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Amazon.co.jp ・本 (456ページ) / ISBN・EAN: 9784022508652
みんなの感想まとめ
歴史的な背景を基にした物語が展開され、複数の視点から描かれることで、登場人物たちの異なる思惑や葛藤が浮き彫りになります。ポルトガルの特任司令官バラッタが日本の石見銀山を狙う中、安次郎とザビエルの関与が...
感想・レビュー・書評
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宣教師フランシスコザビエルの日本布教の旅。
旅を共にするのは何と日本人のアンジロウ。
親殺しの罪で郷を追われ、海外逃亡。ザビエルと出会い洗礼を受けキリスト教徒になったアンジロウ。ザビエル一行に石見銀山の利権を狙う不届きものが。。石見銀山はいったいどうなる。。
とてもおもしろかったです!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1910年(明治43年)聖ザビエルの伝記を書く準備でインドのゴアを訪れた小説家が、安次郎が記したとされる手記に出会う。そこには、「ザビエルは嘘つきである」「ザビエル神父が日本にもたらしたのは、神の福音ではなく災厄」というような驚愕すべきものだった!
こうして物語は、彼らが生きた時代へと遡る。
安次郎、ポルトガルの特任司令官・バラッタ、ザビエル、章が替わるごとに三者の視点から、石見銀山をめぐり画策し混乱に乗じて銀の採掘権を手にいれようとするバラッタの野望を虚実織り交ぜて描かれていくというもの・・・・・。
海賊なども登場しラストはまさに血肉湧き踊る冒険活劇。読み応え十分だ!! -
ポルトガルがアジアを支配下に置いている時代、日本の石見銀山を征服して手に入れようと目論む。ポルトガル国王から任されているのはバラッタという金儲けのためなら何でもやる男。そこに日本を離れたアンジロウと神父ザビエルが関わってくる。銀山乗っ取りの話が出てくるのは結構後半で、前半は日本を離れた理由や、商船の船長やザビエルとの出会いなど前置きがかなり長い。映像なら大河ドラマ一年分のボリュームがあると感じた。
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「ジパング島発見記」よりも時代は遡って、ザビエルが日本に来て布教を行っていた頃の物語。薩摩人であるアンジロウ、ザビエル、そしてバラッタという3人の人物を主人公に据えて、物語が書かれている。のだが、正直、作者がいったい何を本当は伝えたかったのかが、よくわからない読後感。聖職者であるザビエルについては、とても人間臭い部分を描いているが、それを書きたかったのか。たぶん、違う。アンジロウの波乱に満ちた人生を描きたかったのか。それも違う。バラッタという、狡猾なポルトガルの武人がいかに日本(の一部)をもう少しで侵略しかけたかを描きたかったのか。いや、そうじゃない。それぞれの物語がぽんぽんぽんっと、読者の前に投げ出してあり、それらを一つにまとめた大きなドラマとして届けたい、という意図がどうもなかったような気がする。それじゃだめだ、とは言わないけど、自分としては読みながら、勝手にそんなことを期待していたので、なんだか肩透かしな読後感になった。面白く読めたのは読めたんだけど。
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2018.06.03
あの石見が出てくるとは!アンジロウかあ、石見銀山を思い出しながら呼んだわ。宣教師はすごい意志がないと出来ないねえ! -
各章毎に主要登場人物の視点で描かれる形式だけど、最初、なにやらスリリングな展開が始まるふうながら、その前フリに内容が追いつかず、最後グダグダという、視聴率の悪い民法ドラマみたいな展開になっている。残念。
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フランシスコ・ザビエルの布教の旅に
見え隠れするポルトガルの陰謀
野望を持つ男と、何もかも失った男が
縋り付いたカトリックの教えに裏切られた瞬間
何もかもが面白い一冊です -
ザビエルと薩摩藩を追われ波乱万丈な旅のすえゴアにたどり着いた安次郎が出会い、ザビエルが日本まで来る話。ザビエルについてここまで書かれた本を初めて読んだ。ポルトガルが石見銀山を占拠しようとしたが中国の海賊艦隊に破れたらしい。そんな陰謀に宣教師も知らないうちに加担しているかもしれないらしい?
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【読了メモ】(140730 6:50) 山本兼一『銀の島』/朝日新聞出版/2011 Jun 30th
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頼るべきは、おのが身ひとつ。
その潮の流れ行く先になにがあるのか。
石国の海を渡り、
南山を遠望するに、
赤然たる光あり。 -
王直が格好いい。
キリスト教に感じる違和感は、安次郎に共感。
序章が一番面白かった。 -
”ザビエルは嘘つきならばその言葉を信じることなかれ。”という衝撃的な文章で始まる日本人の手記がインドのゴアにて発見!?日本人とはザビエルより洗礼を受けた日本人第一号なり。偶然彼の地を訪れていた作家が驚愕な史実を発見することより物語が始まる。そして遡る事戦国時代、ザビエルと時を同じくして、ポルトガル王からある特命を受けて日本を訪れた騎士がいた。なんと世界有数な銀山、石見銀山の占領!?キリスト教の布教、資源の確保、交易そして倭寇。当時の歴史的事実を組み合わせて筆者独自の視点を加えることで、驚天動地な歴史を紡ぐ。更に宣教師目線の当時の人々の生活の様や苦悩が余す事なく記述されている良作。後、純粋無垢で世間知らずなザビエルのキャラ設定はイケてるね~
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面白い時代小説だった。
誰もが知るフランシスコ・ザビエル。
だが、その生涯は、意外と知らないことが多い。
安次郎との出会い、そして日本へ。
彼が日本にもたらしたものは、なんだったのか。
異国で布教するのは、どれほどの困難であったか。
ザビエルの信仰心は、純粋。
だからこそ、他宗教を許さない傲慢さもある。
石見銀山をめぐる攻防も加わり、最後まで楽しめた。
http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-dccf.html -
日本人であることに誇りを覚える。
聖者フランシスコ・ザビエルの知られざる闇。
プロローグと全編の内容の印象の差異が大きかった。 -
ザビエルを可哀そうな一人の人間として描く異色作。ただの信仰馬鹿が災厄も一緒に日本に運んでくるのが面白い。戦国時代中期の世界の中の日本の立ち位置が凄く判る、読み応えあり。
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「小説トリッパー」連載の改題、加筆修正。
フランシスコ・ザビエルの滞日期に、ポルトガルによる
石見銀山占領の動きがあったという物語。
実際にあってもおかしくない話だが、実にリアリティ
に富んだ描き方をしている。
明治43年、作家である私は、インドのゴアに安置され
ているフランシスコ・ザビエルの遺体が20年ぶりに
開帳されると知って出かけ、ザビエルの弟子となった日
本人アンジローの手記「ザビエル神父 真実の記録」の
発見に居合わせ、解読を依頼されて筆写して持ち帰る。
そこに書かれていたのは、ザビエルが日本にもたらした
のは災いだった、という意外な内容だった。
父を殺して薩摩から逃亡した安次郎は、マラッカでザビ
エル神父に出会い、罪の許しを得て弟子となって、日本
宣教に同行する。
当時、世界はスペインとポルトガルが植民地を拡大して、
ローマ法王の裁定により、日本はポルトガルが支配でき
る範囲に含まれていた。
日本の石見銀山の豊富な産出量に注目したポルトガルの
軍人バラッタは、国王に自国の物とすることを進言して
許可と資金を得て日本にやってくる。
バラッタはザビエルをも利用し、石見を領する守護大名
大内氏に接近し、内紛を起こして大内氏を滅ぼし、その
すきに鉱山の採掘権を得るが抵抗されたため、武力で制
圧して要塞を築くためにマラッカから大船団を率いて石
見に向かう。
安次郎は、ザビエルに対し、ポルトガルが他国を侵略し
て、人を殺し財産を奪うのは、キリスト教の教えに反す
るのに、なぜ止めないのかとなじって破門され、シナの
海賊王直の配下となって、バラッタの艦隊に攻撃をかけ
て石見を守った。
日本を去ったザビエルは中国に渡ろうとするが、川上島
で安次郎に看取られて死に、ゴアに運ばれる。安次郎は
遺体について行き、ゴアで死ぬ。
同時期、石見銀山の豊富な産出量に注目したポルトガル
の軍人バラッタ -
限りなく★5つに近い4。山本兼一さんの作品の中ではダントツに面白い。主人公はフランシスコ・ザビエルと、その従者となった安次郎のお話。キリスト教と帝国主義とお金(銀)がテーマで前半から中盤まで一気に読ませる。難点は終盤が少し失速気味だったかな。それにしても、キリスト教に感じていた矛盾に気づかされた。キリシタンは同じキリシタンに対しては博愛精神を持つが、他の宗教は悪魔の信者なので何してもOKルールがある。宗教全般に、そういうご都合主義はあるけど、ちょっと露骨かな。
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