人生なんてくそくらえ

著者 :
  • 朝日新聞出版
3.21
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本棚登録 : 57
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022509383

作品紹介・あらすじ

一寸先は闇でもあるが、同時に光でもある。闇に放りこまれるか、光を浴びるかは、当人の意志次第だ。人生を他者に委ねるという他律的な生き方のなかで光を得ることは絶対にない。この「やりきれない世」を生き抜くための力とヒントに満ちた、丸山流人生論。

感想・レビュー・書評

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  • 本には多分、出会うべき時と出会わないべき時があって、私は「いま」、この本と出会うべきじゃなかった。
    前向きに夢に燃えている時、それだけの環境がある時に、読むといい本。
    人生はクソみたいなもんだけど、作者のいう「自立」は、前を向けない時には優しくない。
    でも、こーゆー内容で奮い立つ人間もいるのかも。新社会人にはもってこい。あるいは、人生を選ぶ猶予のある人。

  • そうなんだよなぁ
    実に
    そうなんだよなぁ
    何度も
    頷かされる
    当たり前の
    (立場を替えれば)
    刺激的な論理が
    何度も
    繰り出される

    めげそうに
    なってしまっている
    「自分」への
    応援歌として
    読んでしまっている
    自分がいる

  • タイトルが私に訴えかけてきた。

    『好き勝手に生きていい人生だということを
     本当に理解しているのか』

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784022509383

  • 作品には小説『猿の特集』『眠れ、悪しき子よ』、エッセイ『田舎暮らしに殺されない法』などがあり、Twitterなんかでは結構極端な考え方を披露している丸山健二さんの書き下ろし。

    タイトルのインパクト以上に内容もインパクトが強いものだった。
    編集なしの書き下ろしということもあってか、かなり考えながら理解しながら読み進めないと、あれ?さっきと違うことを主張してるんじゃないかとか、言葉使い自体が難しくて、読解力の乏しい自分にはさらっと読める内容ではなかった。

    それでも本書を通じて一貫して主張していることは、何にも縛られることなく自由に生きろ!!というメッセージ!

    こんなにも未熟で肉体も精神も性格も自分で決められるものは何もない、受け継がれた遺伝子によって与えられた命を、こんな不条理な世の中に産み落とされることがまず理不尽であって、神様が人間を作ったというが、もし本当にそうであるなら、もっと完璧な姿で作るはずだ。だから神様なんていない。逆に人間が神を作ったんだ。と熱く力説するところから始まる。
    油断していると、熱さと勢いで文字をひたすら読むだけになってしまうけど、言わんとすることはよくわかった。

    本能や直感に頼って生きることは、人間だけに与えられた能力である考えることや想像を膨らませることを放棄している。それでは動物や昆虫と一緒で、人間として生きているということにはならない。

    それでも、せっかくこの世に生を受けたのだから、自分の隠された能力や宝物をひとつでも発見できたら、これほど素晴らしいことはない。
    人によっては、いくつも能力や宝物を見つけられる人もいる。
    人間として生きるのであれば、何がきっかけになるかはわからないが、よく考え、アンテナを立てて力を発揮できる何かを探そうとする目と心が必要なんだろう。

    『人生なんてくそくらえ!』なんてかすりも思ったことないが、人生を投げ出したり、生に執着するなと主張しているのではない。
    逆に、生まれたからには、人や親にさえ遠慮せず、誰からも影響されず、とにかく自分の生きたいように生きて、自由を貫け!小さくまとまるな!という熱きメッセージが突き刺さる一冊でした。

  • 読むと熱い気持ちがわいてきた。
    でも、親と距離をおくというのは、納得な反面極端すぎるのでは。と思った。

    恋愛においては同意。
    お互いに自立、独立した、甘えすぎない距離感を保つことが大切。

    また、スマホのゲーム、くだらないTV番組などを見る時間をへらし、自分と対話する、生き方について考えるというのは今の時代もこれからもとても大切だと思った。

    難しい漢字がちらほらあり、もっと勉強しないとな。。

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著者プロフィール

丸山 健二(まるやま けんじ)
1943年長野県生まれ。1964年国立仙台電波高等学校卒。
1966年に第23回文学界新人賞を受賞した小説「夏の流れ」が、1967年に第56回芥川龍之介賞を受賞。23歳0カ月での芥川賞最年少受賞記録は2004年に19歳の綿矢りさが受賞するまで破られなかった。男性作家としては最年少受賞者。
1973年に「雨のドラゴン」が第9回谷崎潤一郎賞候補作、1976年に「火山の歌」が第12回谷崎潤一郎賞候補作、1987年に「月に泣く」が第14回川端康成文学賞候補作となる。しかし全て受賞を辞退。
2013年、丸山健二文学賞創設。2015年丸山健二塾を開始。長野県安曇野に移住し、文壇と一線を画した独自の創作活動を続けている。

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