世界経済「大動乱」を生きのびよ 預金蒸発を防ぐマネー術

著者 :
  • 朝日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022509215

作品紹介・あらすじ

「日本国、制御不能」。欧州発世界恐慌は来るか?国債暴落にどう備える?すべての「不安」に答える。

感想・レビュー・書評

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  • "藤巻氏は昔からの円安論者であり、自分もこの意見については同感です。
    内容的には簡単に読めますし、大抵のことは他にも書いてあることですので、流し読みをした感じです。。。
    しかし新しいヒントを今回はもらえました。。。
    ミニ債券先物
    日本国債先ものを売れるのです。。
    これは保険になりますね。皆さんにとっても。。。
    世界経済の不安定化、各国の国債の不安定化。
    日本国債の金利が先々上昇すると考えれば、
    債券先物を売っておくことで、
    もしその通りになれば多額の収益を得られます。
    そうならなければ世界経済は安定しているということですので、
    他の投資が非常に順調になるということですし。。
    保険としては非常に良いものだと思います。。
    これ早速研究します!!"

  • 1

  • 投資

  • モルガン銀行でNo1トレーダーであった著者いわく、日本の財政はもはや如何こう出来るレベルではなく、唯一の解決手段は大きな円安とインフレーションによっての債務削減と輸出企業を中心とした劇的な景気回復によるのみである。そしてそのときに対する手段として、米ドルを中心とした外貨の分散保有を強く推奨している。個人的には現在の金融資産に対する外貨比率を50%まで上げたいと考えているが、米ドルへの懸念も根強くあり、(ユーロは冒険が過ぎるだろう)豪ドルや人民元、その他新興国通貨も含めて考えている。

  • 勉強になった。他のビジネス書と同じく、この本でも英語を勧められるとはっ!

  • 思ってた以上に分かりやすく、初心者でもOKな本だった。お金を増やす話でなく守る話。

    もちろんお金の話が大半だけど、意外にも英語力の話もあり。これも含め"生きのびよ"とのこと。

  • 円の暴落、それに備える資産防衛術
    固定金利での不動産投資
    海外為替(先進国)への投資
    英語の勉強

  • タイトルに惹かれ「衝動読み」した一冊。

    サブで「預金蒸発を防ぐマネー術」とあるが、自身はすでに預金は枯渇し、運用するべき資産があるはずもない状態の身。

    しかし、

    「十分に有り得る未来」に対して、
    それがどのように到来し、
    どのように振舞うべきか、
    あるいは、どのように準備するべきか、

    が、具体的、詳細に書かれている本書。
    現実的過ぎて、つい一気に読まされてしまった。

    まずやるべきは、住宅ローンの固定金利商品への借り換え
    ドル建て外貨投資(MMF)の検討、英語への真剣な取り組み。。

    ん?踊らされてる^^?

  • GDPが480兆円と、米国の1/3しかない日本の借金はすでに944兆円で、もはや米国と同水準。
    圧倒的なアメリカ企業の収益力 収益力の差の最大の原因は円高
    結婚は判断力の欠如、離婚は忍耐力の欠如、再婚は記憶力の欠如
    ギリシャ問題の解決 デフォルト、ユーロからの離脱、国土売却
    中国の労働力が安い、人材が育っているというが、中国の躍進は、まずは為替
    国債の未達が第2の敗戦
    なぜ財政赤字が世界で最悪なのに長期金利が異常に低いか?政府日銀の介入があったから
    資産防衛 分散投資 ドル、英国、スイス、カナダ、オーストラリアの分散 残ったお金をBRICS
    日本がハイパーインフレになるのは不可避 円の銀行預金や現金は最大のリスク資産
    ダウ平均株価 30社
    迷ったらMMF,迷わずMMF
    金はわるくない商品だが、保管に問題
    ハイパーインフレ 不動産を買う方に賛成
    国債暴落に備える商品 ミニ債券先物
    日本は格差はないが、みな平等に貧乏な国になる
    オーストラリア 原発と相続税がない国
    時価会計が徹底すれば、損切りができる
    英語が下手でも話すべき内容があれば、外国でも仕事ができる

  • 11u2

  • 初のフジマキ本読む。フジマキ氏は近いうちに、国債の調達が未達に終わり、日銀の国債引き受け、からのハイパーインフレーションが起きる、と言っている。

  • 国の借金トレンド、復興のための財政支出→財政破綻、増税→円安、インフレ→競争力回復のチャンス という今後の見通しを示す。中味は説得力のあるもの。この中で、米国は現状で競争力を有すとして、ドル資産の保有によるリスク分散を推奨している。さて、企業人としてどういうジャッジをしていくべきか?個人としてどう行動すべきか?ドル資産に換金する手持ち資金がないので考えても仕方ないが・・・

  • コラムが間に挟まれておりわかりやすい

  • 久しぶりに藤巻氏の著書を読んだ。以前はよく手にしていたが、副島隆彦氏がいつもこき下ろしていたのでいつの間にか遠のいてしまった。相変わらずわかりやすい。 書かれているのは緩やかな円安がこの国の回復にはいいということ。近々投資家が日本国債を買わなくなり大暴落し、金利は大幅上昇。900兆以上も抱えた借金をガチャガチャポンにするため、政府はハイパーインフレを起こすことになる。円は大暴落し、円安となるが、これを機会に多くの日本企業は競争力を取り戻す。 そこから日本の復活が始まる。個人は、円安に備えて外貨預金ににげ、金利上昇に備えてローンは変動から固定に変えておく。何度も何度も同じことが繰り返しかかれているので頭にたたきこまれた。ところで副島隆彦氏はなぜ彼をこき下ろしているのか? いつも60円まで為替は上昇するといっていたが、そこが円安推進論者の著者とあわないのか?

  • このあたりで業務上の必要もあり立て続けに日本経済情勢の本を読み漁る。いくつか読んで整理できたが、この本は日本経済ヤバい派だ。
    著者は藤巻健史。弟さんのほうだよね。一橋⇒三井信託⇒MBA⇒モルガンで独立。
    感想。わかりやすい説明。これからレビューを書いていくが、他社が説明しきれない国債暴落の部分を「バブル」と説明するところ、なぜだかこの説明が一番しっくりきたな。ただそれを読んでも私は日本経済大丈夫派だな。
    日本厳しいぞの話は他のものとそんなに変わりない。連載がのっている雑誌の記事を使って振り返るスタイル等で読みやすく感じる。
    <備忘録>
    ・現在の日本国債の人気はバブルだという主張。銀行の余剰資金が云々という話は置いといて、実際のディーラーたちがここまで買いに走り、価格が高騰(利回り低下)となっているのはバブルであって、いつかは価格は下落する。土地の値段が下がらないと思っていたあの時と同じでは?ホントに国債は売られないの?と述べている。
    ・どっちみち日本破たんは避けられず、借金返済のためにお金を刷って、インフレになって、金は返せるけども、インフレのせいでこれまで蓄えた資産の価値が大きく目減りし、その点から国民は結局負担を強いられるがしょうがないみたいな論調。

    そんなとこ。

  • 必ず円安になる!
    外貨資産を持っておきなさい!そうしないとハイパーインフレで大変なことになりますよ。

    他の藤巻さんの本とあまり変わらないなぁ。。。 

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著者プロフィール

1950年、東京生まれ。一橋大学商学部を卒業後、三井信託銀行に入行。80年、行費留学にてMBAを取得(米ノースウエスタン大学大学院・ケロッグスクール)。帰国後、三井信託銀行ロンドン支店勤務を経て、85年、米モルガン銀行(現・JPモルガン・チェース銀行)に入行。東京屈指のディーラーとしての実績を買われ、当時としては東京市場唯一の外銀日本人支店長兼在日代表に抜擢される。同行会長からは「伝説のディーラー」と称された。
2000年、モルガン銀行を退行後、世界的投資家ジョージ・ソロス氏のアドバイザーなどを務めた。1999年より2012年まで一橋大学経済学部で、02年より09年まで早稲田大学大学院商学研究科で非常勤講師を務める。13年から19年までは参議院議員を務めた。2020年に旭日中綬章を受章。日本金融学会所属。現在、㈱フジマキ・ジャパン代表取締役。東洋学園大学理事。

「2022年 『超インフレ時代の「お金の守り方」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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