往復書簡 言葉の兆し

  • 朝日新聞出版 (2012年7月20日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022509895

作品紹介

仙台近郊で罹災し、被災地から言葉の真空状態を問う佐伯と、震災後の風景から歴史を遡り、文明と言葉の行方を示す古井。東日本大震災の直後から朝日新聞紙上で交わされた言葉をめぐる24通。

往復書簡 言葉の兆しの感想・レビュー・書評

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  • 古井の時間と観念を掴む握力は既に知っていることだったが、佐伯一麦の透徹した目の力にこそ、改めて驚かされた。それならば、佐伯一麦が俳句を引用しつつ起こった震災の影響を見ようとするのは当然のことのように思われる。
    自然現象にとっては千年も一日に等しい、という古井の言葉は、言葉によって世界を把捉してきた作家ならではの重みがある。佐伯一麦もこの偉大な先輩の感覚に影響されながら、丁寧に時間を考えることに繊細さを持っていたように思う。

  • 震災から1年間という、まだ世の中も人々もショックがおさまらない時期に作家二人がかわした往復書簡。かたや震災、かたや空襲という災いをかいくぐった両者の文面には震災直後の動揺のなか、それでも考察を深めようと努力しているさまが見える。

  • <閲覧スタッフより>
    「幾多の厄災の中で生きた古人たちの心へ、あらためてつながることが大切」。仙台近郊で被災した佐伯氏。戦災体験を書き続けてきた古井氏。失いかけた言葉を繋ぎ留めておきたいという佐伯氏の希望で実現した二人の作家の往復書簡。

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    所在記号:915.6||フル
    資料番号:10225400
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  • 東日本大震災から3年たった今日、この本を読むことができたのは何たる偶然。でも文学の人達のお手紙は難しい。でも知ってる人からのお手紙というか、言葉は嬉しいだろう。我らがB’zですら、音楽の力は役に立たないと思ってしまったというもの。時間が経ち、時代が変わり。しかし、地に足をつけて暮らしていきたいと思う。私にとって最初のお手紙といっても過言ではない、かすみちゃんからの手紙はまさにそのことが書かれていたのだ。何たる偶然。必然か。

  • 「遠くからの声」は未読。
    読まねば。

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