花宴

  • 朝日新聞出版
3.50
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本棚登録 : 241
レビュー : 44
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022509901

作品紹介・あらすじ

小太刀の名手である紀江は、藤倉勝之進を婿に迎えるが、かつて思いを寄せていた三和十之介への募る思いを消し去ることはできなかった。やがて、父の死をきっかけに夫が自分を避け始めるが、それは自らの業の深さゆえと自分を責めるしかなかった。しかし、ある朝、何者かに斬られ、血まみれとなった勝之進が告げたのは、藩内に蠢く禍々しい策謀の真実だった! 今さらながら夫への献身を誓い、小太刀を手にした紀江だが……。男女の悲哀を描く、感動の時代小説。

感想・レビュー・書評

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  • 西野紀江
    父:西野新左衛門(一創流剣士、嵯浪藩勘定奉行)
    母:幾代(紀江8歳の時、病で逝く)
    娘:美紀子(3歳の時、病で逝く)
    夫:勝之進
    元婚約者:三和十之介

  • 燕の描写に寄せた、静かに流れる時の中を生きる女性のお話。結末はひねりがなくほぼ予想通りでしたが、とてもきれいで情感たっぷりの透明な球体のようなお話でした。

  • 紀江の心が読者をハラハラさせる。感動の結末はあさの時代小説の真骨頂

  • 嵯波藩の勘定奉行・西野家のひとり娘、紀江。穏やかで優しい夫に満足しながらも、家の事情で別れた許婚が忘れられず...。
    恋と剣に翻弄された女の一生を描く時代小説。

    嵯波藩と言えば、『弥勒』シリーズ遠野屋清之介の故郷! 『弥勒』にかかわる人が出てくるかと思ったけど、さすがにそれはなかったみたい(笑)。

    『花宴』はとても読みやすいけど、結末がありきたりで残念。物語の流れがあまりにスムーズなので、ラストまで想像できてしまう。もうひとひねりあったら、心に残るのになぁ。
    あと、毎回思うけど、テーマが短編向き。半分くらいのページ数なら、この結末でもまったく問題ないと思うんだけどな...。

  • 初恋の人とは結ばれずに心の中に初恋の人を想いながら別の人と結婚。ようやく最後に帰る場所は夫の元だと気付くんだけど気付いた時には全て終わってしまう哀しい話。勝之進の人柄が素晴らしい。

  • タイトルが悪い。
    射干玉(ぬばたま)か燕にちなむのが妥当。
    心理描写が過剰で、ストーリーが進まず。

  • せつない。ただせつない。あさのあつこの作品は、緊張感があって大好きですが、だいたいせつなく終わる。哀しさがいいのかも知れない。でも、大好きな弥勒シリーズは、幸せに終わってほしいです。無理かな〜?

  • 28/157

  • L

    たまたま連続で女剣士モノ。
    向こうがうまく転んだ話だっただけに、こちらズーン。勝之進の使い方が勿体無い。
    想いといろんな後悔といろいろ渦巻いております。まぁただチョット綺麗すぎた感もある。

  • ツバメの渡りに自分の人生を重ねつつ、最後は本当の愛に気づいけて良かったが、哀しい結末だ。

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プロフィール

あさの あつこ
1954年生まれの小説家、児童文学作家。岡山県英田郡美作町(現:美作市)湯郷出身。幼少の頃から本に親しみ、中学の頃から創作日記をつけはじめ、中学2、3年生の頃から作家を志す。青山学院大学文学部入学後、児童文学サークルに入り活動。卒業後小学校の臨時教諭を2年間務め、結婚。日本同人協会「季節風」同人となり、そこに連載した『ほたる館物語』で作家デビュー。
代表作に、1996年から執筆を続ける『バッテリー』。97年野間児童文芸賞受賞、99年『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、2005年『バッテリー』全6巻で小学館児童出版文化賞をそれぞれ受賞。シリーズ1000万部超の大ベストセラーとなり、映画化・アニメ化された。

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