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Amazon.co.jp ・本 (96ページ) / ISBN・EAN: 9784022509895
みんなの感想まとめ
震災を背景にした作家二人の往復書簡は、心の奥深くにある言葉にならない感情を呼び起こします。震災の影響を受けた時期に交わされた手紙は、過去の経験や痛みを思い出させるだけでなく、そこから生まれる思索や感受...
感想・レビュー・書評
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東北の震災の年、東京の古井由吉と仙台の佐伯一麦のあいだでやり取りされた手紙。際立ったことが語られているわけではない。でも、今読むと、もう一度心の中の、ことばにならない何かを失いたくないと思う。1995年阪神大震災という、自然の、想像を絶する破壊の、刻み込まれた、経験に戻っていく自分を見つける。
家族を失い、自宅は倒壊した少年や、少女たちが、倒れなかった学校の、薄暗い職員室にやってきて、笑いころげ、経験の奇異を自慢しあうかのようにおしゃべりしていた。そんな顔が浮かんでくる。25年も昔のことだ。
二人の作家が、そんな少年たちの心の奥にあったもののことを語ろうとしている。
誠実な本だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文学
ことば -
震災から1年間という、まだ世の中も人々もショックがおさまらない時期に作家二人がかわした往復書簡。かたや震災、かたや空襲という災いをかいくぐった両者の文面には震災直後の動揺のなか、それでも考察を深めようと努力しているさまが見える。
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<閲覧スタッフより>
「幾多の厄災の中で生きた古人たちの心へ、あらためてつながることが大切」。仙台近郊で被災した佐伯氏。戦災体験を書き続けてきた古井氏。失いかけた言葉を繋ぎ留めておきたいという佐伯氏の希望で実現した二人の作家の往復書簡。
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所在記号:915.6||フル
資料番号:10225400
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「遠くからの声」は未読。
読まねば。
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