花宴

  • 朝日新聞出版 (2012年7月6日発売)
3.50
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022509901

作品紹介

小太刀の名手である紀江は、藤倉勝之進を婿に迎えるが、かつて思いを寄せていた三和十之介への募る思いを消し去ることはできなかった。やがて、父の死をきっかけに夫が自分を避け始めるが、それは自らの業の深さゆえと自分を責めるしかなかった。しかし、ある朝、何者かに斬られ、血まみれとなった勝之進が告げたのは、藩内に蠢く禍々しい策謀の真実だった! 今さらながら夫への献身を誓い、小太刀を手にした紀江だが……。男女の悲哀を描く、感動の時代小説。

花宴の感想・レビュー・書評

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  • 紀江の心が読者をハラハラさせる。感動の結末はあさの時代小説の真骨頂

  • 嵯波藩の勘定奉行・西野家のひとり娘、紀江。穏やかで優しい夫に満足しながらも、家の事情で別れた許婚が忘れられず...。
    恋と剣に翻弄された女の一生を描く時代小説。

    嵯波藩と言えば、『弥勒』シリーズ遠野屋清之介の故郷! 『弥勒』にかかわる人が出てくるかと思ったけど、さすがにそれはなかったみたい(笑)。

    『花宴』はとても読みやすいけど、結末がありきたりで残念。物語の流れがあまりにスムーズなので、ラストまで想像できてしまう。もうひとひねりあったら、心に残るのになぁ。
    あと、毎回思うけど、テーマが短編向き。半分くらいのページ数なら、この結末でもまったく問題ないと思うんだけどな...。

  • 初恋の人とは結ばれずに心の中に初恋の人を想いながら別の人と結婚。ようやく最後に帰る場所は夫の元だと気付くんだけど気付いた時には全て終わってしまう哀しい話。勝之進の人柄が素晴らしい。

  • タイトルが悪い。
    射干玉(ぬばたま)か燕にちなむのが妥当。
    心理描写が過剰で、ストーリーが進まず。

  • せつない。ただせつない。あさのあつこの作品は、緊張感があって大好きですが、だいたいせつなく終わる。哀しさがいいのかも知れない。でも、大好きな弥勒シリーズは、幸せに終わってほしいです。無理かな〜?

  • 28/157

  • L

    たまたま連続で女剣士モノ。
    向こうがうまく転んだ話だっただけに、こちらズーン。勝之進の使い方が勿体無い。
    想いといろんな後悔といろいろ渦巻いております。まぁただチョット綺麗すぎた感もある。

  • ツバメの渡りに自分の人生を重ねつつ、最後は本当の愛に気づいけて良かったが、哀しい結末だ。

  • 江戸時代、侍の家に一人娘として生まれ、男手一つで育てられた娘は、父が持ってきた縁談の相手と手合せを行うことになり、その瞬間恋に落ちる。しかし諸事情により引き裂かれ、別に婿を取ることとなる。優しく物静かな夫。不満はないが主人公は昔の恋の相手を忘れられず揺れる。最後に主人公が選ぶのは・・・。
    個人的には好きなエンディング。

  • あさのさんの時代小説は、期待を裏切らない。
    武士の娘に生まれた紀江の真っ直ぐな生き方と、かつての想い人への未練、妻として、女性として葛藤する思い、大切な人との別れ、紀江という女性の人生がぎゅっと詰まった一冊。
    最期に、旦那様と気持ちが一つになるものの、切なすぎる終わり方。

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