宿神 第二巻

著者 :
  • 朝日新聞出版
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本棚登録 : 128
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784022510037

作品紹介・あらすじ

「義清様、この地は、古来この日本の大神域にござります。太き龍脈自在に走り、地の滋味もひと際深うござります。宿の神が集うこと、他の地とは比べものになりませぬ-」熊野道最大の難所・妙法山にて、義清は再びあれと出くわした。呼び出していたのは申と鰍であった。やがて都に戻った義清は禁断の一夜を過ごした待賢門院璋子に再会を果たすが、璋子は病んでいた-。義清は鳥羽上皇の御前にて歌を披露したことでその深奥さに魅了され、ついに出家の道を歩み始め西行と名乗る-恋は人をもののけにする。著者渾身の大河伝奇絵巻、怒涛の第二巻。

感想・レビュー・書評

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  • 和歌山、紀の川からスタートしてとても嬉しい巻。宿神について、義清の恋の行方、障子激情の10歌、そして出家。待賢門院璋子逝く。面白さ加速してきた。

  • (図)

  •  清盛と義清の物語かと思っていたら、義清の物語だったことがわかった。
     この巻で西行になる。
     他の人には見えない不思議な物の正体にもかなり迫ってきているなぁと思いました。

  • 佐藤義清が出家して西行となるいきさつを中心に、義清の待賢門院璋子への報われぬ思いを描いている。

    義清の思いは、御所の障子に歌を書きいれた時点で頂点に達し、その有様は鬼気迫るものだった。

    一人の女性をここまで思うことができるということが、義清ならではのことなのか、あるいは、常人に感じ取れないものを見ることのできる者同士の共感ゆえということなのだろうか。

  • どうも、西行というと70歳を過ぎ、花と月をじっと眺めている姿を連想してしまうのですが、あるいは、銀の猫を道端で遊んでいる子供へプイッとくれてしまう姿を想像してしまうのですが、彼だった若い頃があったのだと、当然のことなのだけれど、熱い心と肉を血をもっていたのだと、気づかされました。
    作者の、男二人で酒を酌み交わすシーンは、もうお決まりといってもいいほど絵になるものがあるのですが、陰陽師を彷彿させつつ、北面の武士と元北面の武士のシーンもなかなか良いものです。
    これは、すぐに3巻に進まねば。
    今巻末のシーンはなぜかデジャヴュ感があったのは、自分でもよくわからない。
    これは星5つです。

  • なんか中だるみの巻だったな

  • ついに出家!!

  • 西行の出家、それに至るまでの心の動きがここまで描かれれば、きっと大河ドラマも低視聴率にならずに済んだのにと思わずにいられない。そして、西行と文覚の生みの親との問答と、宿の神についての問答、これが日本の精神なんだろうなぁと思ったりする。それにしても、西行が描いたという書画を猛烈に見たくなった、どこかに残ってるんだろうなぁ

  • 佐藤清は出家して西行と名のる。文覚。仏教。
    権力を望む清盛とは別の道を歩き出す。
    漢(おとこ)同士の絆は強い。
    女院との別れが哀しい。

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著者プロフィール

1951年、小田原生まれ。「上弦の月を喰べる獅子」で第10回日本SF大賞を受賞、「神々の山嶺」で第11回柴田練三郎賞を受賞。平成11年4月朝日新聞に「陰陽師(おんみょうじ)」を連載、陰陽道ブームの火付け役となる。著書に「魔獣狩り」シリーズ、「闇狩り師」シリーズなど。

「2018年 『バロルの晩餐会 ハロウィンと五つの謎々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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