フェルメールへの招待

制作 : 朝日新聞出版 
  • 朝日新聞出版 (2012年2月24日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022509413

作品紹介・あらすじ

絵のポイントを徹底解説パーフェクト鑑賞講座。本物の大きさを体感!原寸大にしてみると。フェルメールを「語る」ための5つのキーワード。32億円で落札された「37枚目」のフェルメール。レンブラント、フランス・ハルス、ライスダール…同時代の画家たち。全点踏破のための17美術館ガイドほか。

フェルメールへの招待の感想・レビュー・書評

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  • フェルメールの全37作品についての解説を始め、当時のオランダ文化や、同年代であるレンブラントやフランス・ハリスらとの関係性なども非常にわかりやすく紹介したフェルメール入門本。ためになりますー^^

  • 2014/02/28完讀

    フェルメール生平1632-1675

    這本書非常淺顯易懂地介紹,算是已經把最基本的基礎知識都已經寫出來了,寫法我也算喜歡(藝術還是要以藝術鑑賞而不是科學解析為主,這是我的堅持),也頗有收穫。

    ・荷蘭歷史:1568開始獨立戰爭,1581獨立宣言,1602成立第一家股份有限公司東印度公司,1609年在平戶開設商館,1648正式被承認獨立。

    ・荷蘭因為是市民社會,喜歡親近易懂的風俗畫(畫當時時代的人的生活),也發展出靜物畫(例如畫海外帶回來的珍奇物品,寶飾品和花)。肖像畫;除了似顔絵,也希望能畫出被畫者的富裕和教養。

    ・手紙ブーム:從西班牙獨立,プロテスタント很多,認為閱讀聖經裡面神的話是信仰的原點,所以初等教育急速滲透。另外,海運發達,也是歐洲第一個整備近代郵政制度的國家,當時情人間常常寫情書。

    ・造船業盛,木材加工技術高,設計簡單,荷蘭木造家具在歐洲相當受歡迎。

    ・印刷業發達,地圖常常被拿來當室內裝飾,女性識字率很高,14~15世紀常常有畫讀信或看書(時禱書)的女性

    ・受惠於大航海時代而入手的顏料(因為航線被西班牙無敵艦隊擋住了,所以荷蘭人就另闢航道,拿下雅加達)

    ・西方以藍色為通常用於聖母衣裳的高雅顏色(金銀等於耶穌),而黃色因為是猶大的衣服,被當作背叛的顏色而不受喜愛,但フェルメール大量使用他最愛的藍色(ウルトラマリンブルー)和補色黃色讓這兩種顏色對話(因為輸入東方的鮮豔布料,17世紀的荷蘭衣服顏色變多了,早期是白頭巾和暗色衣服我特別喜歡他畫黃衣服的女性,例如柏林那幅珍珠項鍊的女性,還有羅浮宮的レースを編む女。真珠の耳飾の少女和牛乳を注ぐ女的用色也很美),讓畫面構成簡單,兩種補色可以互相輝映,整體用色極度地少:「色数を極力少なく抑えて、画面に上品な静けさをもたらそうとした」

    ・インディアンイエロー(愛用的黃色,當時荷、法蘭德斯畫家常用來畫陽光):インドのベンガルの特産で、15世紀ごろからヨーロッパに輸入されはじめた。その原料はマンゴの葉だけを餌として与えられた牝牛の尿を蒸発されて精製したもの。

    ・お気に入りの黄色いマント

    ・構図がシンプルで、服装や小道具を簡素にすることで色彩を明暗が強調され、遠近は光と影で表現されている。

    ・充滿詩情。

    ・對焦和光線的感覺(畫光反射也會用點綴法。另外還有遠近法的一點消失法)。譬如說キダーを弾く女裡面是對焦在畫上,而不是女性。

    ・引き算の美学:例如戴珍珠項鍊的女性,牆壁是大片的空白,當時畫這種「身づくろいの女性」,常常會畫使用人跟小道具或者鏡子,不過他反而都不畫,用這種美學來製造「静で穏やかな空間」

    ・荷蘭因為貿易的關係,大量引入東方的色彩和裝扮(例如真珠の耳飾の少女的頭巾),也可以增加神秘性,表示富足感。地理學者身上穿的那件叫做「ヤポンス・ロック」的日本着物。

    ・修復畫:洗淨(把表面的すす和ほこり弄掉,把保護作品的天然ワニス也除去,事前調查,作科學分析和X光調查,如果不是畫家自己畫的就弄掉)+補彩(把剝落、損傷的部分補彩)+補修(讓畫布不要再變形)。

    ・絵画芸術:歐洲古來把詩人跟音樂家當作藝術家,但只把畫家當作職人,到文藝復興稍有改善,但仍還是有被輕視的傾向。維美爾的藝術家宣言。這一幅藏在維也納,吊燈上還有哈布斯堡王朝的紋章「双頭の鷲」。

    ・光のシャワー:西方繪畫自古以來就用「光」來表現神這個看不見的存在。林布蘭:ダナエ的官能感。荷蘭禁止偶像崇拜,無法光明正大地畫聖母瑪麗亞,所以畫出這些聖潔的女性?

    ・リュート=恋い。當時荷蘭男女都是在教會跟慶典認識,所以必須演奏樂器以便尋覓對象,所以練習樂器是必要的。

    ・三浦奈保子さん:「どれも日常の瞬間を切り取って、それをぎゅっと凝縮したような絵で、崇高で荘厳な感じがします。それでいて温かみがあって。」「絵を見たり、美術館を行ったりするのは、日常の風景の中の非日常の空間に入り込むようなことですね。そこに自分を置くことで、新しい考え方が生まれることもあります。とくにフェルメールの絵を見ていると、いろいろな物語が想像できるので、「私はここに惹かれているんだ」とか、自分を知る手がかりにもなって、新しい自分に出会える。そんな感じです」「絵を見ながら、いろいろな世界が自分の前に迫ってくるといいなと」

    ・21歲登錄聖ルカ組合:成為「親方画家」,可以在自己的作品上簽名,在市區內自由買賣,可以收弟子。

    ・パンプディング(傳統菜單!)

    ・1672路易十四進攻荷蘭,荷蘭與英國戰爭爆發,經濟狀況惡化,晚年負責催收借款的維美爾1675年過世,正好和荷蘭的泡沫榮光時代和衰退期同時。

    ・ランベルト・ファン・メールテン博物館(1樓有重新不治的維美爾房間,建議下午去!)

    其他重要畫家:肖像畫天才フランス・ハルス,以及風景畫家ヤコブ・ファン・ライスダール(將以往只是人物畫和風景畫的脇役變成主角,風景畫因為易懂而引起市民歡迎)

  • フェルメールの全作品をあらゆる視点から徹底解剖。通り一遍の画一的なアプローチではなくそれぞれの個性に応じた分析が施されている。とくに原寸大で表す一風変わった趣向は間近で現物を鑑賞しているような感動があった。描いた順の大きさ比較も画業の変遷を理解するうえで非常に有益である。このほかデルフトでフェルメールの光を体現できる部屋の紹介など興趣を誘う企画満載となっている。

  • 読みやすくわかりやすい。一部の代表作は原寸大で載せられて細かい光の描写が分かる。
    見所、工夫、アトリビュートの意味、当時の時代背景や世相、謎の多いフェルメールの人生についても触れられている。
    あまり触れられることのない絵画の修復の効果や失敗についても言及。
    あまり美術に造詣がなくても楽しめる一冊。
    各絵のサイズ一覧表がなかなかいいアイディアだと思う。気合の入った絵は大作になるものなのだなあ。
    メーヘレンの贋作にも触れているのだが奇しくも父親が買取その後フェルメールが継いだ宿屋の名前と同じ。

    ベルギーの首都を「アントワープ」と書いてしまってるのが残念(本当はブリュッセル)。

  • フェルメール全37枚を詳しく解説した入門書。入門ならこの本がベストというくらい、情報量も多く、親しみやすい構成。弐代目青い日記帳のたけさんも執筆に携わっており、鑑賞のポイントも詳しく載っていてとても丁寧。 ただ、ノドの部分に絵や線が結構隠れてしまっており、見辛い箇所が多かったのが残念。

  • 入門書たるもの、かくあるべし、ありがたし。
    なぜかはよく解らないけれど魅かれるものあり。その「なぜ」を知りたくなり、まずは入口に辿り着いた状態から始まる。

  • フェルメール全作品を観賞された唯一の知人、中村(Tak)さんが、フェルメール30作品の解説執筆と全体の編集に携わったパーフェクトガイド。
    オールカラーの大判です。

    各作品一枚一枚の絵に矢印を入れて「ここがポイント!」としてさまざまな鑑賞法を教えてくれて、一度に作品のポイントを俯瞰できるようになっており、非常にわかりやすい構成になっています。

    全作品を丁寧に取り上げている本は初めて。
    現存する37点の作品のうち、30点が室内画だそうです。

    青と黄色の組み合わせを好んだ画家で、フェルメール・ブルーと呼ばれる青色は、確かに美しく上品。
    青はラピスラズリからできた高価な絵の具で、普通の色の100倍もの値段がしたとのこと。
    当時、ラピスラズリは純金と同じくらい高価なものだったそうです。
    時間による色の劣化が少ないために、今の時代の私たちも彼の青色を楽しむことができるのです。
    また、彼の絵具には砂が交ぜられていたりもし、かなり絵の具にこだわっていたことがうかがえます。

    当時は東インド会社が海外貿易を独占し、オランダはバブルに湧いていました。
    そのために、希少なラピスラズリを入手できたそうです。
    デルフト焼きもフェルメールブルーを連想させる静かな青色が特徴的。

    また、市民階級の台頭で風俗画がはやり、フェルメールも多数手掛けたという歴史的背景もわかりました。
    作品の背景に地図が描かれているのがあるところに、オランダ印刷業の発達が見て取れます。
    海洋国オランダは地理学が発達していました。
    ちなみに当時の日本は織田信長の時代だったそうです。

    青は、キリスト教圏では聖母マリアの衣装に使われる気高い色ですが、彼は庶民の普段着に使ったのが斬新な試み。
    そのためか、市井の人々を描いていながらも、落ち着いた気品がかもし出されています。

    作品に黄色いマントを羽織った女性が頻出すると思ったら、全部で6点も同じ服の女性が登場するそうです。
    オコジョの毛皮帰りにあしらわれた最高級品で、フェルメールはそのマントを死ぬまで手元に置いていたとのことでした。
    もともと黄色は青の反対色で、彼の作品には色の対比効果がよく見られるそうです。

    フェルメールの作品を見ると、画家本人も物静かな人生を送ったようなイメージを持ちますが、実際の彼の実家は酒場つきの宿屋で、家督を継いだ彼は、宿屋のオヤジだったそう。
    さらに14人の子だくさんで、常に賑やかな環境にいたことがわかりました。

    手紙を読んだり書いたりする女性をモチーフにした作品が多いのは、当時の手紙ブームを反映してのことだそうです。
    下院の発達を背景に、近代郵便制度がヨーロッパではじめに整備され、ラブレターが利用されたため、読み書きができる新しい女性は、フランスやイタリアに比べてオランダで圧倒的に多かったとのこと。
    風俗画家は、そうした社会現象をいち早くとらえたのです。

    逆に、風俗や流行を越えた「真珠の耳飾りの少女」は「オランダのモナ・リザ」と呼ばれると知りました。
    「デルフトの眺望」は、プルーストの『失われた時を求めて』本文中で「世界で最も美しい絵画」と書かれた作品。
    この絵の購入をアムステルダム国立美術館とマウリッツハイス美術館が競い合い、国王が仲裁したという逸話も残っているのだとか。

    フェルメールが最後まで手放さなかった「絵画芸術」は、私も彼の作品の中で一番好きなもの。
    なんとダリもお気に入りだったそうです。
    正反対の作風でも、ファンだったんですね。

    男性のようにも見える女性「眠る女」は、タイトルに「女」と明記されていても、男性っぽく見えます。
    しかし実際には恋に悩む女性を描いているそうです。
    穏やかな真面目なモチーフばかりかと思いきや、誘惑がテーマだったりただならぬ中の三角関係風の絵があったりと、なかなかドキドキするテーマが潜んでいるようです。
    楽器が恋の小道具だとは知りませんでした。

    プロテスタントの国オランダでは偶像崇拝が禁止され、聖母マリア像をおおっぴらに描けなかったということも初めて知りました。
    フェルメールは隠れカソリックだったということも。

    今でこそ大人気の画家ですが、暮らしは決して楽ではなかったようで、彼の死後妻は破産申告をします。
    その後200年間すっかり忘れられていました。 
    フランス美術史家トレ=ビュルガーがフェルメールを再評価し、それを知ったプルースト、ダリ、ゴッホによって、ようやく日の目を浴びることとなったそうです。

    また、盗難に遭いやすいのもフェルメール作品の特徴で、ダブリン郊外のラスボロー・ハウスはかつて個人邸宅だったため、警備の隙を突かれて「手紙を書く貴婦人と召使」は2回盗まれたとのこと。
    2回目に無事戻った時には、もう盗難されないよう、アイルランドナショナルギャラリーに寄贈されたとのことでした。

    また、世紀の贋作者、メーレヘンにも言及されていました。
    ナチスに国宝級の作品を売った罪よりも、贋作を描いたと告白し、そちらの罪を受けることを決心したメーレヘン。
    しかし、詐欺罪という軽い判決だけですみ、「ナチスをだました英雄」と称賛を浴びたというのですから、時の流れは不思議なものです。

    フェルメールの各作品から、印象的なパーツを寄せ集めで描いているメーレヘンの作品もありました。
    それらも贋作ながら、美術館で展示されているそうです。
    オランダの専門家たちが見破れなかった悔恨を忘れないためだとか。臥薪嘗胆ですね。

    全て読みこめば、かなりフェルメール通になれる満足度の高い一冊。
    フェルメール好きの親にも読ませました。
    ただ一つ残念な点をあげるとすれば、メインの執筆者である中村さんの写真が一枚もなかったことでしょうか(!)

  • フェルメールの絵画をすごく詳しく解説しています。特に原寸大の写真は、美しくかつ迫力があります。同時期の他の画家の絵も紹介されていて、初心者にも分かりやすいです。36点のうち数点しか取り上げていないので、ぜひシリーズですべての解説本を出してほしいです。

  • エディション: 単行本
    出版社: 朝日新聞出版
    出版日: 2012/2/24

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