縦横無尽の文章レッスン

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 210
レビュー : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022508423

作品紹介・あらすじ

小学校2、3年の名作文、魂ふるえる童話『ねずみ女房』、世界の学者たちがインターネットで闘わす、愉快で過激な文明論等…、縦横無尽にテキストを駆使する!文章はどのように書くか。大学で開く実践的な文章講座。学生たちの名文、迷文、実作例付き。

感想・レビュー・書評

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  • テキストは私があまり読まないようなジャンルが多く、興味深かった。
    面白そうな本を何冊か見つけたのは嬉しいオマケ。 
    関門大橋のそばの大学に行く、道すがらの風景を切り取ったエッセイが
    講座の合間に挿入されている。

    "まぢかで見る船体はペンキが剥げて錆びているのに、それでも船は腰を海水に深く浸して、エレガントな女性のように白波のスカートの裾をレースみたいに引きずって行く"

    講師の文章はさすがに美しい。
    そういえば英語では、船の代名詞は"she"だったなと思い当たる。
    このような言葉の感性は、万国共通なのかも。

  • 村田喜代子さんの名に惹かれて購入。小説トリッパーで連載してたのか。和子の部屋といい良い連載ばっかりだなトリッパーは。

    小説だけじゃなく新書やエッセイや詩や論文などさまざまなジャンルから優れた文章を選び出して噛み砕いて説明してくれていた。

    引用なのに「ネズミ女房」に泣きそうになった。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「引用なのに「ネズミ女房」に」
      ルーマー・ゴッデンの作品の中では「ねずみ女房」が一番好きです。
      村田喜代子は読んだコトが無いので、これを読ん...
      「引用なのに「ネズミ女房」に」
      ルーマー・ゴッデンの作品の中では「ねずみ女房」が一番好きです。
      村田喜代子は読んだコトが無いので、これを読んでみようかな。。。
      2012/07/27
    • 美希さん
      >nyancomaruさん☆

      「ネズミ女房」まだ読んでないんですよね。買わなきゃ。村田喜代子さん、小説も面白いですよ!
      >nyancomaruさん☆

      「ネズミ女房」まだ読んでないんですよね。買わなきゃ。村田喜代子さん、小説も面白いですよ!
      2012/07/31
  • 学生に向けての10回の文章講座がまとめられている。テキスト文章を一緒に読み、感じていくのがとても面白い。良い文章への理解が深まるのでいい気分になってくる。いろいろなジャンルに及ぶので新鮮。優れた文章とは?筋の通った文章とは?深く書くとはどういうことか?講座の生徒になったようで本当に楽しかった。すばらしい1冊。村田喜代子さんの小説をぜひ読んでみようと思った。

  • 20180828読了。
    大学生時代の先生の本。文芸創作はほとんど授業を受けなかったけど、何かの機会に先生のサイン付きで本が買えることになって、その時に買ったもの。5年経ってから読みました(苦笑)けど、面白かったなぁ。大学生時代を思い出せて、とても楽しかったです♪

  • 図書館のお勧め。自分で選ばない本だから、面白かった。やっぱり動物物が面白そうだなー。馬の「前へなら進んでやる」。ロバの「なに平気だ」。豚の「また真珠をぶっつけやがる」。ねずみの「つゆって、何?」。動物も色々考えてるんだろうって思っちゃうと、ごめんねって思うm(_ _)m

  • 小学生の作文、童話、インターネット上で繰り広げられる学者達のこの2000年で人類が発明した最もすばらしいものなど、多彩な実例をもとに、大学生に文章を書かせた授業をもとにかかれた。文章を指導するのにも役立つ。

  • PL 2014.10.4-

  • もっともっと良い文章を読みたくなりました。

  • 下関にある大学で行われた文章講座の講義をまとめた一冊。
    子供の作文から古典的名著まで、お手本となる文章を元に”良い文章とはなにか”を考察していく形式。

    普段読まないタイプの文章が紹介されていて面白かった。
    翻訳物について、訳者による差異の考察が興味深い。私があまり翻訳物を好まない理由もこの辺りにあると再確認。

    この一冊で文章がうまくかけるようにはならないだろうけれど、着眼点とか書くことへの姿勢が鋭く真摯で感銘を受けた。

    最終章のまとめがとてもいい。

    また各章に出てくる門司と下関を行き来する風景、食事の様子などが情緒溢れてたびに出たくなる。

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著者プロフィール

1945年、福岡県北九州市生まれ。87年、「鍋の中」で第95回芥川賞を受賞。90年、『白い山』で女流文学賞、92年、『真夜中の自転車』で平林たい子文学賞、97年、『蟹女』で紫式部文学賞、98年、「望潮」で川端康成文学賞、99年、『龍秘御天歌』で芸術選奨文部大臣賞、2010年、『故郷のわが家』で野間文芸賞を受賞。

「2014年 『屋根屋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

村田喜代子の作品

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