが、その結果が問題の先送りと責任回避となってしまったといえます。偶然を楽しむくらいでないと、これからの私たちは生きていくことさえおぼつかないのではないかと思われます。

    「はじめに」にあった「ディカップル」という考え方、本書では環境と自分を切り離すという意味で使われていますが、これも個人の成長には大事だと思いました。自分の所属や肩書きに縛られ、自由な発想や行動ができないとすれば、せっかくの能力を生かし切ることができず、不幸だと思います。
    また、環境から自由になって行動することで、多くの人に出会うことができ、多くの人に出会うことでいろいろな人格の内部モデルができるとあります。多くの内部モデルを持つことは、思考の多様性を認めることにもつながり、自分自身の思い込みを少なくすることができるということになります。昨今よく見られるコミュニケーション不全は、ある物事を自分の視点からしか見ることができず、それ以外の考え方を排除してしまうところに多くの原因があるように感じていますが、その背景には内部モデルが少なすぎるということがあるように思います。
    グローバル化の時代でもあります。誰の考え方が正しい、というのではなく、いろいろな考え方に触れることで、物事を多面的に見ることが、これまで以上に求められるでしょう。

  • もう、35才ではなく、まだ35才。人生、死ぬまで勉強だな。自分自身の評価の座標軸を持って、毎日ベエ=ベストエフォートするぞ!プリンシプルを持った人間になるぞ!

  • 人気の脳科学者、茂木先生の生き方指南本。
    わずか数ページの短い章で区切られ、[問題提起/例示/提案→具体的な実践方法とその裏付け]という展開が、テンポよく読ませてくれます。

    先生ご自身の経験を交えながら、どのように自分自身の考え方をよりよい方向へ導くか、多くの実践方法が提示されています。
    単なる人生訓の本と違うのは、ご専門の「脳と心の関係」から裏付けをとっているところ。
    人生訓や生き方指南本のいくつかは「あなたは成功したからそう言えるんでしょう」とつい反発してしまう「個人の経験」が鼻についてしまうものもあるのですが(そんな風にひねくれているのは私だけですか)、この本は「"脳"にはこういう機能があるから、こう変われる」という提案が主で、なんとなく、自分も明日からできる気がしてしまうから、不思議。個人的には素直に「なるほど〜」と、わくわくしながら読めました。

    こんな時代だからこそ、前向きに生きよう!不安や閉塞感がただよう時代だからこそ、自分自身の生き方をポジティブにデザインしていくことに意味があるのだ…というメッセージが感じられる一冊でした。

    「今の日本は、なんて暗くて生きにくい世の中になってるんだ!」と、お悩みのアナタは、ぜひご一読を。

    【今月のおすすめ/2011年6月】

  • 茂木健一郎2冊目の著書。


    いかに毎日を楽しく生きるか。


    どう未来に思いをはせ、どういう生活をすれば脳が喜ぶかを実践的なレベルまで具体的な内容で書かれている。


    核となるコンセプトとしては、偶有性。

    偶有性を楽しめるようになれば、脳が成長する。


    その偶有性は、身の回りの環境をちょっと変えるだけで、経験出来るのだから、一歩踏み出して、偶有性を楽しんでみようということだ。

    僕としては、他人に積極的に話しかけてみることから始めようと思う。

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著者プロフィール

1962年、東京都生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。2005年『脳と仮想』で第4回小林秀雄賞を、09年『今、ここからすべての場所へ』で第12回桑原武夫賞を受賞。また脳をテーマにした著作執筆のほか、小説の刊行しており自身が講師を務めた東京藝術大学での出来事を元に描く『東京藝大物語』は大きな話題となった。

「2018年 『ペンチメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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