- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022509727
感想・レビュー・書評
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小林先生の撮る写真は愛情に溢れていて、動物達がとても可愛く写っている。
動物行動学者としての目線で書かれているが、親のような温かさに溢れているので、実際には会ったことのない登場人物(動物)に私も愛着が湧いてしまう。
先生シリーズに何度も登場したヤギコ、いたか鳥取に遊びに行き会いたいと思っていたのでとても悲しい。
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以前読んだ『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!』がとても面白かったので、他の本も…と思い、読んでみた。
この本では、鳥取環境大学のヤギ部で飼われているヤギが主役だ。
「緑の中に、ヤギが草を食んでいる姿はいいだろうな~」
「皆さんで、大学のキャンパスでヤギを飼ってみてはどうですか?」
そんな小林先生の思いつきから始まったヤギ部。
生後1、2か月ほどの子ヤギから始まったヤギ部は、その後5頭のヤギを飼育することになる。
女王のように君臨するヤギ。脱走するヤギ。駐車場に止まっている車を点検するヤギ…。
「ヤギたちを、家畜としてではなく、ペットとしてでもなく、野生の特性を色濃く残した対象として、動物行動学の視点から描」いている。
残念ながら、5頭のうち2頭はお亡くなりになるのだけれど、特に創部当初からいたヤギ子の死には、小林先生のヤギ子への愛情がひしひしと感じられる。
それにしても、小林先生は本当にヤギをよく観察しているよなぁ。 -
ヤギを飼っている大学でヤギの行動を観察していた教授のエッセイ。ヤギかわいいなあ……先生の目線がヤギ愛に満ち溢れていて、でも観察も怠らない感じが面白かったです。
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表紙のヤギが笑ってるみたいでほんとにかわいい!ヤギも羊も黒目が横になってるせいか今ひとつ何を考えてるのか分からない存在でしたが、出てくるエピソードがどれもほほえましくて、よかったです。 生き物なので当然のことですが、やっぱりいなくなってしまうくだりは泣けました・・。ヤギ、かわいいなあ。
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ちょっとピンボケなんだけど、表紙の笑ってるヤギのかわいさにはやられます。表紙買い(笑)
小林さんの、「先生」シリーズのスピンオフ的なエッセイ。先生と学生たちの関わりの中で、一番重要なヤギ部についてのお話。動物行動学という学問によって、個性を与えられた、先生の書く動物たちは、みんな好きにならずにはいられないのだけど、ヤギの描写はほんとうに飼ってみたいとおもわせるほど魅力的。子供みたいなところのある先生も相変わらずで、ほほえましいです。 -
本屋であまりにも愛らしいヤギの表紙を見た時から
気になっていた1冊。もともと家畜な動物が好きなんですが
(飼うならロバね!)帰りの電車で読み始めて、どんぴしゃ☆
総武線降り損ね三鷹まで乗ってしまったよ(笑)
鳥取にある大学で発足した「ヤギ部」
飼育用の柵から脱走して学内の駐車場の車をチェックする
ヤギの考えは、なんぞや!?
「ことば」では理解しあえない。でも行動から想像し
時には実験し理解することができる。
ヤギと人との「思いあい」がとっても愛おしい本です。 -
自他共に認める山羊好きですw
生きてるやつも食肉も、チーズも♪
将来、トシをとったら山羊を飼う自給自足の生活を夢見てます。
てことで、これを読まないわけにはいかないです。
小林先生はヤギ道では有名な方らしいですが、
私は初めて読ませていただきました。
もう、泣いたり笑ったりニヤッとしたり、ほっこりしたり、
かわいい♪とほくそ笑んでみたり、忙しいです。
大学時代、動物行動学もちょいかじったので、
ソロモンの指環とか超懐かしい例が出てきてそれも嬉しい。
読み終わってますますヤギに対する愛が芽生えました♪
この先生の。科学者なのに軽快で暖かい文章も実にすてきです。
動物好きな方にはぜひお勧め。(*^^)v -
ひさしぶりの小林教授の
動物行動学ものがたり
ひょうひょうとした語り口の中に
しっかりした学問的裏付けがあり
ふーん と 感心させられることしきり
小林先生のような存在が
次の「生き物」を相手とする仕事に
携わる若い人の前にいらっしゃることに
大げさに言えば
日本の「明日」を
感じてしまいます -
こんなに大切にされて大往生したヤギコは幸せだな。一度会ってみたかった。もちろん柵越しに(笑)
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ヤギの行動について詳しく書かれていて、益々ヤギが愛しくなりました。ヤギと著者や学生との関わりも和みます