ふくわらい

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 3094
レビュー : 457
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022509987

感想・レビュー・書評

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  • 最後のストリーキングは何だったのだろう。
    いままでまとっていた殻を破ったということ?
    変な女に変な奴が寄って来て、仲良くなって、ただ、常識的な小暮しずくと仲良くなって、普通に恋をして、めでたしめでたしかと思ったら、なぜ?けは常識的で、白けてしまった。
    マルキドサドは読んで見たくなった。

  • なんのリサーチもせずに図書館に行ったので何を借りるか散々悩んで、顔馴染みの司書さんにオススメ本を尋ねて借りた一冊。
    この作家さんは、司書さんに薦められなかったら、おそらく一生手に取らなかったんじゃないかと思う。
    司書さん曰く、「変な作品だから好き嫌いが分かれると思う」ってことだったけど、確かに、変な作品だった。

    お正月遊びの“ふくわらい”が大好きで、何かに憑かれたようにふくわらい遊びばかりしていた女の子が、その感性のまま大人になり編集者の仕事に就いて、奇人変人な作家や同僚などと関わっていくうちに、少しだけ自分の殻を破るという、ざっくり言うとそういう物語。
    写実的というよりは抽象画っぽい作品で、寓話的。
    だけどファンタジーではない。
    嫌いじゃない。
    展開が気になって、わりと一気に読んだ。
    でも、すごくワクワクするかと言うと、そんなことはない。
    もう一冊くらいはこの作家さんの作品を読んでみようという気になった。

  • う~~ん…
    何て言うか、私にはちょっと…

    西加奈子さんの本は前に「さくら」を読んだけど、目を覆いたくなる程辛い所があって、ものすごく苦しかった覚えがあるけど、この本はそういうんじゃないけど、定にも友達ができたり、いいなと思えるところもあるけど、やっぱり私にはついていけないな。

    好きな人はすごくハマるのかもしれないけど。
    村上春樹が好きな人は西加奈子さんも好きなのかな?
    って気がちょっとした。
    全然違うかもしれないけど。
    どちらも悪くないけど、私はその良さをわからないという点が同じで。

  • 既読。以前より没入して読むことができなかった。
    こちらの都合で、同じ小説が面白かったり、そうでもなかったりする。

  • 2016.12.15読了
    まだ出会えない…(図書館)

  • ★★極端に特殊な人の話。定さんはいい人なんだと思う。会話が丁寧、聞き上手。人の力になれる人は、いい人。定さんと同じように本の中で人の顔を動かしてみていた。

  • なんだか西加奈子作品の超個性派登場人物に私はついていけてない気がします。文章は読みやすいですが、登場人物に共感というところまではなかなか進めず、一気に読めない。定の純粋さ、あるがままに人を受け止める度量はすごい。でも、守口廃尊の言うように選ばれた天才じゃないかな、と私も思う。様々なことにたじろがず、やるべきことをこなせる処理能力、人の目を気にせず、やりたいことをやり通す意志の力、ただ者ではありません。文章が出来上がる瞬間とか顔の出来上がる瞬間とか、その人をその人たらしめる一瞬なんてものがあるのでしょうか。凡人の私にはわかりません。でも、キリコにしても定にしても、彼女を無条件に愛してくれる家族や悦子(テエ)の存在は大きいと思う。
    守口が言うように人はもっとジタバタ生きるのだと思う。でも、守口さん、あなたもただ者ではない。おびえや恐怖を糧に生きる。体も言葉も好き、生きるのが終わるまで好きなことをする。うーん、そうして生きられたらどんなにかいいだろう。
    私はきれいではないけれど、小暮しずくにせめてなりたい。 2015.8.15読了。

  • 最初から最後まで微妙(;´Д`)主人公が特殊なのが共感できない

  • これは西加奈子ワールドでは済ませられない、相当キツいものを感じました。直近で読んだ「ジェノサイド」より胸の悪くなりそうな表現が特に前半詰まっていて、読了するのを諦めようかと何度か思いました。気分を変えるべく、日常を合間に挟みながら何とか読み進めて行くとラスト60頁くらいはなぜか泣けて・・・。西さんの真意は絶対分からないけれど、ふくわらい、に没頭する定はそれ以上に身体を求めていたんじゃないかと。温もりというか。もちろん私の偏った考えですが。我が子にその名を付ける父の感性はどうしたって理解できませんが。

  • この感覚にイマイチついていけなかった。こういうの好きな人は好きなんだろうな。

著者プロフィール

西加奈子(にし かなこ)
1977年、イランのテヘラン生まれ。エジプトのカイロ、大阪府堺市で育つ。関西大学法学部卒業。雑誌「ぴあ」のライターを経て、2004年『あおい』でデビュー。
2007年『通天閣』で織田作之助賞大賞、2011年咲くやこの花賞、2013年『ふくわらい』で第1回河合隼雄物語賞、2015年『サラバ!』で第152回直木三十五賞を受賞。
その他代表作として、宮崎あおい・向井理出演で映画化された絵本『きいろいゾウ』、同じく映画化された『円卓』、20万部を超えるベストセラー『さくら』、本屋大賞ノミネート作『i』など。2020年初夏、『さくら』が映画化決定。プロレス好きとして知られる。お気に入りの本は『アントニオ猪木詩集』。

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