フェルメールへの招待

  • 朝日新聞出版 (2012年2月24日発売)
4.09
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Amazon.co.jp ・本 (96ページ) / ISBN・EAN: 9784022509413

みんなの感想まとめ

フェルメールの作品を深く楽しむことができる本で、特に数少ない彼の絵画についての詳しい解説が魅力です。「真珠の耳飾りの少女」や「真珠の首飾りの女」など、光の魔術師と称されるフェルメールの作品が数多く紹介...

感想・レビュー・書評

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  • ――ついに来た。
    あの“少女”が日本にやってくる。

    その一報を目にした瞬間、胸の奥で何かが“パチン”と弾けた。
    2026年8月21日(金)– 9月27日(日)、中之島美術館。
    『フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展』。
    そして――日時指定チケット発売決定。

    もうこの時点で、私のテンションは通常の生活圏から大きく逸脱し、
    「落ち着け」と言い聞かせても、身体のどこかが勝手に前のめりになる。
    だって、この機会を逃したら、少女には会えない。

    ――その一言を読んだ瞬間、胸の奥がギュッと締めつけられた。
    マウリッツハイス美術館のマルティネ・ゴッセリンク館長が語ったという。

    「この《少女》の旅は、日本の皆さまに彼女を送り届けられる、
    おそらくは最後となるであろう特別な機会です。」

    ……最後。
    “最後”という言葉の破壊力よ。
    ただでさえ高まっていたテンションが、ここにきて一気に臨界点を突破した。
    もう無理。
    落ち着けるわけがない。

    そして、マウリッツハイス所蔵のフェルメール作品3点のうち――
    《真珠の耳飾りの少女》
    《ディアナとニンフたち》
    の2点が来日。

    14年ぶりの少女。
    フェルメール最初期の貴重作ディアナ。
    この2点が揃うだけで、すでに“事件”なのに。

    そこに「最後かもしれない」という言葉が重なる。
    もう、心が持たない。

    “あの瞳”に、二度と出会えないかもしれない。
    そんな特別な展覧会が、ついに動き出したのだ。

    (´ρ`*)コホン
    チケット発売決定日にアップしようと温めていた作品。
    温め過ぎてテンションもヤバイおじさんの話。

    ◆ 《デルフトの眺望》が来ないショックで転げ回る
    しかし、ここでひとつだけ叫ばせてほしい。

    なぜだ!
    なぜ《デルフトの眺望》が来ないんだ!!
    (((°д°)))オ‐マイガ‐

    私がこよなく愛するフェルメール作品のひとつ。
    世界で最も美しい都市風景画。
    フェルメールの魂が宿る、あの静謐な街の光。

    来ない。
    来ないのだ。

    少女とディアナが来るという歓喜の裏で、
    《デルフトの眺望》不在の悲しみが胸をかきむしる。

    でも、来ないものは来ない。
    だからこそ、来てくれる2点を全力で迎えに行くしかない。

    ◆ チケット発売発表――私の中で何かが爆発した
    日時指定チケット。
    当然だ。
    当然すぎる。

    むしろ「日時指定じゃなかったらどうするつもりだったの?」と
    問い詰めたくなるレベルの特別展。

    問題はここからだ。

    - 初日を狙うか
    - 平日の朝の静けさを狙うか
    - 夕方の光の中で少女と向き合うか
    - そもそも複数回行くべきか
    (行くべきだ)

    新幹線に加えて、既に夜行バスも下調べに入っている。
    そんな作戦会議をしているだけで、
    胸がドキドキして、
    指先がそわそわして、
    脳内ではすでに“購入ボタンを押す指”がスタンバイしている。

    完全にフライングである。

    ◆ 『フェルメールへの招待』が、期待をさらに煽る
    朝日新聞出版の『フェルメールへの招待』を読み返すと、
    まるで今回の展覧会の“予告編”のように胸が高鳴る。

    少女の章では、
    ターバンの青、真珠の柔らかな光、
    振り返る瞬間を永遠に閉じ込めた構図が語られ、
    読むほどに“会いたい”気持ちが増幅していく。

    《ディアナとニンフたち》の解説では、
    フェルメールがまだ“フェルメールになる前”の息遣いが伝わり、
    今回の来日がどれほど貴重かを思い知らされる。

    そして、ページをめくるたびに思う。

    「デルフトの眺望も来てくれたら完璧だったのに……!」

    でも、来ない。
    だからこそ、来る2点を全身全霊で迎えに行く。

    ◆ 館長の言葉が胸に刺さる――“最後の旅”かもしれない少女
    ゴッセリンク館長の言葉。

    「おそらくは最後となるであろう特別な機会」

    この一文が、私の心を決定的に揺さぶった。

    少女は世界を旅する絵ではない。
    頻繁に貸し出されるわけでもない。
    むしろ、会える機会は極端に少ない。

    その少女が、
    日本に来る。
    大阪に来る。
    中之島に来る。

    そして、それが“最後かもしれない”。

    この事実だけで、
    日常の景色が少し明るく見える。
    移動の電車の窓から差し込む光でさえ、
    フェルメールの絵の一部のように感じてしまう。

    ◆ 結び:フェルメール展は、もう始まっている
    チケット発売の発表は、
    単なる情報ではない。
    これは“開幕の合図”だ。

    『フェルメールへの招待』を読み返し、
    少女の瞳を思い浮かべ、
    ディアナの静かな世界を想像し、
    そして《デルフトの眺望》の不在に胸をかきむしられながら、
    私はすでにフェルメール展の中にいる。

    いよいよだ。
    少女が来る。
    ディアナが来る。
    そして私は、またフェルメールに心を奪われる。

    発売日まであと少し。
    その日、私はきっと、
    人生で一番真剣に“購入ボタン”を押すだろう。

    ん?
    本書の内容…
    下↓↓↓のあらすじで^^;

    読後評価は☆5.0でいいよね‪‬(៸៸ˆ>⩊<ˆ៸៸)‪


    【ヨハネス・フェルメール】
    17世紀オランダ黄金時代に活躍した画家で、わずか30数点の作品しか残さなかった“光の魔術師”として知られる人物。
    代表作は『真珠の耳飾りの少女』『牛乳を注ぐ女』『デルフトの眺望』など。

    ◆ フェルメールとは
    フェルメール(Johannes Vermeer, 1632–1675)は、オランダ・デルフト生まれのバロック期の画家で、レンブラントやハルスと並ぶ黄金時代の代表的存在とされる。
    生涯のほとんどを故郷デルフトで過ごし、静謐な室内画と、光を巧みに扱った写実的表現を特徴とする。現存作品は32〜37点ほどと非常に少なく、寡作ゆえに1点の価値が極めて高い。

    初期は宗教画を描いたが、1650年代半ばから日常の一場面を切り取る風俗画へと転じた。『真珠の耳飾りの少女』『牛乳を注ぐ女』『窓辺で手紙を読む女』『デルフトの眺望』などが代表作で、いずれも柔らかな自然光・緻密な空間構成・静かな時間の流れが特徴的である。

    晩年は戦争と経済不況で困窮し、43歳で死去。死後は長く忘れられたが、19世紀に再評価され、現在では世界的巨匠として位置づけられている。

    ◆ フェルメールの特徴(深掘り)
    - 光の表現
    北側の窓から差し込む柔らかな光を描き、人物や器物の質感を際立たせた。
    - 緻密な構図
    カメラ・オブスクラ(暗箱)の使用が指摘されるほど、精密な遠近法と空間の静けさがある(推測)。
    - 限られた色彩
    高価なウルトラマリン(ラピスラズリ)を惜しみなく使用し、深い青を生み出した。
    - 寡作
    年に2〜3点しか描かず、現存作は36点前後。

    ◆ 主な代表作
    - 真珠の耳飾りの少女(マウリッツハイス美術館)
    - 牛乳を注ぐ女(アムステルダム国立美術館)
    - デルフトの眺望(マウリッツハイス美術館)
    - 窓辺で手紙を読む女(ドレスデン絵画館)


    【真珠の耳飾りの少女】
    ヨハネス・フェルメールが1665年頃に描いた代表作で、マウリッツハイス美術館(オランダ・ハーグ)が所蔵する“オランダのモナ・リザ”とも呼ばれる名画です。
    少女は実在の人物ではなく、表情や装いで“タイプ”を表す《トローニー》というジャンルに属します。

    ◆ 作品の概要と魅力
    - 制作年:1665年頃
    - 技法:油彩・カンヴァス
    - サイズ:44.5 × 39.0 cm
    - 所蔵:マウリッツハイス美術館(オランダ・ハーグ)

    暗い背景から浮かび上がる少女の顔、
    青いターバンと黄色の衣装、
    そして耳元で光を受けて輝く大きな真珠。

    色彩は青と黄色を中心に極端に絞られ、青には当時非常に高価だったラピスラズリ由来のウルトラマリンが使われています。
    わずかな筆致で描かれた真珠の光沢は、フェルメールの“光の魔術師”としての技量を象徴する部分です。

    ◆ 少女は誰なのか?
    この絵の少女は、特定のモデルではなく、
    理想化された表情と異国風の装いを持つ“トローニー”と呼ばれるジャンルの作品です。
    つまり、肖像画ではなく、
    “こんなタイプの人物”を描いたもの。
    そのため、謎めいた雰囲気がより強調されています。

    ◆ 作品の歴史
    1881年のハーグのオークションで発見されるまで、
    この作品はほとんど知られていませんでした。
    美術収集家デス・トンベが購入し、
    彼の死後にマウリッツハイス美術館へ遺贈され、
    現在の名声へとつながります。

    ◆ 2026年、日本へ“最後の旅”かもしれない来日
    2026年8月21日〜9月27日、
    大阪・中之島美術館で開催される
    《フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展》で、
    この名画が14年ぶりに来日します。

    そして、マウリッツハイス美術館の
    マルティネ・ゴッセリンク館長はこう語っています。

    > 「この《少女》の旅は、日本の皆さまに彼女を送り届けられる、
    > おそらくは最後となるであろう特別な機会です。」


    美術館の改修工事による臨時休館が実現の背景にあり、
    この言葉が示すように、
    “次はないかもしれない”来日となります。

    ◆ まとめ
    - フェルメールの代表作で、世界的に最も愛される名画のひとつ。
    - 少女は実在の人物ではなく、理想化された“トローニー”。
    - 高価なウルトラマリンを用いた青が象徴的。
    - 2026年の来日は“最後の機会”になる可能性が高い。


    【ディアナとニンフたち】
    フェルメール初期の重要作《ディアナとニンフたち》は、1655〜1656年頃に描かれた“唯一の神話画”で、静謐で内省的な雰囲気が特徴です。

    ◆ 作品の概要と魅力
    - 作者:ヨハネス・フェルメール
    - 制作年:1655〜1656年頃
    - 技法:キャンバスに油彩
    - サイズ:約 98.5 × 105 cm
    - 所蔵:マウリッツハイス美術館(デン・ハーグ)

    フェルメールは後年、室内の静かな日常を描く画家として知られますが、この作品は初期に試みた神話画であり、作風確立前の貴重な一枚です。

    ◆ 何が描かれているのか
    中央に座るのは月と狩猟の女神ディアナ。
    - 三日月形の髪飾り
    - 足元の猟犬
    が彼女の象徴です。

    周囲には4人のニンフ(侍女)が描かれ、そのうち1人がディアナの足を洗っています。
    この「足を洗う」という行為は、神話画でありながら宗教画的・日常的な静けさを感じさせ、後のフェルメール作品につながる雰囲気を漂わせます。

    ◆ 作品の特徴と見どころ
    - 静謐で厳粛な空気:誰も視線を交わさず、内省的な雰囲気が漂う。
    - 色彩の美しさ:ディアナのマスタードイエロー、ニンフの赤やピンクの衣服が柔らかく輝く。
    - フェルメール唯一の“生きた動物”(犬)が登場する作品。
    - 修復の歴史:右上の青空は19世紀の加筆で、修復により元の暗い背景に戻された。
    - 右端が約15cm切り取られていることも判明している。

    ◆ なぜ特別な作品なのか
    フェルメールは当時、神話画や宗教画を描きたかった可能性が指摘されています。しかし、17世紀オランダでは市民向けの小型風俗画が求められ、神話画は売れにくい状況でした。
    そのため、この作品はフェルメールが“描きたかった世界”の名残とも考えられています。


    <あらすじ>
    本書『フェルメールへの招待』は、17世紀オランダ絵画を代表する画家ヨハネス・フェルメールの魅力を、作品の鑑賞ポイント・画家の人生・同時代の文化背景という三つの軸から立体的に読み解く構成になっている。冒頭では、フェルメールの代名詞ともいえる名画「真珠の耳飾りの少女」が大きく取り上げられ、少女が肩越しにこちらを振り返る“謎めいたまなざし”の魅力が丁寧に解説される。光の当たり方、ターバンの青の深み、真珠の輝きがどのように画面の静謐さを形づくっているかを、読者が自然に理解できるよう導いていく。

    続く章では、フェルメールの生涯が簡潔かつ要点を押さえて紹介される。生涯に残した作品はわずか37点と少なく、その希少性ゆえに盗難事件や贋作騒動に巻き込まれた歴史にも触れられる。作品数の少なさは、彼がいかに緻密で時間をかけた制作を行っていたかを示すと同時に、現存作の価値をいっそう高めている。

    本書の中心的な魅力は、「フェルメールをどう“見る”か」という鑑賞の手引きが非常に充実している点だ。Google Books の書誌情報によれば、絵のポイントを徹底解説する“パーフェクト鑑賞講座”が設けられ、光の扱い、構図、色彩、人物の配置など、フェルメール作品を語るための5つのキーワードが提示される。さらに、作品を原寸大で再現し、実際のサイズ感を体感しながら鑑賞できる工夫も盛り込まれている。

    また、フェルメールの作品をより深く理解するために、同時代の画家――レンブラント、フランス・ハルス、ライスダールら――の作風や位置づけも紹介される。これにより、フェルメールがオランダ黄金時代の中でどのような独自性を持っていたのかが浮かび上がる。例えば、レンブラントの劇的な明暗法や、ハルスの生き生きとした筆致と比較することで、フェルメールの静謐で内省的な世界がいっそう際立つ構成になっている。

    さらに、フェルメールの全作品を鑑賞するための17の美術館ガイドも収録されており、作品が世界のどこに所蔵されているのか、どのような経緯でそこに収まったのかを知ることができる。読者は“いつか本物を見に行く”という旅のイメージを膨らませながら読み進められる。

    総じて本書は、専門知識がなくてもフェルメールの魅力を“10倍楽しめる”入門書として編集されており、絵画鑑賞の初心者から、フェルメール展に足を運ぶ予定の読者まで幅広く役立つ内容となっている。フェルメールの作品が持つ静かな光、日常の一瞬を永遠に閉じ込めたような時間の止まり方、その背後にある17世紀オランダの豊かな文化と社会――それらを一冊で総合的に理解できる構成が、本書の最大の特徴である。



    本の概要
    17世紀オランダの美術を代表する画家・フェルメールの名作《真珠の耳飾りの少女》の来日が決定した!

    「フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展 17世紀オランダ絵画の名品、奇跡の再来日」
    (2026年8月21日〔金〕~9月27日〔日〕、大阪中之島美術館)。

    専門知識がなくても、
    この1冊でフェルメールが10倍楽しく鑑賞できる
    入門書の決定版!

    ○ パーフェクト鑑賞講座
    ・真珠の耳飾りの女
    ・牛乳を注ぐ女
    ・手紙を読む青衣の女
    ・絵画芸術
    ・真珠の首飾りの女
    ・デルフトの眺望
    ○ フェルメールを語るための5つのキーワード
    ○ 私のフェルメール(中野京子)
    ○ フェルメール30作品誌上ギャラリー
    ○ フェルメールは「小品」の名手
    ○ 37枚目のフェルメール
    ○ フェルメールの時代
    ○ 世紀の贋作事件はいかにして起こったのか?
    ○ 私のフェルメール(三浦奈保子)
    ○ 謎の画家43年の生涯をだどってみよう
    ○ 再現! フェルメールの食卓(林綾乃)
    ○ 再現! フェルメールの部屋(マーレル)
    ○ ちょっと美術史 オランダの同時代の画家たち
    ○ 他国の同時代の巨匠たち
    ○ フェルメール以前・以後の「北方」の画家たち
    ○ フェルメールに出会える全17美術館ガイド

    • NISMOん55さん
      いよいよ本日12時ですね!
      無事みなさんゲット出来ますように(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)
      いよいよ本日12時ですね!
      無事みなさんゲット出来ますように(⁠◕⁠ᴗ⁠◕⁠✿⁠)
      2026/06/01
    • ヒボさん
      みんなで少女の前で集合しましょう♪
      シュウゴウ(*」´□`)」
      みんなで少女の前で集合しましょう♪
      シュウゴウ(*」´□`)」
      2026/06/01
    • NISMOん55さん
      アクセス出来ない!
      とんでもなく集中してるんでしょうね(^_^;)
      粘ろ。。

      そう。少女の前に集合するために!
      アクセス出来ない!
      とんでもなく集中してるんでしょうね(^_^;)
      粘ろ。。

      そう。少女の前に集合するために!
      2026/06/01
  • フェルメール大好き!
    中之島美術館に行く前の予習として!

  • ・フェルメールが生まれた17世紀前半のオランダ(1648年にスペインから独立)は海運国として商工業が発達。ラピスラズリが手に入り、莫大な富を背景に市民階級が風俗画の注文主となった。
    ・プロテスタントの多いオランダでは聖書を読むことが信仰の原点であったことから初等教育が浸透。フェルメールが読み書きのできる女性を描いた背景には当時の識字率の高さがある。
    ・アフガニスタンのラピスラズリ、ベンガルのインディアンイエロー、ペルーのカーマイン。これらは大航海時代の恩恵である。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/57795

    フェルメール作品の見るべきポイントが分かる。
    生涯や食事情などの歴史も知ることができ、写真がたくさん載っているので、見るだけでも楽しい。

  • 大好きなフェルメールに また会える!

     ⇒ URLはこちら https://blog.goo.ne.jp/pasobo-arekore2005/e/12376691368b91c95cd5e5e5f766293d
     『フェルメールの真珠の耳飾りと首飾り』 〜 Myブログ「パそぼのあれこれフリーク:Part2」

    フェルメール 光の王国展 フェルメール・センター銀座 Vermeer Center Ginza 1/20-7/22
    福岡伸一 監修  フェルメール全37点のリ・クリエイト作品を一堂に展示。

    5/5 行きました。よかった!
    2012/5/5「フェルメール光の王国展と銀座歩き」 〜 Myブログ「パそぼのあれこれフリーク:Part2」
     ⇒ https://blog.goo.ne.jp/pasobo-arekore2005/e/11037c7011147832f3d4a168d77dd097


    MIXI知人のブログ → URLはこちら http://bluediary2.jugem.jp/?eid=2786 『『フェルメールへの招待』』 :  弐代目・青い日記帳 2012.02.24 Friday

    この本は、フェルメールの全作品の解説が載っている。
    特に有名な絵は細部にわたって、要点が示されているので、見る時の参考になりそうです。
    その他、フェルメールの時代や 絵に使われた楽器や小道具のことなど、わかりやすい本です。

    2012/6/30 予約 7/5 借りて読み始める。7/10 読み終わる。

    内容と著者は

    内容 :
    画家フェルメールの全37作品を読み解く入門書。
    絵のポイントを徹底解説するパーフェクト鑑賞講座、フェルメールを「語る」ための5つのキーワード、全点踏破のための美術館ガイドなどを掲載。
    額装できるB5判カード付き。

  • 2018年11月18日読了。

  • 昔ギャラリーフェイクという漫画で、フェルメールはよく出てきたので、背景等は何と書く理解していた。

    当時この技術がいかに衝撃的だったのか?裏にどんな意味が隠されているかなど分析されている。

  • フェルメールブルーに憧れて。
    フェルメール展が待ち遠しい♡

  • フェルメールの全37作品についての解説を始め、当時のオランダ文化や、同年代であるレンブラントやフランス・ハリスらとの関係性なども非常にわかりやすく紹介したフェルメール入門本。ためになりますー^^

  • フェルメールの全作品をあらゆる視点から徹底解剖。通り一遍の画一的なアプローチではなくそれぞれの個性に応じた分析が施されている。とくに原寸大で表す一風変わった趣向は間近で現物を鑑賞しているような感動があった。描いた順の大きさ比較も画業の変遷を理解するうえで非常に有益である。このほかデルフトでフェルメールの光を体現できる部屋の紹介など興趣を誘う企画満載となっている。

  • 読みやすくわかりやすい。一部の代表作は原寸大で載せられて細かい光の描写が分かる。
    見所、工夫、アトリビュートの意味、当時の時代背景や世相、謎の多いフェルメールの人生についても触れられている。
    あまり触れられることのない絵画の修復の効果や失敗についても言及。
    あまり美術に造詣がなくても楽しめる一冊。
    各絵のサイズ一覧表がなかなかいいアイディアだと思う。気合の入った絵は大作になるものなのだなあ。
    メーヘレンの贋作にも触れているのだが奇しくも父親が買取その後フェルメールが継いだ宿屋の名前と同じ。

    ベルギーの首都を「アントワープ」と書いてしまってるのが残念(本当はブリュッセル)。

  • フェルメール全37枚を詳しく解説した入門書。入門ならこの本がベストというくらい、情報量も多く、親しみやすい構成。弐代目青い日記帳のたけさんも執筆に携わっており、鑑賞のポイントも詳しく載っていてとても丁寧。 ただ、ノドの部分に絵や線が結構隠れてしまっており、見辛い箇所が多かったのが残念。

  • 入門書たるもの、かくあるべし、ありがたし。
    なぜかはよく解らないけれど魅かれるものあり。その「なぜ」を知りたくなり、まずは入口に辿り着いた状態から始まる。

  • フェルメール全作品を観賞された唯一の知人、中村(Tak)さんが、フェルメール30作品の解説執筆と全体の編集に携わったパーフェクトガイド。
    オールカラーの大判です。

    各作品一枚一枚の絵に矢印を入れて「ここがポイント!」としてさまざまな鑑賞法を教えてくれて、一度に作品のポイントを俯瞰できるようになっており、非常にわかりやすい構成になっています。

    全作品を丁寧に取り上げている本は初めて。
    現存する37点の作品のうち、30点が室内画だそうです。

    青と黄色の組み合わせを好んだ画家で、フェルメール・ブルーと呼ばれる青色は、確かに美しく上品。
    青はラピスラズリからできた高価な絵の具で、普通の色の100倍もの値段がしたとのこと。
    当時、ラピスラズリは純金と同じくらい高価なものだったそうです。
    時間による色の劣化が少ないために、今の時代の私たちも彼の青色を楽しむことができるのです。
    また、彼の絵具には砂が交ぜられていたりもし、かなり絵の具にこだわっていたことがうかがえます。

    当時は東インド会社が海外貿易を独占し、オランダはバブルに湧いていました。
    そのために、希少なラピスラズリを入手できたそうです。
    デルフト焼きもフェルメールブルーを連想させる静かな青色が特徴的。

    また、市民階級の台頭で風俗画がはやり、フェルメールも多数手掛けたという歴史的背景もわかりました。
    作品の背景に地図が描かれているのがあるところに、オランダ印刷業の発達が見て取れます。
    海洋国オランダは地理学が発達していました。
    ちなみに当時の日本は織田信長の時代だったそうです。

    青は、キリスト教圏では聖母マリアの衣装に使われる気高い色ですが、彼は庶民の普段着に使ったのが斬新な試み。
    そのためか、市井の人々を描いていながらも、落ち着いた気品がかもし出されています。

    作品に黄色いマントを羽織った女性が頻出すると思ったら、全部で6点も同じ服の女性が登場するそうです。
    オコジョの毛皮帰りにあしらわれた最高級品で、フェルメールはそのマントを死ぬまで手元に置いていたとのことでした。
    もともと黄色は青の反対色で、彼の作品には色の対比効果がよく見られるそうです。

    フェルメールの作品を見ると、画家本人も物静かな人生を送ったようなイメージを持ちますが、実際の彼の実家は酒場つきの宿屋で、家督を継いだ彼は、宿屋のオヤジだったそう。
    さらに14人の子だくさんで、常に賑やかな環境にいたことがわかりました。

    手紙を読んだり書いたりする女性をモチーフにした作品が多いのは、当時の手紙ブームを反映してのことだそうです。
    下院の発達を背景に、近代郵便制度がヨーロッパではじめに整備され、ラブレターが利用されたため、読み書きができる新しい女性は、フランスやイタリアに比べてオランダで圧倒的に多かったとのこと。
    風俗画家は、そうした社会現象をいち早くとらえたのです。

    逆に、風俗や流行を越えた「真珠の耳飾りの少女」は「オランダのモナ・リザ」と呼ばれると知りました。
    「デルフトの眺望」は、プルーストの『失われた時を求めて』本文中で「世界で最も美しい絵画」と書かれた作品。
    この絵の購入をアムステルダム国立美術館とマウリッツハイス美術館が競い合い、国王が仲裁したという逸話も残っているのだとか。

    フェルメールが最後まで手放さなかった「絵画芸術」は、私も彼の作品の中で一番好きなもの。
    なんとダリもお気に入りだったそうです。
    正反対の作風でも、ファンだったんですね。

    男性のようにも見える女性「眠る女」は、タイトルに「女」と明記されていても、男性っぽく見えます。
    しかし実際には恋に悩む女性を描いているそうです。
    穏やかな真面目なモチーフばかりかと思いきや、誘惑がテーマだったりただならぬ中の三角関係風の絵があったりと、なかなかドキドキするテーマが潜んでいるようです。
    楽器が恋の小道具だとは知りませんでした。

    プロテスタントの国オランダでは偶像崇拝が禁止され、聖母マリア像をおおっぴらに描けなかったということも初めて知りました。
    フェルメールは隠れカソリックだったということも。

    今でこそ大人気の画家ですが、暮らしは決して楽ではなかったようで、彼の死後妻は破産申告をします。
    その後200年間すっかり忘れられていました。 
    フランス美術史家トレ=ビュルガーがフェルメールを再評価し、それを知ったプルースト、ダリ、ゴッホによって、ようやく日の目を浴びることとなったそうです。

    また、盗難に遭いやすいのもフェルメール作品の特徴で、ダブリン郊外のラスボロー・ハウスはかつて個人邸宅だったため、警備の隙を突かれて「手紙を書く貴婦人と召使」は2回盗まれたとのこと。
    2回目に無事戻った時には、もう盗難されないよう、アイルランドナショナルギャラリーに寄贈されたとのことでした。

    また、世紀の贋作者、メーレヘンにも言及されていました。
    ナチスに国宝級の作品を売った罪よりも、贋作を描いたと告白し、そちらの罪を受けることを決心したメーレヘン。
    しかし、詐欺罪という軽い判決だけですみ、「ナチスをだました英雄」と称賛を浴びたというのですから、時の流れは不思議なものです。

    フェルメールの各作品から、印象的なパーツを寄せ集めで描いているメーレヘンの作品もありました。
    それらも贋作ながら、美術館で展示されているそうです。
    オランダの専門家たちが見破れなかった悔恨を忘れないためだとか。臥薪嘗胆ですね。

    全て読みこめば、かなりフェルメール通になれる満足度の高い一冊。
    フェルメール好きの親にも読ませました。
    ただ一つ残念な点をあげるとすれば、メインの執筆者である中村さんの写真が一枚もなかったことでしょうか(!)

  • フェルメールの絵画をすごく詳しく解説しています。特に原寸大の写真は、美しくかつ迫力があります。同時期の他の画家の絵も紹介されていて、初心者にも分かりやすいです。36点のうち数点しか取り上げていないので、ぜひシリーズですべての解説本を出してほしいです。

  • エディション: 単行本
    出版社: 朝日新聞出版
    出版日: 2012/2/24

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