暗転

著者 : 堂場瞬一
  • 朝日新聞出版 (2012年6月7日発売)
3.07
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  • 本棚登録 :204
  • レビュー :50
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022509802

作品紹介

朝の通勤ラッシュ時に、満員の乗客を乗せた電車が脱線した。偶然、そこに乗り合わせた雑誌編集者の辰巳は、自分の下敷きになった女性の死を目の当たりにする。彼はペンを握るが、凄惨な現場を思い出すたびに身体が震えてくるのだった…。自分自身、そして被害者すべての日常を取り戻すための戦いが、今始まる。

暗転の感想・レビュー・書評

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  • 朝の通勤ラッシュ時、満員の乗客を乗せ、急カーブにさしかかった電車が突如、脱線・転覆した。正にH17年4月に起こった尼崎のJR福知山線脱線事故が頭に浮かびつつ、どんどん引き込まれた。
    被害者でもある雑誌編集者の辰巳は、涼子の死を目の当たりにして凄惨な現場を思い出すたびにペンが握れない。
    警察官の高石、東広鉄道広報部主任の御手洗達によって企業の隠蔽が明らかにされていく様子にドキドキ感はあったものの 終盤があっけなくスッキリ感が物足りなかったかな。
    只、御手洗氏のお母様が良かったかな。

  • とにかく最後の詰めに入ってからがあっさりし過ぎてて残念。

    う~ん、中途半端でした・・・

  • 脱線事故。福知山線をモチーフにしている。
    事故の描写はリアル。怖かった。
    所々関西を揶揄する表現があって気になった。
    「関西はダイヤの少しの遅れも許さない」とか「苦情が多い」とか。
    刑事と記者が、鉄道会社の広報担当を精神的に追い詰めて、内部告発させた。運転手個人の罪として片付けようとした鉄道会社を懲らしめた。
    後日譚として事件解決を語られたので、事故描写との違いに少し興醒めした。

  • 物語の中にも少し出ては来ますが、どうしてもJR西日本の福知山線の事故を連想してしまいます。被害者の婚約者、退職間近の警察官、被害者である雑誌編集者、電鉄会社の広報担当者。それぞれの思いに引き込まれます。ただ、前半の緊迫感に比べると後半は少し残念な気がしてしまいました。

  • 読了。堂場瞬一、暗転。
    ★★★★★
    面白い!事故発生から、1日ごとに別の人物の視点で書かれていて、それぞれの思いが伝わってくる。先を読まずにいられない。オススメです!
    300人以上の死傷者を出す列車転覆事故が発生。
    たまたま、その列車に乗り合わせた雑誌編集記者の辰巳は、助け出される寸前に辰巳の下敷きになっていた女性を助けられなかったことを悔やんでいた。
    搬送された病院にたまたまその女性も入院していることを知った辰巳は、看護師に無理を言って、その女性の部屋に連れて行ってもらう。
    女性は頭を打って意識がなかったが、命には別条はないと聞かされた。
    ところが、容態が急変し、亡くなってしまう。その場所に車椅子で駆けつけた辰巳は、女性の婚約者である滝本が取り乱している姿を見て呆然とする。
    亡くなった女性とは同棲しており、結婚が間近で妊娠していたと医師から告げられ、滝本は二重の悲しみを負う。
    所轄警察の外勤課の警察官、高石は滝本と会い、事故の真相究明をしなくてはと心に誓う。
    一方、鉄道会社の広報部に所属する御手洗は、遺族への謝罪とマスコミ対応に追われ、疲弊していた。
    高石や、辰巳からも事故の真相について聞かれ、会社の公式見解に疑問を持ち始める。
    そしてそのついに真相にたどり着くことに…

  • あらすじ: 朝の通勤ラッシュ時に、満員の乗客を乗せた電車が脱線した。偶然、そこに乗り合わせた雑誌編集者の辰巳は、自分の下敷きになった女性の死を目の当たりにする。彼はペンを握るが、凄惨な現場を思い出すたびに身体が震えてくるのだった…。自分自身、そして被害者すべての日常を取り戻すための戦いが、今始まる。

  • 2015_07_11読

  • 死者80人を数える列車事故。会社側は運転士(死亡)がメールをしていて速度を超過し脱線したと発表する。それに疑問を持った、自らも重傷を負った週刊誌記者、鉄道会社広報部社員、捜査にあたる警察官らの視点で真相に迫る。会社というものは多かれ少なかれ隠蔽体質である。しかし東京電力にしてもそうであるが、あれほどの大災害を引き起こしておきながら、なお上層部を守る為?に必至になっている様(それも実に稚拙な隠蔽)は滑稽ですらある。もっとも当事者にとってはそれでは済まない話なのだが・・・

  • #読了。雑誌記者の辰巳は、朝ラッシュ時の脱線事故に巻き込まれる。真相を隠蔽しようとする会社に対し、捜査に係る警察官、会社の広報職員とともに真実を問う。JR福知山線脱線事故がモデル?

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